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ひよこ豆とかぼちゃのスープ

zuppa di ceci e zucca ひよこ豆とかぼちゃのスープ

“食べるスープ” が今日の一皿。 主な材料はひよこ豆とかぼちゃ。 エスニックブームで日本でもお馴染みになってきたこのひよこ豆は、タンパク質、ビタミンB, Eにイソフラボンや各種ミネラルなどが豊富に含まれている、とても身体によい食品。 肉でも魚でもないな、という気分の日にはこんな豆のスープが食べたくなります。 さてこのスープ、今回はひよこ豆の水煮の缶詰を使ったのでとても簡単に作れてしまいます。スープのベースには玉ねぎをたっぷりと入れるので、市販のブイヨンを使わなくても旨味がしっかりと出ますよ。 他には少量のトマトピューレを加えることで更に旨味、風味がたっぷりのとても美味しいスープに。レシピでは風味を増すためにパプリカパウダーを加えているけれど、手元に無ければ省略してもOK。 このスープ、今回はブレンダ―で柔らかく煮たかぼちゃをクリーム状にしたけれど、この作業を省略するともっと “ミネストローネのような食べるスープ” …

丸ナスのリピエノ 

丸ナスのリピエノ (肉詰め)

イタリアには実に様々な種類のナスがあるんです。今日使うのはコロンと丸い大きな丸茄子。 リピエノとはイタリア語で“詰め物をした”と言う意味でこの丸ナスはまさにリピエノにピッタリの形。 この茄子は他の茄子と比較して繊細で甘味のある味が特徴。また種が少なく、灰汁も少ないので灰汁抜きの必要もないんです。 詰め物の材料はなんでも良いのだけれど、今回は食べ応えもたっぷりの合いびき肉を使用。柔らかな茄子とのバランスを取るために、牛乳に浸したパンをたっぷりと使用し、ふんわりと仕上がるようにしました。 他にもくり抜いた茄子の果肉や玉ねぎを炒めたものを詰め物に加えているので更にジューシーで柔らか。今回は手元になかったので使わなかったけれど、チーズを加えてももちろん美味しいですよ。   詰め物をくり抜いた茄子に入れたら後はオーブンで焼くだけ。 ここでのポイントは、茄子にしっかりとオリーブオイルを塗ってから焼くと美味しく出来きます。 また茄子が大ぶりで火が通りにくいので焼き時間は1時間ほど、と長め。   …

fiinocchio e patate al curry

フィノッキオ(フェンネル)とポテトのカレー炒め

日本ではまだ馴染みのないイタリア野菜の一つ、フィノッキオ。 英語名のフェンネルという名前でも呼ばれるこの野菜を使った、手軽に出来るこのカレー炒めが今日の一皿。 フィノッキオはセロリやアニスのような爽やかな香りが特徴で、生でも加熱しても食される、イタリアではお馴染みの野菜なんです。 フィノッキオはその独特の香りがゆえに、 「どんな味付けにしたらよいか、よくわからない。」 という方もいるかも知れないですね。 お勧めなのがこのカレー味。 フィノッキオのセロリやアニスのような香りとカレーって意外とピタリと合うんです。 作り方は簡単で、スライスしたフィノッキオとじゃがいもを普通の野菜炒めのように炒めた後に、少量の水を加えて柔らかくなるまで軽く蒸煮にするだけ。 最後にフィノッキオの葉を上から散らすと見た目も綺麗。 …

ブロッコリーのトマトソースコロッケ

冬になるとよく食べるブロッコリー。 よく食べる割にはあまりレパートリーのない野菜で、いつも同じ食べ方になってしまいがち。 今日はこのブロッコリーを蒸して、潰してコロッケにしてみた。 蒸すのが面倒ならレンジで柔らかくなるまで加熱するのも手軽な方法。 でも私は蒸すといっても使うのはフライパン。小房に分けたブロッコリーと水少々をフライパンに入れて蓋をし、10分ほどフォークで簡単に潰せるほど柔らかくなるまで蒸煮にする。そうすると野菜の甘味も出て、レンチンよりずっと美味しく出来るのでお勧めですよ。 ブロッコリーのコロッケだけでも十分に美味しいけれど、やはりトマトソースを絡めるともっと美味しい。トマトソースはシンプルに、炒めた玉ねぎとトマトピューレを煮ただけのあっさり、さっぱりとした味にしてみよう。 その代わりにコロッケにはたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノを入れて味のメリハリをつける。手元に無ければその他のチーズでもかまわない。モッツアレラや普通のスライスチーズをちぎって入れてもOK。   マンネリしがちなブロッコリーのレシピ、こんなイタリア風コロッケをレパートリーの一つにいかがでしょうか? ブロッコリーのトマトソースコロッケの作り方 …

