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タコとジャガイモのイタリアンサラダ

タコのイタリアンサラダ 作り方・レシピ / INSALATA DI MOSCARDINO E PATATE

今日はタコを使った抜群に美味しいイタリアンサラダのご紹介。 使ったタコはモスカルディーノ(moscardino)という体長15-20㎝ほどのイイダコによく似た小型のタコ。 このモスカルディーノ、和名はジャコウダコといいうま味が強くその名の通りジャコウのような香りが特徴。モスカルディーノという名前はそのままずばりイタリア語でジャコウ(ムスク)を意味するムスキオ(muschio)が由来なんですよ。 このサラダの作り方は至ってシンプルでタコを茹でてからジャガイモと合わせてたっぷりのイタリアンパセリ、オリーブ、ニンニク、レモンとマリネするとそれはそれは美味しいサラダが出来上がり。 このタコの下処理はそれほど難しくなく水でよく洗って墨袋とクチバシ、目を取り除いて茹でるだけ。 茹でるときはタコ自体から水分が出るので少量の水で茹でると、ゆで汁に旨味が逃げずに美味しく出来ます。そしてこのタコはイイダコと同じように砂場に住むタコなので流水でよく洗い、きっちり砂を落とすのを忘れずに。 ジャガイモとタコが湯掻けたらマリネして味が馴染んでから頂く。   冷やしても、温かいままでもどちらでも美味しいこのサラダ。 そうそう、キリリと冷えた白ワインも忘れずに! …

そら豆とグリーンピースのクリームパスタ

日本でもイタリアでも春から初夏にかけての美味しい食材と言えばそら豆とグリーンピース。 今日の一皿はこの二つを使ったクリームパスタ。 クリームと言っても生クリームを使うのではなく、柔らかく煮た豆とパルミジャーノチーズ、オリーブオイルをブレンダ―でクリーム状にする簡単でお手軽な作り方。 そら豆だけで作ってもいいいし、反対にグリーンピースのみのクリームでも、もちろん美味しく出来る。 そして加えるチーズはパルミジャーノやグラーナパダーノ、もしくはペコリーノチーズもよく合う。いずれにせよ、熟成タイプのものを使うと旨味や味のアクセントになるのでお勧め。 簡単に作れるこのクリーム、パスタに和えるだけでなくパンやクラッカーに塗ったり、野菜スティックのディップにしても美味しい。 パッと作れてとっても美味しいこのパスタ。 春~初夏の季節を感じる一皿です。  材料 (2人分) …

risotto all'ortica オルティーカのリゾット

オルティーカのリゾット

オルティーカ(ortica)とは和名で西洋イラクサと呼ばれるハーブの一種。見た目はシソのようだけれど、素手で触ると腫れて痒くなってしまうので必ずゴム手袋をして調理する必要があるちょっと厄介なやつ。 厄介なのだけれど、鉄分やビタミンが豊富なデトックス食品なんです。 このオルティーカ、イタリアの野原で見かけることもあるし、メルカートでも春になるとたまに売られているけれど、あまりイタリアでも一般的によく使われる野菜ではありません。 どんな味がするのかというと、ほんの少しの野生味、苦みを感じるけれど味も香りもとても繊細。主張の強くない野菜なのでラビオリの詰め物にしたり、こうしてリゾットにしたりしてイタリアでは食べられています。 今回のリゾットは野菜のブイヨンを使い、優しい味に仕上げてみました。 野菜のブイヨンは実はとっても簡単に出来るのでリゾット作りの時は一度手作りしてみるのもお勧めですよ。 出来上がったリゾットにたっぷりのパルミジャーノをすりおろして旨味をプラスしよう。 とってもほっとする味のこのリゾット、どことなく日本の七草粥を思わせる、そんな優しい一皿です。 オルティーカのリゾットの作り方 材料 …

