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ロマネスコとオレンジのサラダ

ロマネスコとオレンジのサラダ insalata di broccolo romanesco e arancia

幾何学的な形の不思議な野菜、ロマネスコ。 このイタリア野菜を使ったとっても簡単で美味しいサラダが今日の一皿。ロマネスコを茹でずに生のまま使うのでカリカリとした食感を存分に味わえるサラダです。 ロマネスコは加熱すると香りが強くなるけれど、生のままだと香りも穏やか、そしてロマネスコに豊富に含まれるビタミンCを加熱で壊すことなくとれるのもうれしい。 とは言ってもそのままではやはり少々食べにくいので、美味しく食べるために加えるのはオレンジ。オレンジとロマネスコをしっかり混ぜて1時間ほどマリネさせるだけで簡単サラダの出来上がり。   肉料理や魚料理の付け合わせにピッタリなこのサラダ。 ロマネスコの新しい食べ方の一つにいかがでしょうか?   ロマネスコとオレンジのサラダの作り方 材料 …

funghi portobello ripieni ポルトベッロの肉詰め

ポルトベッロ茸の肉詰め

ポルトベッロ茸(ジャンボマッシュルーム/ポルトベロ)とは? ポルトベッロ茸とはマッシュルームを大きく成長させたもので、肉厚で歯ごたえがある食感とマッシュルームの味と香りが美味しいキノコ。 日本ではジャンボマッシュルームやポルトベロという名前で見かけたことがある人もいるかもしれませんね。 ポルトベッロ茸料理の定番、肉詰め! 直径10-15㎝程度の大きさのこのキノコの定番料理といえばやはり肉詰め。 マッシュルームなどのキノコ類は水洗いすると風味が落ちるので、汚れをキッチンペーパーでふき取る程度にするといいですよ。どうしても汚れが落ちにくければさっと手早く水洗いして下さい。 さてこの肉詰め、焼いている間にオーブンから漂ってくるマッシュルームのいい匂いといったら! このポルトベッロ茸を見つけたら、まずはこんな肉詰めで味わってみてはいかがでしょうか。 材料 (2人分) …

quiche di pak-choi

チンゲン菜のキッシュ

チンゲン菜を使ったとっても美味しいキッシュが今日の一皿。 チンゲン菜といえば東アジアに広く普及している野菜だけれど、最近はイタリアでもよく見かけるんです。 そしてこのキッシュにアクセントとして加えるのがドライトマト。ドライトマトの酸味とチンゲン菜というのはとても相性がよいので、シンプルなオリーブオイル炒めでも一度ぜひ試してほしい一品です。 そして今回フィリングのベースに使ったのはリコッタチーズ。 手に入らなければ日本のスーパーでも簡単に手に入るクリームチーズで作っても濃厚感が出て美味しいかと思います。 和食や中華のイメージが強いチンゲン菜。 ワインとともにこんな風にイタリアンにも食べても美味しいんですよ。 チンゲン菜のキッシュの作り方 材料 (30㎝程度のパイ型1台分) …

fegato alla veneziana

レバーのベネチア風

イタリアでのレバー料理でよく知られるのが、このレバーのベネチア風。 次からレバーのベネチア風とはどんな料理なのか、解説していきますね! レバーのベネチア風とは? レバーのベネチア風とは炒めた玉ねぎとレバーを煮込んだ料理で、イタリアでのレバーの代表的な料理のひとつ。 豚のレバーで作るのがベネチアの伝統的なレシピだけれど、現在のイタリアでは牛レバー(仔牛のレバー)を使用するのが主流です。 玉ねぎの甘いソースが癖のあるレバーの味とよく合い、なるほどいい組み合わせだと思わせる一皿ですよ。 今回はスライスした大きめのレバーを使ったけれど、もっと食べやすくしたければ細切りや一口大に切って作ってもOK。 Visualizza questo post …

cicerchiata / STRUFFOLI / PIGNOLATA / ストルッツフォリ/ チチェルキアータ / ピニョラータ

チチェルキアータ/ストゥルッフォリ/ピニョラータ (イタリアのクリスマス・カーニバルのお菓子)

チチェルキアータ/ストゥルッフォリ/ピニョラータとは? チチェルキアータ(cicerchiata)とはイタリアのアブルッツォ州やマルケ州で2月のカーニバル時期に食べられる伝統菓子。ナポリではストゥルッフォリ(struffoli)、カラブリアやシチリアではピニョラータ(pignolata)と名前が変わり、クリスマス期のお菓子となります。 小さなお団子状にした小麦粉の生地を揚げてハチミツと砂糖に絡めたもので、イタリアでは同じような揚げ菓子がカーニバル時期にいろんなところで見られ、地域によって様々なバリエーションがあり名前も変わってくるんですよ。こうして同じお菓子でも地域や季節によって全く呼び名が違うというのもイタリアではよくある話。 このチチェルキアータという名前の由来はいろいろな説があるけれど、チチェルキアという豆と形が似ていることからついたのでは?と言われています。 チチェルキアータ・ストゥルッフォリ・ピニョラータとの違いは? 対してこのチチェルキアータとよく似ているナポリのお菓子、ストゥルッフォリ(sturuffoli)やシチリアのピニョラータ(pignolata)はクリスマスに食べられるお菓子として有名です。 『チチェルキアータとストゥルッフォリとピニョラータの違いは?』と聞かれたら、答えは「ほぼ同じ。」 上で書いたように、イタリア菓子のややこしいところで同じお菓子でもいろんな呼び名があるんですよ(笑) チチェルキアータ/ストゥルッフォリ/ピニョラータを上手に作るコツ さて、このチチェルキアータは写真のように王冠のような輪っか状に成型するのが伝統的だけれど、ちいさな紙のカップに少しずつ作っても食べやすくておすすめ。 …

