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焼き茄子のイタリアンサラダ

焼き茄子のサラダ

夏になると日本の食卓によく登場する焼き茄子。 今日の一皿はこの焼き茄子をちょっとオシャレにアレンジした焼き茄子のイタリアンサラダ。 焼き茄子にサバ缶(シンプルな水煮や燻製タイプ)、キュウリにトマトでトッピングをしたとっても夏らしい一品です。 仕上げの香りづけにはナスと相性のいいミントを刻んで加えると、彩も香りもとっても爽やかなサラダの出来上がり。 ちょっとしたポイントとしては、焼き茄子から出る水分は旨味や香りが詰まっているのでそのまま使うのがお勧め。 よく冷やしたこのサラダに、キリリと冷えたプロセッコでアペリティフやおもてなしの前菜にもなる。 いつもの焼き茄子をちょっとおしゃれに。 こんなイタリアンサラダというのはいかがでしょうか? 材料 (2-4人分) …

鯖缶とひよこ豆とミントのサラダ insalata di sgombro ceci e menta

鯖缶とひよこ豆とミントの簡単サラダ

あっという間に出来ておまけに火も使わないとっても簡単な鯖缶とひよこ豆のサラダ。 ひよこ豆は水煮缶を使えば簡単だし、あと一品欲しい時にもさっと作れちゃうのも嬉しい一品です。 鯖の匂いけしと香りづけに加えるのはミント。あとはみじん切りにした紫玉ねぎとオリーブオイル、レモン汁で和えたら完成。 白ご飯に合うようにしたければ、ミントの変わりにオレガノ、もしくは小口葱を加えてちょっとお醤油を垂らしても美味しいですよ。   だんだんと火を使うのが億劫になってくるこの季節。 ちゃちゃっと作ったら、よく冷えた白ワインとどうぞ!   鯖缶とひよこ豆とミントの簡単サラダの作り方 材料 …

minestra di cucuzza

ククッツァ・ロンガ(ロングズッキーニ)のミネストラ

今日の主役はシチリアのズッキーニ、ククッツァ・ロンガ (cucuzza longa)。 ズッキーニと言っても普通のズッキーニを想像してはいけない。 ズッキーニ・ルンガ(ロングズッキーニ)とも呼ばれるように、その長さはなんと1mを超えるものもある特大サイズのズッキーニ。 シチリア、特にパレルモ周辺や南イタリアでのみ見られ、中部、北イタリアではこのズッキーニのことを知っている人はほとんどいないイタリアでも珍しい野菜です。 味も食感も普通のズッキーニと少し異なり、ほんの少し冬瓜のような味がします。 このククッツァの一番スタンダードな食べ方はトマトやジャガイモ等と煮込んだミネストラ。 ククッツァの食べ方は中心部を取り除いて適当な大きさに切ってから調理をする。 先端の細い部分でとくに中心部のワタや種が気にならなければ取り除かなくてもOK。 …

花ズッキーニのフリット

花ズッキーニのフリット

イタリアのメルカートで春から夏にかけて出回る花ズッキーニ。 今日の前菜はこの花ズッキーニのイタリアでの一番の定番料理、フリット。 フリットと言ってもそのまま揚げるのではなくて、花の中にモッツアレラチーズとアンチョビを詰めるのがイタリア流で、揚げたて熱々の花ズッキーニの中から溶け出すモッツアレラにアンチョビの塩味のハーモニーがたまらなく美味しい一品です。 花ズッキーニはとてもデリケートな食材なので少し下処理には注意が必要だけど、春~夏のこの時期にイタリア人がこぞって作る、イタリアでもみんな大好きな一皿なんですよ。 花ズッキーニのフリットを美味しく作るポイント さてこのフリット、揚げ物なので衣をつけて揚げればいいだけなんだけれど、美味しく仕上げるコツは以下の3点。 まず1のモッツァレラの水切りについて。モッツァレラはフレッシュチーズの中でも特に水分を多く含むチーズ。これをひと口大ほどにカットして花に詰めるわけだけれど、そのまま詰めると少し水っぽく仕上がってしまうし、油に水分が溶け出すとひどい油跳ねとなってしまいます。そこでモッツァレラをカットして常温でそのまま15-30分ほどキッチンペーパーを敷いたお皿等に入れて置いておき、モッツァレラの水分を抜くのが美味しく仕上げるポイント。 2の衣はシンプルに小麦粉、塩、水の3点のみ。そして花ズッキーニのフリットの場合、天ぷらよりも少し重めの衣にするといいかと思います。具体的には小麦粉1に対して水1.2~1.5くらいの割合。この割合が経験上、しっかりと衣が素材についてサックリと仕上がります。また衣を溶く水をよく冷えた炭酸水にすると更にサクサク感がUPするので手元にあるならば試してみて下さい。 そして3の揚げ油の温度。これは天ぷらにも言えることだけれど、油の温度が低いと仕上がりはべチャっと重たくなってしまいます。またこの花ズッキーニのフリット場合、温度が低い油に入れると揚げてる途中に花が開いて中のモッツァレラが溶け出し、ひどい油はねとなってしまうのでこの温度には少し注意が必要。衣を油に数滴落とし、すぐに浮き上がってくる温度になるまでしっかりと油を加熱してください。 以上の点に注意するだけで、抜群に美味しいフリットが出来るので後は揚げたてを口に放り込むだけ。 …