canederli con tarassaco タラッサコのカネーデルリ

オーブンで作るタラッサコのカネーデルリ

カネーデルリ(canederli)とは固くなったパンと牛乳、卵を混ぜ合わせて茹でたお団子のような料理で北イタリア、チロル地方の伝統料理。 今日の一皿はこのカネーデルリにイタリア語でタラッサコと呼ばれる西洋タンポポを加えたもの。 タラッサコはイタリアではメルカート(市場)では普通に野菜として売られていて、デトックス食品としてもよく知られているんですよ。 さて、通常カネーデルリとは材料を混ぜ合わせて沸騰した湯で茹でるのが基本。 これを今回はオーブンで焼いてみたんです。 これが大正解で重たさの全くない、ふわふわで口どけのよい軽いカネーデルリが出来上がってしまいました。 苦みのある野菜が苦手な子供用に半分はカネーデルリの材料の大定番、スペックという南チロル地方の燻製生ハムで作ったけれど、このように好みの野菜やハム、チーズを加えていろいろアレンジしてみるのもおもしろいですね。 レストランで食べるカネーデルリとはひと味違う、ふんわりフワフワのカネーデルリ。 こんなのが食べられるのは、やっぱり家庭料理の醍醐味でしょうね。 材料 …

人参の葉のフリッテッレ

人参の葉のフリッテッレ

人参の葉っぱはビタミンC、E、K、葉酸やカルシウム、マグネシウムなどを豊富に含む、とても栄養価の高い食材。 捨てるのは勿体ないので天ぷらなどにして食べる人も多いかと思う。ただ、あの独特の青臭さがあって、なかなかいっぱい食べられないのもちょっと本音。 そこで思いついたのが人参の葉っぱとアンチョビを合わせて、フリッテッレにしてみよう。 フリッテッレとは小麦粉と水を混ぜ合わせた生地に野菜などを加えて揚げた、イタリア版かき揚げのような料理。かき揚げよりも生地の量が少し多くてふんわり、さっくりしているのが特徴です。 このふんわり感を出すのに加えるのが少量のベーキングパウダー。無ければ少しふんわり感は低くなるけれど、省略してもOK。 そしてこの一皿で人参葉の次に重要なのがアンチョビの存在。 アンチョビを加えることで、みごとにあの青臭さがなくなり、とっても美味しい味のアクセントにもなるんですよ。 この人参の葉っぱとアンチョビのフリッテッレ。 “美味しくって簡単、おまけに身体にいい” なんて、これちょっとおススメですよ。 …

risotto agli asparagi

ピンクアスパラガスのリゾット

ピンクアスパラガスとはあまり聞きなれないアスパラだろうけれど、こちらイタリアでもかなり珍しい品種。 今日の一皿はこのピンクアスパラを使ったとっても美味しいリゾット。 ピンクアスパラガスはホワイトアスパラガスにとても近い味なので、ホワイトアスパラで作ってももちろん美味しくます。 そしていつものようにリゾットにはブイヨンを使うのだけれどこのピンクアスパラのリゾットには肉のブイヨンがお勧め。 野菜のブイヨンの優しい味でも美味しいかもしれないけれど、アスパラガスとお米だけのシンプルな材料なので、野菜のブイヨンでは少し深みが足りないかな、と思います。 このピンクアスパラの産地の収穫祭で食べたリゾットも肉のブイヨンの味がしたのでここは素直に再現してみました。 ブイヨンは市販のものを使ってもいいし、時間があれば手作りしてみるのもいいですよ。 そしてリゾットにかけるチーズはイタリア料理ではお馴染みのパルミジャーノ・レッジャーノよりもグラーナ・パダーノというパルミジャーノよりもまろやかな味のチーズが合います。理由は簡単、その方が繊細なアスパラガスの味とバランスがとれるから。 とは言っても手に入らなければパルミジャーノでも、もちろんOK。 この時期だけのお楽しみのアスパラガス。 …

カルチョーフィのフリット carciofi

カルチョーフィのフリット

イタリアで春になるとどこでも見かける野菜、カルチョーフィ。 日本ではアーティチョークという名で聞いたことがある方もいるかもしれないこの野菜、イタリアでは実に様々な食べ方をしているんです。 本日の一皿はこのカルチョーフィのフリット。 さっくりとした衣と柔らかなカルチョーフィの食感がなんとも癖になる美味しさです。 カルチョーフィは下ごしらえが少し面倒と思われがちだけれど、慣れてしまえばそれほど大した作業ではないんですよ。 フリットの衣はシンプルに薄力粉、塩、水。そこへ少しベーキングパウダーを加えることでふんわり&サックリが増すけれど、無ければ省略OK。 もうひとつのちょっとしたコツとしてはよく冷えた炭酸水を使うと、簡単にサクサクに揚がりますよ。 揚げたてに軽く塩をまぶして口に放り込むと、止まらなくなること間違いなし。 もちろん、よく冷えたプロセッコや白ワインも忘れずに! カルチョーフィ(アーティチョーク)のフリットの作り方 …

