オーブンで作るタラッサコのカネーデルリ

カネーデルリ(canederli)とは固くなったパンと牛乳、卵を混ぜ合わせて茹でたお団子のような料理で北イタリア、チロル地方の伝統料理。
ドイツではこれにジャガイモを加えたクヌーデル(クネーデル)と言う名前で呼ばれ、オーストリアなどの中央ヨーロッパや東ヨーロッパでもお馴染みの料理。
今日の一皿はこのカネーデルリにイタリア語でタラッサコと呼ばれる西洋タンポポを加えたもの。
タラッサコはイタリアでは普通に野菜として売られていて、デトックス食品としてもよく知られている。
とっても身体によいこのデトックス食材のタラッサコ、タラッサコの食べ方とレシピ集のページでイタリアでのいろいろな食べ方を紹介しています。
日本でもお馴染みの西洋タンポポ、実は野菜としても優秀なんですよ!
さて、通常カネーデルリとは材料を混ぜ合わせて沸騰した湯で茹でるのが基本。
これを今回はオーブンで焼いてみた。
これが大正解で重さの全くないふわふわで口どけのよい軽いカネーデルリが出来上がった。
苦みのある野菜が苦手な子供用に半分はカネーデルリの材料の大定番、スペックという南チロル地方の燻製生ハムで作ったけれど、このように好みの野菜やハム、チーズを加えていろいろアレンジしてみるのもおもしろい。
レストランで食べるカネーデルリとはひと味違う、ふんわりフワフワのカネーデルリ。
こんなのが食べられるのは、やっぱり家庭料理の醍醐味だろう。
ingredients (直径6㎝程度のもの約10個分)
- タラッサコ(西洋タンポポ) 500g
- 固くなったパン 約200g
- 牛乳 200-250㎖
- 卵 3個
- 好みのチーズ 150g
- EVオリーブオイル
- 塩
how to cook
- タラッサコは水でよく洗い、軽く塩ゆでする。茹でたら冷水で色止めしてぎゅっと絞ってよく水分を切る。絞ったら細かく刻む。
- ボウルにパン、牛乳、卵、すりおろした好みのチーズ、塩を加えて手でよく混ぜ合わせる。少し生地が緩いかな、くらいの水分量がフワフワに仕上がるコツです。パンの水分量によって加える牛乳の量を調整して下さい。※パンがカチカチに固い場合は先にパンを牛乳に浸して柔らかく戻しておくといいです。
- 生地にタラッサコを加えて6㎝程度の団子状にする。
- 耐熱皿にオーブンシートをひいてオリーブオイルをたらす。そこへ団子状にしたカネーデルリを並べて上からも軽くオリーブオイルをたらして180℃に予熱したオーブンで30分ほど焼いたら出来上がり!