表示: 21 - 30 of 35 結果

栗粉のフリッテッレ(タンプルン)

frittelle di castagne

今日のおやつは栗粉を使ったフリッテッレ。 フリッテッレ(frittelle)とは小麦粉などの粉を水や牛乳でといた生地を揚げた料理のことで、野菜などを加えた塩味タイプのものや甘いお菓子のフリッテッレなどいろんなタイプがあります。 この栗粉のフリッテッレもイタリア各地で食べられていて、エミリア・ロマーニャ州のフェラーラ(Ferrara)では、栗粉に干しブドウ、卵にレモンの皮のすりおろしを加えたタンプルン(tamplun)は2月のカーニバル期のお菓子として知られています。 イタリアでは栗粉は普通のスーパーでもよく見かける食材で、各地に栗粉を使ったお菓子というのは存在するんです。有名どころで言えばトスカーナのカスタニャッチョ。 この栗粉のフリッテッレを作るときの注意点は栗粉自体に甘味があるので砂糖は加えない、もしくは少量でOK。 そして糖分を多く含んだ甘い生地で焦げやすいため、揚げる時の温度は160~170℃程度の中温で。 あとは特に難しいことはないシンプルなお菓子なので揚げたてに粉砂糖をまぶしてパクっといくだけ。 栗の優しい甘味に揚げ菓子特有の美味しさ。 つまみ出したら止まらないですよ! 栗粉のフリッテッレ(タンプルン)の作り方 …

torta di mosto cotto e frutta secca モストコットのケーキ

モストコットとナッツのケーキ

日本ではまだまだ知られていないイタリアの食材の一つがこのモスト・コット(mosto cotto)。 モストコットとは一言でいうと『葡萄の濃縮液』でぶどうの絞り汁を何時間も煮詰めてソース状にしたもの。イタリアではこのモストコットを使った伝統菓子が各地にあるんです。 さてこのモストコット、イタリアではこうしてお菓子づくりによく使われるのだけど、定番の組み合わせがカカオやオレンジ、そしてナッツ。やはりモストコットのあの味にこれらの香りはよく合います。 イタリアではモストコットのお菓子はよくヴェンデミアと呼ばれる葡萄の収穫後、11月~クリスマス時期にかけて作られるのですが、この香りをかぐと『イタリアの秋』を感る、そんな味。   日本ではまだまだ珍しいモストコット。 イタリアではこんな風に使っているんですよ。   モストコットとナッツのケーキの作り方 …

pan dei morti 死者のパン

パン・デイ・モルティ(死者のパン-ミラノのハロウィン期のお菓子)

イタリア各地域に、そして季節ごとに作られる様々な イタリア郷土菓子。 今日のレシピは北イタリアのミラノで、“ある季節” になると街のあちこちで見られるお菓子を紹介します。 パン・デイ・モルティ(死者のパン)とは? “死者のパン” と、ちょっと恐ろしい名前のこのお菓子。 イタリア語でパン・デイ・モルティ(pan dei morti)と呼ばれるこのドルチェは北イタリアのミラノ周辺で ハロウィンシーズンによく食べられる伝統的なクッキーのこと。 …

カボチャの簡単リメイクケーキ torta di zucca

泡立てない簡単かぼちゃケーキ

ぐるぐる混ぜるだけの簡単ケーキが今日のおやつ。 マッシュしたかぼちゃとバターを混ぜて材料をどんどんと加えて焼くだけの簡単で素朴なケーキ。 カボチャの煮物などが残っている翌日に作ると本当に簡単に作れてしまう。 バターよりもかぼちゃの分量が多いので、 “かぼちゃのバターケーキ” というよりも、 カボチャのピュレをケーキにした感じ(笑) 誰かにプレゼントするにはちょっと大ざっぱ過ぎるケーキだけれど、家族や急な来訪の友人に出すと 「美味しい!」 と意外と好評な家庭の味。 …

crostata di marmellata ジャムのクロスタータ

ジャムのクロスタータ

イタリアでの定番のお菓子、クロスタータ(crostata)。 クロスタータとはイタリアのタルトのことで、クッキー生地の型にこうしてジャムを塗って焼き上げるクロスタータはイタリアでは家庭でもよく作られている素朴なお菓子。 ジャムは手作りのものでも市販のものでも好きなものを使ってOK。 一度覚えてしまえば結構簡単に作れるこのクロスタータ。 子供と一緒に作っても楽しいですよ! 材料 (直径25㎝のタルト型) 作り方

cheese cake レアチーズケーキ

どっしり濃厚レアチーズケーキ

混ぜて固めるだけのレアチーズケーキが今日のおやつ。 このチーズケーキは生クリームを泡立てない、どっしりと濃厚なタイプのレアチーズケーキ。 泡立ての作業がないので、気軽に作れてとても美味しい。   そして底に詰めるクッキー生地の上にジャムを塗ってからチーズ生地を流し入れるので、冷やした後にさらにデコレーションする必要もないのでとても簡単。   冷蔵庫でしっかりと冷やしたら、ひんやり美味しいチーズケーキの出来上がり!     材料(直径18cmのセルクル型 1台分) …