ボローニャ風ラザニア

ボローニャ風ラザニア

ラザニアは日本でもお馴染みのイタリア料理の一つで、イタリア語ではラザーニャ(lasagna)、ラザーニェ(lasagne)と呼ばれ、もちろんイタリア人も大好きな料理。 次からこのボローニャ風ラザニアやイタリアのいろいろなラザニアについて本場イタリアより解説していきますね! ボローニャ風ラザニアとは? ボローニャ風ラザニアとはパスタ生地、ラグーソース、モッツァレラにパルミジャーノなどのチーズとベシャメルソース(ホワイトソース)を層になるように詰めて焼き上げたイタリアでも一番スタンダードなタイプのラザニアです。 今回のレシピは材料もシンプルで作りやすいものですが、各工程を丁寧に作れば抜群に美味しいものができるんです。ここではパスタ生地を作るところから説明していますが、もちろん市販のラザニアシート、パスタ生地を使えばもっと簡単に手軽に出来ますよ! また、一度作り方をマスターすればラグーソースを工夫したり、チーズを変えてみたり、とオリジナルのレシピを作っても楽しいですね。 イタリアのいろいろなラザニア 他にもラザニアの本場、イタリアにはいろいろなレシピが存在するんです。 もう一つ、ラザニアで有名なナポリ版はベシャメルソースが入らずリコッタチーズを使用し、ラグーソースに加えて小さな肉団子(イタリア語でポルペッティーネ/polpettine)や茹で卵を加える家庭が多いです。 その他の地域ではトマトソースの入らない白いラザニア(イタリア語でイン・ビアンコ/in …

カルチョーフィ(アーティチョーク)のパスタ

カルチョーフィとトマトのパスタ

秋から春にかけてイタリアのメルカートには必ずある食材、カルチョーフィ(アーティチョーク)を使った美味しいパスタが今日の一皿。 イタリアには実に様々なカルチョーフィの品種があり、その数は数え切れません。 今回使ったのはプーリア州の品種だけれど、これ以外のカルチョーフィを使ってももちろん美味しくできますよ。 このパスタ、作り方自体は簡単なのだけれど、ちょっとだけ面倒なのがカルチョーフィの下処理。でも慣れてしまえば簡単なのでぜひ挑戦してみて下さい。一度食べればカルチョーフィの美味しさの虜になるはずですよ。 この一皿の唯一のポイントとしては、カルチョーフィが柔らかくなるまでしっかりと煮ること。 こうすることでソースにもカルチョーフィの香りが移り、とっても美味しくなるんです。 イタリアのとっても美味しい春のパスタ。 意外と簡単に出来るので、一度ご家庭でも味わってみてはいかがでしょうか? カルチョーフィとトマトのパスタの作り方・レシピ 材料 …

アスパラガスのトルタ・サラータ

アスパラガスのチーズケーキ

アスパラガスを使ったとっても美味しいケーキが本日の一品。 ケーキと言っても、甘くなく、チーズがたっぷりと入ったもの。 子供のおやつ、もしくは白ワインやプロセッコにもよく合うので、持ち寄りパーティーにもピッタリですよ。 今回使ったチーズはすりおろしたパルミジャーノとマースダムというオランダのチーズ。 個人的にはスイスのエメンタールやオランダ系のチーズがこのケーキに合うんじゃないかと思います。 もちろん、この辺は好みの問題なので手に入る好みのセミハードタイプのチーズを使えばOK。 そしてもう一つ、南イタリアのお菓子の特徴はバターを使わず、オリーブオイルを使用すること。 こうすることでたっぷりのチーズが入っているのにバターケーキのような重たさが出ないんです。 作り方も簡単で、全ての材料をグルグルと混ぜていくだけ。 出来上がりはたっぷりと入ったチーズでしっとり、どっしりとした食感。 …

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