オルティーカのリゾット

オルティーカ(ortica)とは和名で西洋イラクサと呼ばれるハーブの一種。見た目はシソのようだけれど、素手で触ると腫れて痒くなってしまうので必ずゴム手袋をして調理する必要があるちょっと厄介なやつ。
厄介なのだけれど、鉄分やビタミンが豊富なデトックス食品としても知られている。
このオルティーカ、イタリアの野原で見かけることもあるし、メルカートでも春になるとたまに売られているけれど、あまりイタリアでも一般的によく使われる野菜ではない。

どんな味がするのかというと、ほんの少しの野生味、苦みを感じるけれど味も香りもとても繊細。主張の強くない野菜なのでラビオリの詰め物にしたり、こうしてリゾットにしたりしてイタリアでは食べられている。
今回のリゾットは野菜のブイヨンを使い、優しい味に仕上げてみた。
野菜のブイヨンは実はとっても簡単に出来るのでリゾット作りの時は一度手作りしてみるのもお勧め。
本格的な肉のブイヨン、手軽に出来る野菜のブイヨンのレシピはブイヨンの作り方と保存方法のページで詳しく説明しています。
大量に作って保存も出来るので一度手作りに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。意外と簡単に出来ますよ!
手作りならではの自然で優しい味のブイヨンを使えば、料理の味がグンと底上げされますね。
出来上がったリゾットにたっぷりのパルミジャーノをすりおろして旨味をプラスしよう。
とっても優しくてほっとする味のこのリゾット、どことなく日本の七草粥を思わせる一皿かもしれない。
ingredients (2-3人分)
- オルティーカの葉 20-30枚ほど
- リゾット用のお米(カルナローリ米など)250g
- 玉ねぎ ¼個
- バター 40g
- 野菜のブイヨン 約1ℓ
- 白ワイン 50㎖
- EVオリーブオイル
- 塩
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