抹茶ティラミス tiramisu al matcha

【イタリア人も大絶賛!】簡単 抹茶ティラミスの作り方

イタリアを代表するドルチェ、ティラミス(tiramisù)。 基本のティラミスではエスプレッソコーヒーを使うけれど、これを日本の抹茶に変えて作ってみたのがこの抹茶ティラミス。ホームパーティーなどでイタリア人の友人達に出すといつも、 「Buonissimo!(すっごく美味しい!)」 と大絶賛の一品です。 今回はサヴォイアルディと呼ばれるイタリアのフィンガービスケットを使ったけれど、ほかにもスポンジケーキやシンプルなビスケット、またはカステラなんかを使ってもOK。 抹茶というのはご存じのとおり、ミルク、乳製品ととてもよく合います。 抹茶の苦みとマスカルポーネのクリームで、 イタリア × 日本 のとっても美味しいドルチェの出来上がり! …

panna cotta al matcha 抹茶パンナコッタ

抹茶パンナコッタ

抹茶を使ってちょっと和風にしたパンナコッタが今日のおやつ。 ティラミスと並んでイタリアの代表的なドルチェであるこのパンナコッタは実はとても簡単に作れるんですよ。 パンナ(panna)とはイタリア語で生クリームのこと、コッタ(cotta)とは”加熱した、調理した” という意味。その名の通り、イタリアでのパンナコッタは生クリームのみで作る場合が一般的。 ただこれだとちょっと重たいので私はいつも生クリームと牛乳を半々で作ります。 余談だけれど、私は生クリームを鍋に入れた後のからっぱのパックに牛乳を入れて計量してしまいます。こうすると軽量カップを使わなくても生クリームと牛乳を同量に計れるし、パックに少しのこる生クリームを牛乳できれいにすすぎとれるから(笑) さて、肝心の作り方は生クリームと牛乳と砂糖を軽く煮た後、ゼラチンで冷やし固めるだけ。 これほど簡単なデザートはない、というほど簡単。 仕上げに少し抹茶をまぶしたら、ほらとっても美味しいドルチェの出来上がり! Visualizza …

cicerchiata / STRUFFOLI / PIGNOLATA / ストルッツフォリ/ チチェルキアータ / ピニョラータ

チチェルキアータ/ストゥルッフォリ/ピニョラータ (イタリアのクリスマス・カーニバルのお菓子)

チチェルキアータ/ストゥルッフォリ/ピニョラータとは? チチェルキアータ(cicerchiata)とはイタリアのアブルッツォ州やマルケ州で2月のカーニバル時期に食べられる伝統菓子。ナポリではストゥルッフォリ(struffoli)、カラブリアやシチリアではピニョラータ(pignolata)と名前が変わり、クリスマス期のお菓子となります。 小さなお団子状にした小麦粉の生地を揚げてハチミツと砂糖に絡めたもので、イタリアでは同じような揚げ菓子がカーニバル時期にいろんなところで見られ、地域によって様々なバリエーションがあり名前も変わってくるんですよ。こうして同じお菓子でも地域や季節によって全く呼び名が違うというのもイタリアではよくある話。 このチチェルキアータという名前の由来はいろいろな説があるけれど、チチェルキアという豆と形が似ていることからついたのでは?と言われています。 チチェルキアータ・ストゥルッフォリ・ピニョラータとの違いは? 対してこのチチェルキアータとよく似ているナポリのお菓子、ストゥルッフォリ(sturuffoli)やシチリアのピニョラータ(pignolata)はクリスマスに食べられるお菓子として有名です。 『チチェルキアータとストゥルッフォリとピニョラータの違いは?』と聞かれたら、答えは「ほぼ同じ。」 上で書いたように、イタリア菓子のややこしいところで同じお菓子でもいろんな呼び名があるんですよ(笑) チチェルキアータ/ストゥルッフォリ/ピニョラータを上手に作るコツ さて、このチチェルキアータは写真のように王冠のような輪っか状に成型するのが伝統的だけれど、ちいさな紙のカップに少しずつ作っても食べやすくておすすめ。 …

ティラミス

マスカルポーネの本格ティラミスの作り方

日本でももはや定番ドルチェとなった ティラミス。 とっても美味しいこのお菓子について、次から本場イタリアより解説していきますね! 本場イタリアのティラミスとは? イタリア生まれの世界中で愛されているドルチェ(お菓子)といえばコレ、ティラミス(tiramisù)。イタリアのフレッシュチーズの一種であるマスカルポーネで作るクリームとエスプレッソコーヒーに浸したビスケットを層になるように重ね、カカオパウダーをふりかけた冷たいお菓子です。 ティラミスってどういう意味? ティラミスとはイタリア語で “私を引き上げて” という意味。子供がパパやママに「高い高いして!」とお願いする時にも使う言葉もティラミスなんですよ。 その名の通り、食べると気分があがる、元気がでるような美味しさです。 …

error: Content is protected !!