ズッキーニ　いろいろな種類とおいしい食べ方

イタリアでも一番一般的なタイプがこれ。

炒めもの、ミネストローネ、フリット、カポナータなど様々な使いかたが出来る万能選手。また生でサラダにも出来ます。

上の深緑色のタイプに次いで一般的なのがこれ。深緑色のタイプに比べるとカリッとした食感が特徴。味も深緑のタイプに比べてやや甘味が強いです。中部から南イタリアでよく見かけるタイプで縞模様のあるズッキーニ・ロマネスコが代表的な品種。これも生でサラダにしても美味しいです。

ころんとした形状が可愛い丸ズッキーニ。中をくり抜いて詰め物をして調理するのに最適なタイプ。また、そのままスライスしてグリルパン等で焼いても美味しいです。

丸ズッキーニにも深緑色や黄緑色のタイプがありますが、一般的に黄緑色の方が甘味が強くなります。

リグーリア州のズッキーニ。成長すると細長くて下が膨らんだ形のかぼちゃになります。その名の通り、トロンボーン（トランペット）のような見た目が特徴。他のズッキーニに比べてカリッとした食感がよく、炒め物にも最適です。ほんの少しナッツのような味わいがあり甘味が強いです。

シチリアやプーリアの一部のみで見られる珍しいズッキーニ。名前の通り、１ｍ以上の長い形状が特徴。冬瓜のような味と食感で主にミネストラにして食されます。

文字通り、ズッキーニの花のこと。中にモッツアレラチーズとアンチョビを詰めてフリットにするのがイタリアで定番の食べ方。その他の花ズッキーニのレシピは花ズッキーニのページにあります。

イタリアでもかなり珍しい品種のズッキーニ。スピノーザとは “トゲトゲしている” と言う意味で、その名のとおり全体を覆うトゲが特徴。中南米が原産でイタリアでは南イタリア以外ではほとんど見かけません。またチャヨーテ（chayote）という名前で呼ばれます。

名前にズッキーニとついていますが味はジャガイモに近く、オーブンでローストしたり、フリットにしたりするのが一般的な食べ方。生でも食べられます。通常のズッキーニと異なり、皮を剥いて、中央部分のタネを取り除いてから調理します。

焼きズッキーニ
ズッキーニの一番シンプルで簡単な食べ方。普通の深緑のタイプのズッキーニや丸ズッキーニが向いています。イタリアではメイン料理の付け合わせとしてよく食べられる定番中の定番。

海老とズッキーニのガーリック炒め　ルッコラ乗せ 

海老とズッキーニは好相性の組み合わせ。最後に加えるルッコラの辛味と香りがアクセントに。白ご飯のおかずにもなりますよ！

ズッキーニと牛ミンチのパスタ
いろいろなタイプのズッキーニで作れるとっても美味しいパスタです。

ズッキーニのオイル漬け
夏野菜のズッキーニ、こうしてオイル漬けにしておけば秋冬も楽しめます。肉料理の付け合わせやちょっとした前菜などにも使える美味しい保存食です。

生ズッキーニのサラダ
ズッキーニって生で食べても美味しいんですよ。薄くスライスして和えるだけの簡単サラダ。カリッとした食感が美味しいロマネスコ種などがおすすめ。

ズッキーニのキッシュ
市販のパイシートを使った簡単キッシュ。子供のおやつやパーティーでの一品にピッタリ。

ズッキーニとペコリーノクリームのコンキリエ
ズッキーニの甘味があるペーストにペコリーノ・ロマーノというチーズでアクセントを加えたクリームをパスタに和えた一品。こういうシンプルなソースに合わせるのは最近イタリアで広まって来た全粒粉などの黒っぽいパスタが美味しいですよ。

ズッキーニ・ボート　

くり抜いたズッキーニに牛ミンチの詰め物をしてオーブンで焼き上げたイタリアの定番家庭料理。ズッキーニをこんがり焼き上げるコツもレシピの中で紹介しています。

ズッキーニとツナ缶のパンケーキ・サラート
ズッキーニとツナ缶というお手軽な材料を使ったパンケーキ。
手軽に作れておかずにもおやつにも、ワインのあてにもピッタリなとっても簡単で美味しい一皿。

丸ズッキーニのリピエノ
丸ズッキーニを使った見た目もオシャレでかわいいリピエノ。丸ズッキーニが手に入ったら是非これを試して欲しい。

ククッツァ・ロンガのミネストラ
シチリアのロングズッキーニを使ったミネストラ。独特の食感と味が美味しい一皿。もちろんその他のズッキーニを使ってもOK。

花ズッキーニのフリット
花ズッキーニの一番定番で美味しい食べ方。揚げたての花ズッキーニの中からとろける出るチーズが絶品。