今日の一皿は南イタリア、アブルッツォ州の郷土料理。 バッカラ(baccalà)とは塩漬けにして長期保存できるようにした鱈のことでイタリア料理では非常によく登場する食材の一つです。 焼いたバッカラにローストしたパプリカとたっぷりのオリーブオイル、イタリアンパセリ、ニンニクでマリネしたこの一品、シンプルだけれどとても美味しいんですよ。 このバッカラ、しっかりと塩漬けされているのでそのままでは食べられません。調理する前に3日ほど水に浸けて、一日に何度か水を入れ替えながら、塩抜きをする必要があります。 そしてもう一つの重要な存在がパプリカ。この焼きパプリカの香りがたまらなくバッカラと合うんですよ。 焼きパプリカの作り方は日本の焼きなすと非常によく似ていて、表面が真っ黒になるまでこんがり焼いてから焦げた皮を剥いていくだけ。 鱈という日本でもお馴染みの魚。 イタリアではこんな風にして食べてるんですよ。 …
バッカラ(塩漬け鱈)と焼きパプリカのマリネ
