ボラージネ(borragine)とは日本語でボリジ、ルリジサと呼ばれるハーブの一種。 イタリアの野原にはよく生えているハーブの一種でたまにメルカートで野菜として売られていたりもする食材です。 葉には細かなトゲがあり、ほんのりとキュウリのような香りがするのが特徴。スカイブルーの可愛らしい花は砂糖漬けにしてお菓子の飾りにも使われたりするんですよ。 この野性味あふれるボラージネで作るのはリグーリアの郷土料理として知られるボラージネのラビオリ。 ラビオリの具材にはプロシュットクルード(生ハム)を入れるレシピもあるけれど今回はボラージネの香りを生かしたかったのでシンプルにボラージネとリコッタ、ペコリーノチーズを合わせたものに。 そしてラビオリにかけるソースはバター、セージ、クルミの定番ソース。 トスカーナやシチリア料理ほど有名ではないので、リグーリア料理と聞いても思いつくのはジェノベーゼソースとフォッカッチャ程度でピンと来ない方も多いかもしれない。 …
ボラージネ(ボリジ)のリグーリア風ラビオリ
