パン・デイ・モルティ(死者のパン-ミラノのハロウィン期のお菓子)

pan dei morti 死者のパン

イタリア各地域に、そして季節ごとに作られる様々な イタリア郷土菓子。 今日のレシピは北イタリアのミラノで、“ある季節” になると街のあちこちで見られるお菓子を紹介します。 パン・デイ・モルティ(死者のパン)とは? “死者のパン” と、ちょっと恐ろしい名前のこのお菓子。 イタリア語でパン・デイ・モルティ(pan dei morti)と呼ばれるこのドルチェは北イタリアのミラノ周辺で ハロウィンシーズンによく食べられる伝統的なクッキーのこと。 …

カボチャの簡単リメイクケーキ torta di zucca

泡立てない簡単かぼちゃケーキ

ぐるぐる混ぜるだけの簡単ケーキが今日のおやつ。 マッシュしたかぼちゃとバターを混ぜて材料をどんどんと加えて焼くだけの簡単で素朴なケーキ。 カボチャの煮物などが残っている翌日に作ると本当に簡単に作れてしまう。 バターよりもかぼちゃの分量が多いので、 “かぼちゃのバターケーキ” というよりも、 カボチャのピュレをケーキにした感じ(笑) 誰かにプレゼントするにはちょっと大ざっぱ過ぎるケーキだけれど、家族や急な来訪の友人に出すと 「美味しい!」 と意外と好評な家庭の味。 …

involtini di patate dolci e pancetta さつまいものベーコン巻き

さつま芋のベーコン巻き

日本で甘いお芋と言えばさつまいも。 イタリアにもさつま芋の甘い芋はあるんだけれど、イタリアで見かけるのは日本のものとちょっと違う。見た目は日本のさつま芋ととてもよく似ているけれど切ってみると中は鮮やかなオレンジ色。 味も香りはさつま芋だけれど、味はさつま芋とかぼちゃの中間のような感じ。さつま芋よりもホクホク感が少ないのでこのタイプの芋はオーブンでローストすると美味しいんですよ。 このイタリア版さつま芋を使って作ったみた今日の一皿は“ベーコン巻き”。 生ハムでもチーズでも塩味×甘味というのはやっぱり美味しい組み合わせ。 作り方はとても簡単でオーブンでスティック状にした芋を先に軽く焼き、ベーコンで巻いて再度オーブンで仕上げ焼きするだけ。アルミホイルなどで焦げないようにすればトースターでも気軽に作れますよ。 日本のさつま芋でももちろんいいし、スライスしたかぼちゃでもいいと思います。   仕上げにさっとバルサミコソースをかけたら、  ちょっとオシャレな前菜の出来上がり! …

ラグーソースのトスカーナ風タリアテッレ レシピ

【本場イタリア式】 トスカーナ風ラグーソースのタリアテッレ

日本でも “イタリアのパスタ料理” と言うと このラグーソースのパスタを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? ラグーソースについて、本場イタリアより解説したいと思います。 ラグーソースとは? イタリア家庭料理の代表格ともいえるのがラグーソース。ラグー(ragù)とは“肉や野菜などを小さく切って煮込んだ料理”、という意味のフランス語 (ragoût) 由来の言葉。牛肉とパンチェッタ(イタリアの豚バラやベーコン)やサルシッチャと呼ばれるイタリアのソーセージなどを煮込んだソースのことで、イタリアでは地域によって、また家庭によって様々なタイプのラグーがあります。 イタリアの家庭でのラグーソースの存在とは? 余談ですが、ラグーソースのパスタと言えばイタリアでは典型的なドメニカ・プランツォ(domenica …

goya chips ゴーヤリング

ゴーヤリング

ゴーヤを使ったお手軽な一品、ゴーヤリング。 薄くスライスしたゴーヤを塩と砂糖で揉んで苦みを和らげたら、片栗粉(もしくは小麦粉)をまぶして揚げるだけ。と作り方はとっても簡単。 このゴーヤリング、ビールのおつまみに最高です。 ゴーヤと言えばインド〜東南アジア、中南米の野菜だけれど、このゴーヤリングは意外と白ワインにもピッタリ。 ワインでゴーヤ、こんな組み合わせもたまにはいいですね。 ゴーヤリングの作り方 材料 (2人分) 作り方

