パプリカのリピエノ オーブン焼き

パプリカのリピエノ peperoni ripieni

イタリアには様々なパプリカがあるんです。 今回使ったのははトペーポ(topepo)というカラブリア州のパプリカ。 トマトのような大きさで、実がギュッとしまっていて厚みがあるのが特徴。見た目もコロンとしていて可愛いんです。その大きさからもリピエノ(肉詰めなどの詰め物をした料理)にピッタリとされる品種です。 とは言っても手に入りくいパプリカなので、もちろん日本で手に入る普通のパプリカを使っても大丈夫です。 リピエノの中身は牛ミンチ、パン、卵、牛乳にたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノ。このパルミジャーノ、実は昆布と同じように旨味成分であるグルタミン酸を多く含みます。 その為イタリアではそのまま食べるだけでなく、旨味を増すために料理にもよく使われる、イタリアを代表するチーズの一つです。 このレシピでは8個のリピエノに対して100gのパルミジャーノを使用。この100gのパルミジャーノ、一体どれくらいの量かというと下の写真の量がちょうど100g。 大きさの比較のためにワインのコルクを置いてみました。 そして100gをすりおろすと結構な量になることがお分かりいただけるかな? とは言っても日本ではパルミジャーノは高価だし、大量に使うのは難しいですよね。その場合は手に入るチーズでもいいので入れるとうま味が格段に上がるのでぜひ入れて下さい。 …

pörkölt gulyas グヤーシュ(ペルケルト))

本格ハンガリーグヤーシュ(ペルケルト)

ハンガリーを代表する料理、グヤーシュ(Gulyás/グラッシュ、グラーシュ)。 ひと口にハンガリーのグヤーシュと言っても実に様々なレシピがあり、根セロリを入れたり、白い人参のようなパースニップという野菜をつかったりなど、100人いれば100通りのグヤーシュが存在します。 今回のレシピはハンガリー人のお母さんから直々に教わったレシピ。 材料もシンプルで作りやすく、それでいてとっても美味しい “ハンガリーのお母さんの味” です。 グヤーシュにはいろんなレシピがあるけれど、グヤーシュには欠かせない材料というものがあります。 それはパプリカとパプリカパウダー。 実はハンガリーはヨーロッパでは言わずと知れたパプリカ大国。 ハンガリーの市場へ行けば、ところ狭しと並んだパプリカを見ることが出来るんですよ。 …

ファッロとうずら豆のスープ

肌寒い季節になってきたらほっとするスープが欲しくなりますよね。 今日の一皿はファッロ(farro)という古代小麦を使った “食べるスープ” ファッロ(スペルト小麦)やオルゾ(大麦)などの麦類はイタリアではスープに入れたり、夏ならばサラダにしたりとよく食されるんです。 このファッロのスープにボルロッティ豆(うずら豆)を加えたのでこれ一皿でバランスの取れたとってもヘルシーなスープなんですよ。 ボルロッティ豆は調理後はそのきれいな紫色が消えてしまうけれど、日本名のうずら豆という名前からもわかるように新鮮なものは鮮やかなうずら模様をしている豆。初夏から秋ごろまでイタリアではフレッシュなものが出回るとてもポピュラーな食材です。 お腹も心も温まり、栄養も満点のこのスープ。 木枯らしが吹いたら食べたくなる、我が家のcomfort food です。 …

かぼちゃのリゾット

かぼちゃが美味しい季節になったら作りたいのがこのリゾット。 作り方はとくに難しくはないけれど使うお米の種類はやはりリゾット用のものがおすすめです。最適なのはカルナローリ(carnaroli)という品種。粒が大きくアルデンテに仕上がりやすいのでリゾットには最適とされるんです。 もう一つの注意点はブイヨンを加えるときに一度に加えずに、少しずつ数回に分けて加えること。こうすることで、リゾットがお粥のようにぼったりとなるのを防げます。 そうそう、イタリアのリゾットはお米もアルデンテに仕上げるのが美味しいんですよ。これは日本人の感覚からするとちょっと固いごはんを食べていると感じるかもしれないですね。けれど食べ慣れてくると「やはりリゾットはこうでなくては。」というのが分かってくるんです。 イタリアでも秋になるとかぼちゃの料理が食べたくなる。 こんな秋の味覚のリゾットもかぼちゃの美味しいレシピの一つにいかがでしょうか? かぼちゃのリゾットの作り方・レシピ 材料 (2人分) 作り方