ティラミス

マスカルポーネの本格ティラミスの作り方

日本でももはや定番ドルチェとなった ティラミス。 とっても美味しいこのお菓子について、次から本場イタリアより解説していきますね! 本場イタリアのティラミスとは? イタリア生まれの世界中で愛されているドルチェ(お菓子)といえばコレ、ティラミス(tiramisù)。イタリアのフレッシュチーズの一種であるマスカルポーネで作るクリームとエスプレッソコーヒーに浸したビスケットを層になるように重ね、カカオパウダーをふりかけた冷たいお菓子です。 ティラミスってどういう意味? ティラミスとはイタリア語で “私を引き上げて” という意味。子供がパパやママに「高い高いして!」とお願いする時にも使う言葉もティラミスなんですよ。 その名の通り、食べると気分があがる、元気がでるような美味しさです。 …

grartin di cavolo romanescoロマネスコのグラタン

ロマネスコのグラタン

日本でも広まってきたイタリア野菜のロマネスコ。 今日の一皿はこのロマネスコを使った簡単にできるグラタン、イタリア語ではグラティナータとも呼ばれる料理です。 材料はロマネスコ、牛乳、バター、少々の小麦粉に冷蔵庫にある適当なチーズがあればOK。この材料でベシャメルソース(ホワイトソース)を作り、茹でたロマネスコと和えてオーブンで焼くだけなのでとっても簡単で美味しいんです。 ロマネスコの味は “ブロッコリーとカリフラワーの中間のような感じ” とよく表現されるけど、このグラタンにはブロッコリーよりカリフラワーより、このロマネスコが一番しっくりくるかな。   ロマネスコの食べ方、サラダの次にはこんな簡単にできるグラタンもまた美味しいですよ。   ロマネスコの簡単グラタンの作り方 …

サボイキャベツのポトフ zuppa di verza

サボイキャベツとひよこ豆のポトフ

イタリアでの代表的な冬野菜のひとつ、サボイキャベツ。 今日の一皿はこのサボイキャベツを使った美味しくって身体も温まるポトフ。 私はこのサボイキャベツにひよこ豆を合わせるのが好きでいつもこの煮込みを作るときは、サボイとひよこのこの組み合わせで作るんです。 ここへほんのりとスパイスを効かすと、シンプルなポトフがぐっと美味しくなります。 こういう野菜のポトフを作るとき、顆粒コンソメを入れる人も多いかもしれませんね。 でも野菜とソーセージからしっかりと旨味が出るのでコンソメは不要。   ぜひ野菜の自然な甘みや旨味を味わってみて欲しいなと思います。   冷え込む夜は、こんな温かい一皿が欲しくなりますね。 …

サボイキャベツのサラダ insalata di verza

サボイキャベツとリンゴのサラダ

縮れた葉が特徴のイタリアの冬野菜、サボイキャベツを使ったとっても美味しいサラダが今日の一皿。 このサボイキャベツ、日本名のちりめんキャベツという名が示すとおり、ちりめん生地のような葉が特徴でイタリアで最も一般的なキャベツ。 冬になるとどこでも安く手に入る野菜で煮込んだり、中心の柔らかい部分はこうしてサラダにしたりするんですよ。 さてこの一皿、サラダなので “切って和えるだけ” なのだけど、美味しくなるのは作ってから3時間以上たってから。 サボイキャベツにりんごと干しぶどうの甘味がしっかりと馴染んだら食べごろのサイン、それまで待つのがこのサラダの唯一にして最大のポイント。 このサラダ、キャベツなのでやはり豚肉料理ととてもよく合います。我が家では豚肉のピカタやコトレッタ(イタリアのトンカツ)の付け合わせの定番。 付け合わせなのだけど、実はメインよりも好評だったりする我が家の隠れた人気メニュー。   …

siatt シャット

シャット(そば粉とチーズのフリット)

シャットとは? シャット(sciatt)とは角切りにしたチーズにそば粉の衣をつけて揚げた、北イタリアのロンバルディア州のヴァルテッリーナ地方の郷土料理。 この料理に使うのはポレンタ・タラーニャやピッツォッケリにも使われるヴァルテッリーナのカゼーラ(casera)というチーズ。 加熱するとよく伸びるチーズで、さっくりとしたそば粉の衣の素朴な香りとこのとろけるカゼーラチーズの組み合わせは何個でもいけてしまう美味しさです。 とはいえ、日本ではカゼーラは簡単に手に入らないと思うので、セミハードタイプの他のチーズで作ってももちろん美味しいですよ。 そしてもうひとつ、このシャットの重要な材料がそば粉。このヴァルテッリーナ地方は北イタリアのスイス国境付近に位置する場所。ここでは寒冷地でも育つ蕎麦の栽培が昔から盛んでこの地方の料理にはそば粉は欠かせない存在なんです。 このそば粉の衣をたっぷりとつけて揚げると、油のなかである生き物の形に見えてくるのですが、それがこのシャットの名前の由来。 そう、シャットとはヴァルテッリーナの方言で “ヒキガエル” という意味。 …

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