茄子のパルミジャーナ parimigiana di melanzane

茄子のパルミジャーナ

イタリア家庭料理の定番中の定番、茄子のパルミジャーナ。 このとっても美味しい料理について、本場イタリアより解説したいと思います。 茄子のパルミジャーナとは? 茄子のパルミジャーナ(parmigiana di melanzane)とは薄切りにして揚げた茄子、トマトソース、モッツァレラチーズ、そしてすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノを層になるように重ねて焼き上げたイタリアの家庭料理。 家庭によって使うチーズはモッツァレラではなくスカモルツァに変わったり、特に南イタリアではカチョカヴァッロというセミハードタイプのチーズで作ったりといろいろなバージョンがあります。 そして茄子は素揚げ、軽く小麦粉をまぶして揚げる、溶き卵と小麦粉の衣をつけて揚げる、といったパターンがあり、そのあたりのアレンジはそれぞれ軽く仕上げたい、しっかりボリュームを出したいなどの気分で変えてOK。 茄子のパルミジャーナを美味しく作るコツ この茄子のパルミジャーナを作るときに重要なポイントは茄子の下処理。 …

uova con pomodori e peperoni パプリカの目玉焼きのせ

パプリカの目玉焼き乗せ

日本でもすでにお馴染みとなった食材、パプリカ。 イタリア語ではペペローネ(peperone)と呼ばれ、スーパーでは必ずおいてあるイタリア料理に欠かせない存在。 今日の一品はこのパプリカを使った簡単でとっても美味しいイタリアのマンマから教わったレシピです。 パプリカをトマトソースで煮て、上から卵を落として焼くだけのシンプルな料理。卵の焼き加減は固焼きでも半熟でもお好みで。あればオレガノを加えてると美味しいです。もしくはパセリでもOK。   パパッとできるので朝食にもピッタリ。 食パンの上にこのパプリカを乗せて半熟の目玉焼きを崩しながら食べるのが私はたまらなく好き。ソースととろりとした黄身が染み込んだパンをバクッと頬張る。 あ~、たまらない。 いつもの目玉焼きをこんな風にイタリアンなアレンジというのはいかがでしょうか?   …

そら豆(ファーヴェ/ファーベ)とペコリーノチーズのおつまみ Antipasto di fave, pecorino e salame

そら豆とペコリーノとサラミのおつまみ

イタリアのそら豆の食べ方でおそらく日本ではまず見ないのがこれ、生で食べる。 そら豆はイタリア語でファーヴェ(FAVE)と言い、日本で一般的に出回るそら豆よりももっと若いうちに収穫した小さな豆をそのまま食べるんです。 その小粒で新鮮なそら豆を、こうしてサラミやチーズと一緒にワインのあてに口に放り込むのがイタリア流。 合わせるチーズは羊のミルクから作られるペコリーノチーズが定番で、中部イタリアではこういう食べ方をよくするんですよ。対してそら豆とサラミを合わせるのは北イタリアのリグーリアでの定番。   フレッシュで若いそら豆が手に入るなら、こうして生で食べてみてはいかがでしょうか? 結構手が止まらないおつまみですよ。   材料

patate e cipolla

じゃがいもと玉ねぎのミネストラ

“じゃがいもと玉葱”、どこの家庭にも大抵あるもの。 でも意外とこの二つが料理の主役になることは少ないですよね。   今日の “イタリアンな一皿” は、脇役になりがちなこの二つの野菜が主役のミネストラ(野菜の煮物)。   玉ねぎから出る甘味がたっぷりのソースに、パンを浸して食べるとそれだけでワインが進んでしまう一品です。   こういう野菜だけの肉を使わない料理というのは、イタリアではクチーナ・ポーヴェラ(cucina …

torta salata di pasta fillo con erbette

フィロ生地のトルタ・サラータ

トルコやギリシャなどの中東やバルカン半島一体の料理でよく使われるフィロ生地。 フィロ生地とは小麦粉と水で出来た極薄の春巻きの皮のような生地で、このフィロを使った一番有名なお菓子にはトルコのバクラヴァがあります。またバルカン半島ではお菓子だけでなくて塩味系の料理にもよく使われるんですよ。 焼くとパイ生地のようなパリッとした食感になるけれど、バターが含まれないのでパイ生地よりももっと軽い感じ。 イタリアでは普通のスーパーでも手に入るので比較的知名度は高いし、いろんなアレンジをして使われる食材です。 今日の一皿はこのフィロ生地を使ったトルタ・サラータ。 トルタ・サラータとはイタリアの塩味系のキッシュのことで、今回のフィリングはエルベッテというほうれん草のような青菜にクリームチーズ。もちろん、エルベッテの変わりにほうれん草で代用OK。 このフィロ生地を使ったこういったパイ系の料理の特徴はフィロ生地を手でクシャっとしてから型に詰めること。 そうすると極薄の生地のパリッと感が増して美味しく焼きあがりますよ。   詰め物はイタリアン、外側は中東。 …

ロマネスコのポタージュ vellutata di broccolo (o cavolo) romanesco

ロマネスコのヴェルタータ (ポタージュ)

日本でも浸透してきたイタリア野菜のロマネスコ。 この野菜で作るイタリアでの定番がヴェルタータなんですよ。 ヴェルタータとは? どうやって作るの? 次から解説していきますね! ヴェルタータとは? イタリア語でヴェルタータ(vellutata)とはポタージュスープのこと。イタリアではいろいろなタイプのヴェルタータがあり、ロマネスコもヴェルタータに使われる定番の一つです。 さて、こういったポタージュスープはよく野菜のブイヨンを加えて作るのだけれど、今回はブイヨンも一緒に一つの鍋で作るレシピ。 玉ねぎ、人参などのブイヨンのベースになる野菜も一緒に入れて作るので、簡単だけれど優しい野菜の旨みがちゃんと感じられます。 Visualizza questo …

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