アンチョビパスタの作り方 spaghetti alle acciughe

【少しのコツで美味しさUP!】基本のアンチョビパスタの作り方

アンチョビはイタリアではどこのスーパーでも売っているお馴染みの食材。 今日の一皿はこのアンチョビを使ったとてもシンプルなパスタ。 シンプルなパスタと言うのは簡単そうだけれど、なぜか思うような味に仕上がらない事がありますよね。でも以下で説明するポイントさえ押さえれば誰でも簡単に美味しく作れるんですよ。 アンチョビパスタを美味しく作るコツ オリーブオイルの量、意識してる? このパスタのポイントはオリーブオイルをたっぷりと使うこと。 これは “イタリア料理の父” と呼ばれるペッレグリーノ・アルトゥージもその著書で記している点。 では具体的にどのくらいの量かというと二人分で70-80㎖(大さじ5杯)ほど。 …

海老とルッコラのサラダ

“海老とルッコラ”  と言えばイタリアではピッツァの具材の定番の一つ。 今日はこの海老とルッコラのサラダ。 ルッコラの香りと辛味は、魚介系にも相性がよく、イタリアでは薬味的な使い方をされます。 作り方は見たままの簡単さ。こんがりと塩焼きした海老とルッコラを合わせて、レモンとオリーブオイルで和えるだけ。 香ばしい海老の香りとルッコラの辛みが非常によくあってとても美味しいこの一皿。 よく冷えたプロセッコや白ワインのあてにもピッタリですよ! 海老とルッコラのサラダの作り方・レシピ 材料 (2人分) …

焼き茄子と鯖缶とドライトマトのサラダ

焼きなすと言えば和食のイメージが強いかもしれないですね。 今日はこの焼きなすをイタリアンにアレンジした一品。   シンプルな焼きなすを冷蔵庫で冷やし、ひと口大に切ったらあとは他の材料と和えるだけ。 イタリアンサラダなのでもちろんかけるのはオリーブオイル。 そうそう、茄子を冷やしてる間に出る汁は旨味が詰まっているので捨てないで。 鯖缶でボリューム、ルッコラでピリッと辛みと香りを加えたら、味の引き締め役になるのは夏の間に作っておいたドライトマト。   イタリア料理でよく使われるこのドライトマト。 実は家庭でも簡単に作れるので時間のある時にぜひ作ってみて下さい(作り方はこちら)。 …

ズッキーニのキッシュ/ torta salata con zucchine

ズッキーニのキッシュ

パーティーメニューにも子供のおやつになる今日の一皿はズッキーニのキッシュ。 キッシュと言っても市販のパイシートを使うのでとっても簡単なんですよ。 今回は至ってシンプルな、ズッキーニ、リコッタ、卵のみのフィリング。ここへアンチョビを入れても美味しいんですよ。 美味しく仕上げるちょっとしたコツ ズッキーニは炒めてからパイ生地に詰めるのですが、そこでズッキーニに塩味を効かせてチーズと卵の液には塩を控えめにすること。 そうすると味にメリハリが出来て美味しく仕上がりますよ。 どことなくオシャレなイメージのあるキッシュ。 パパッと作って料理上手をアピールできる一品かもしれない。 でも実は、とっても簡単ということは、もちろん内緒にしておきましょうね! ズッキーニのキッシュの作り方 …

家庭で簡単!絶品タンドリーチキン

タンドリーチキン。 響きからして美味しそうな料理。 タンドリーチキンを焼いている間にキッチンに広がるスパイシーな香りもたまらない。   インド料理屋さんで食べるこの一皿、実は家庭でも簡単に出来るんです。 手順は鶏肉をスパイスでマリネしてフライパンで焼くだけ。オーブンでも出来るけれど両方試した結果、フライパンでの方が簡単で美味しく出来ました。   我が家で使うスパイスの基本はガラムマサラ、ターメリック、パプリカパウダー。 ガラムマサラとはコリアンダー、クミン、ローリエ、カルダモン、ナツメグなどがミックスされたスパイス。全部買いそろえるよりこれ一つでほぼ完了してしまうのでとても便利。 これに手元にあればフェンネルシードなどを加えたりもするけど、無ければ無いでOK。 …

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