gratinata di cardo gobbo, カルド・ゴッボのグラティナータ

カルド・ゴッボ(カルドン)のグラティナータ

今日の一皿は北イタリアの美食どころ、ピエモンテの野菜を使った一品。 この野菜、カルド・ゴッボ(cardo gobbo)というイタリアでもピエモンテ州のニッツァ・モンフェラート(Nizza Monferrato)とその周辺でしか栽培されていない珍しい野菜。アーティチョークの香りがする繊細な味わいがグルメ達を虜にする野菜です。 カルドとは日本語ではカルドンとも呼ばれるアーティチョークの野生種。ただ一般的なアーティチョークはつぼみの部分が食されるのに対し、このカルドンは茎の部分が食されます。 カルドンは南イタリアを中心にイタリアの他の地域でも栽培されていますが、このカルドンに土を盛って日光を当たらないように軟白栽培したのがこのニッツァ・モンフェラートのカルド・ゴッボ。ゴッボとは “背の曲がった” という意味のイタリア語で地中でカーブするように成長するためこう呼ばれます。 普通のカルドンは苦みがあり、固いので生食には適しませんが、このニッツァ・モンフェラートのカルド・ゴッボはカルドンの中でも唯一、生でも食べられる品種。生で食べるので一番有名なのは同じくピエモンテの郷土料理、バーニャ・カウダでしょう。もちろん加熱しても美味しく、その繊細な味と香りは唯一無二のもの。 今日の一皿はこのカルド・ゴッボのグラティナータ。 …

トピナンブールのチップス

トピナンブール(菊芋)のチップス

今日の一皿はワインのおつまみにピッタリなこのチップス。 使う野菜はトピナンブール。 トピナンブールとは日本では菊芋と呼ばれる芋で、ほんのりとごぼうのような香りがする野菜です(トピナンブールについて詳しくはこちら)。 作り方は普通のジャガイモのチップスと同じく、薄くスライスしてカリッと揚げるだけ。 ただしこのトピナンブールはスライスすると黒く変色してくるのでレモン水などにつけておくといいですよ。 あとは塩と粗びきの黒コショウをまぶせばそれだけでちょっとしたフィンガーフード。 ホームパーティでプロセッコを開けるのなら、このトピナンブールのチップスをお供に というのもいいかもしれないですね。 トピナンブールのチップスの作り方 材料 作り方

サルサ・ヴェルデ

サルサ・ヴェルデ(イタリアンパセリのソース)

イタリアでの定番ソースの一つ、サルサヴェルデ。 次からこのソースについての本場イタリアより解説していきますね! サルサ・ヴェルデ(バニェット・ヴェルデ)とは? サルサ・ヴェルデ(salsa verde)とはイタリアンパセリ、アンチョビ、ワインビネガー、パンを混ぜ合わせて作るイタリアのソース。サルサ・ヴェルデとはイタリア語で “緑のソース” という意味なんですよ。 北イタリアのピエモンテ州でよく使われるソースで肉料理や野菜につけて食べると美味しいソースです。ちなみにピエモンテの方言ではバニェット・ヴェルデ(bagnet verd)と呼ばれます。 作り方はとても簡単で、パンをワインビネガーで浸した後、全ての材料をミキサーにかけるだけ。 …

borragine

ボラージネのフリット

イタリアで見かけるちょっと珍しい野菜、ボラージネ(ボリジ)。 ボラージネとはほんのりとキュウリのような香りがするハーブ(詳しくはこちら)。イタリアではたまにメルカートで見かけたり、もしくは野原に自生していたいたりするんですよ。 このボラージネを使った料理でノンナ(おばあちゃん)がよく作っていたのがこのフリット。ボラージネの葉に小麦粉を水で溶いた衣を薄めにつけて揚げただけの、とてもシンプルなもの。 カリッと仕上げるコツはよく冷えた炭酸水で小麦粉を溶くこと。これだけで簡単にパリパリ、サクサクになるのでぜひ試して欲しいです。 日本ではボラージネとはなかなか聞きなれない食材でしょうね。 このちょっと珍しい食材のボラージネ、イタリアでは、こんな風にしてたべてるんですよ。 ボラージネのフリットの作り方 材料 作り方

白菜とベーコンのキッシュ

鍋料理に欠かせない野菜、白菜。 今日はこの白菜を使ってちょっといつもとは違う一皿に仕上げよう。   作るのはキッシュ。 市販のパイシートを使い、ベーコンと白菜を炒めて卵液と混ぜ合わせて焼くだけなのでとっても簡単。 今回は手元にあったパルミジャーノを使ったけれど加えるチーズは何でもいい。 普通のスライスチーズをちぎって入れてもいいし、ピザ用チーズでも美味しく出来る。 ただし、ベーコンとチーズから塩分が出るので塩は加えないように。   あとはオーブンが仕事をしてくれるのでのんびりと待てばいい。 …

チコリの香草パン粉焼き

チコリ(アンディーブ)の香草パン粉焼き

日本でも人気が出てきた西洋野菜のチコリ(アンディーブ)。もちろんイタリアでもお馴染みの野菜です。 今日の前菜はこのチコリを使った定番料理、グラティナータ(gratinata)。 グラティナータとは、表面は香ばしく、その下は柔らかく仕上げる調理法のことで無理やり和訳するとグラタン。ただ、日本語でイメージするグラタンよりももっとバラエティーの幅が広いんです。この香草パン粉焼きもグラティナータと呼ばれるうちの一つ。 さて、今日の一品、写真を見てすでにレシピが分かりそうなほど簡単! チコリにパルミジャーノ・レッジャーノ、オレガノ、パン粉をまぶしてオーブンで焼くだけ。 チコリは生で食べても美味しいけれどこうしてグラティナータにするともっと美味しいんですよ。 オレガノの香りもチコリと相性抜群。 キリッと冷えたプロセッコや白ワインとももちろん高相性。 サラダやチコリボート以外のレシピをお探しならこんなグラティナータはいかがでしょうか? チコリ(アンディーブ)の香草パン粉焼きの作り方 …

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