焼き茄子の中華風サラダ

茄子のピリ辛ポン酢かけ

さっぱりと食べれる茄子のポン酢ソースが本日の一皿。 使う茄子は米ナスのような大きい茄子を分厚くカットすると食べ応えがあってがお勧めだけれど、もちろん普通の長茄子でも大丈夫。 ちょっとしたコツとしては茄子を揚げ焼きした後に少量の水を加えて蒸し焼きすることで茄子がトロトロに美味しく仕上がります。 このサラダ、焼き立て熱々のナスにソースをかけて食べてもいいし、冷蔵庫でよく冷やして食べてもどちらの食べ方も美味しいですよ。 作り方はとっても簡単でフライパンで揚げ焼きしたナスにトマトとキュウリで作ったソースをかけるだけ。 材料もシンプルだし、トロリとした茄子とピリ辛ポン酢ソースがとてもよくあって食欲のない暑い日でもお箸の進む一皿。   冷蔵庫にあるもので簡単に出来て、とっても美味しいこのサラダ。 茄子料理のレパートリーの一つにいかがでしょうか?   …

ズッキーニ・スティック bastoncini di zucchine al forno

ズッキーニスティック

ズッキーニで作る簡単で美味しい一品、ズッキーニスティック。 作り方は至って簡単でスティック状に切ったズッキーニにパン粉をまぶしてオーブンで焼くだけ。 ちょっとしたコツとしては切った後のズッキーニに塩をまぶしておいて置き、ズッキーニの水分を軽く抜いてから焼くと味がぎゅっとコンパクトになり美味しくなります。 サイドディッシュやワインのあてにもピッタリなこの一皿。 ズッキーニのレシピのひとつにいかがでしょうか? ズッキーニスティックの作り方 材料 (4人分) 作り方

liquore di susine selvatiche 手作りプラム酒

手作りプラム酒

イタリアでのスタンダードの果実酒の作り方で作ってみたこのプラム酒(すもも酒)。 日本の代表的な果実酒である梅酒と作り方の大きな違いは、 ということ。 純アルコールで最初に漬け込むことで果実の香りと味が短期間でアルコールに移るという特徴があります。 ちなみにイタリアではリキュール売り場でこの純アルコール(ぶどうなどの蒸留酒)が普通に手に入るのだけれど、氷砂糖というものは無いんです。 もちろんプラム意外のフルーツでも作れるし、イタリアのリキュールで有名なリモンチェッロ(レモンのお酒)も細かな分量の差こそあれ大抵このやり方。 お国が変われば果実酒の作り方も変わる。 イタリアのリキュールってこんな作り方なんですよ。 手作りプラム酒の作り方 材料 …

peperoncini ripieni パプリカとツナのリピエノ

丸パプリカとツナのリピエノ

今日はちょっと珍しいパプリカのご紹介。 見た目はミニトマトのようなこのパプリカはイタリア半島、ブーツのつま先カラブリア州のパプリカ。 このパプリカは水分が少なく実がぎゅっとしまっているので加熱後も形が崩れにくいのが特徴。なのでこういった詰め物をする料理(イタリア語でリピエノ)にはもってこいな品種です。 今回使ったのこのパプリカは少し辛みのあるタイプで、さっと茹でてからこうして詰め物をして前菜のように食べるのが美味しいんですよ。 詰め物はツナマヨだけだと少し味がぼやけるので、今回はケイパーとアンチョビをアクセントに。またイタリアではこうして詰め物をした小さなパプリカをオイル漬けにして保存食にしたりもします。※オイル漬けにする場合はマヨネーズ無しにして下さい。   日本ではなかなかお目にかかれないこのパプリカ。 イタリアではこんな食べ方をするんですよ。   材料 …

スリランカ風ココナッツカレー

家庭で簡単に作れて本当に美味しいココナッツカレーがこれ。 これはミラノで人気のスリランカ人のシェフWicky Priyanのマンマが作っていたというカレーのレシピを参考にして作った一皿。 タイトルにスリランカ風としたのも彼への(彼のマンマ)へのオマージュから。 どんな点を注意しながらつくるのか?次から解説していきますね。 ココナッツカレーを美味しく作るコツ さて、彼のレシピから参考にした点は という2点。 鶏肉を先にマリネしておくことで火を通すのは短時間でも味の馴染んだ美味しいカレーとなります。そして鶏肉はやはり骨付きの方が旨みがより出るのでおすすめ。 これは私も作ってみて …

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