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サルデ・イン・サオール(イワシと玉ねぎのヴェネツィア風酢漬け)

sarde in saor サルデ・イン・サオール

サルデ・イン・サオールとは? サルデ・イン・サオール(sarde in saor)とは揚げたイワシを炒めた玉ねぎ、レーズン、松の実とともに酢漬けにしたヴェネツィアの郷土料理。 サルデ(sarde)とはイタリア語で鰯のことでサオール(saor)とはヴェネツィアの方言で “味、風味、フレーバー” という意味。その名が示す通り、玉ねぎの甘味とお酢の酸味が効いたとても美味しい一品です。日本の南蛮漬けにも少し似ていますね。 この料理はもともと中世の時代に魚をより長く保存できるようにと考えられた料理で、今ではベネチアのバーカロ(bacaro)と呼ばれる居酒屋やオステリアでワインのあてとして欠かせない存在。レストランでは前菜としてもお馴染みです。 ベネチアではたっぷりの玉ねぎが重要な材料で、伝統的には “玉ねぎはイワシの2倍の量” と言われます。 またベネチアでは一般的な茶色い皮の玉ねぎではなく香りも穏やかで甘味の強い白玉ねぎを使いますが、もちろん普通の玉ねぎで作っても美味しくできますよ。 …

スップリ・アッラ・ロマーナ ローマ風ライスコロッケ suppulì

スップリ・アッラ・ロマーナ(ローマ風ライスコロッケ)

永遠の都、ローマを旅したことがある人なら このスップリを目にしたことはあるのではないでしょうか? 次からローマっ子たちが愛する このとっても美味しいスップリについて解説していきますね! スップリとは? スップリ(suppli)とは牛ミンチやサルシッチャ、生ハムなどとお米をトマトソースで煮て、そのトマトライスにモッツアレラを詰めて揚げたイタリア、ローマのライスコロッケ。 イタリアではスップリ・アッラ・ロマーナ(ローマ風スップリ)やそのままシンプルにスップリとも呼ばれています。またローマではふたつに割った時に伸びるモッツアレラが電話のように見えることからスップリ・アル・テレフォノ(テレフォン・スップリ)なんて呼ばれたりもするんですよ。 ローマ料理として観光客によく知られるのはカチョエペペ、カルボナーラ、アマトリチャーナのローマ3大パスタですが、このスップリもローマの代表的なグルメの一つです。 ラグーソースのライスコロッケの中からモッツアレラがとろけ出すこのスップリはローマっ子が大好きなストリートフード。 イタリア旅行で訪れたローマで地元っ子がこのスップリをかぶりながら歩いているのを見た人も多いかもしれませんね。またはトラットリアでの典型的な前菜の一つでもあります。 もともとは余りものの材料を利用して作られていた料理なので、よくレバーなどの価値の低い、安い内臓部位も混ぜて作られていました。 …

insalata di bianchetti, シラスとルッコラとオリーブのサラダ

しらすとオリーブとルッコラのイタリアンサラダ

しらす、釜揚げしらすと言えば日本ではとても一般的な食材だけれど、イタリアでもわずかながらも食されているんです。 今日はこの釜揚げしらすを使ってちゃちゃっと簡単にイタリアンサラダにしてみよう。 しらすに合わせるのはオリーブ、ルッコラ、そしてレモンの皮のすりおろしにレモン汁。もちろんたっぷりのオリーブオイルもかかせない調味料。 ルッコラが手元に無ければカイワレ大根でも美味しいかと思います。 Visualizza questo post su Instagram Un …

プンタレッレのフリット puntarelle fritte

プンタレッラのフリット ボッタルガ塩掛け

プンタレッレとは、チコリの一種で、爽やかな苦みとカリッとした食感がとても美味しいイタリア野菜。 アンチョビと合わせてサラダにするのが一般的な食べ方だけれど、今日はこのプンタレッラをフリットにしてみよう。 使うのは芽の部分の先端から5-7㎝ほどの部分。 これ以上下の部分は少々固いのでフリットには向かないので、サラダや炒め物に使うといいですよ。 フリットを簡単にさっくり揚げるコツ 衣を溶く水は、よく冷えた炭酸水を使うと簡単にサクッと軽く揚がるのでおすすめ。 そしてサクサクの衣をキープするには油からあげた後、網の上でフリット同士がくっつかないように間隔をあけて、空気にふれさせるように並べて油を切ること。フリットの粗熱が取れる途中で何かに触れているとせっかくサックリと揚がっても、すぐにべちゃっとなってしまうのでご注意を。 仕上げはコレで、極上の一品に。 そしてこのプンタレッレのフリットにかけるのはボッタルガパウダー。 文字通り、イタリアのカラスミ、ボッタルガをすりおろしてパウダー状にしたものでこれを塩少々とともにたっぷりとふりかけて下さい。 …

barchette di indivia belga con gorgonzola e pera ゴルゴンゾーラと洋ナシのチコリボート

ゴルゴンゾーラと洋ナシのチコリボート

火を使わないで簡単に出来る前菜、チコリボート。 チコリの葉をそのまま器にして中に乗せるのはゴルゴンゾーラと洋ナシ。この二つの組み合わせはイタリアでは定番で、それだけでも美味しいのだけれどここへさらに加えるのはクルミとハチミツ。 チーズにハチミツというのは少し以外に思われるかもしれないけれど、塩味と甘味の組み合わせというのはとても美味しいんですよ。そしてクルミを加えることで食感のアクセントにもなります。 Visualizza questo post su Instagram Un post …

involtini di patate dolci e pancetta さつまいものベーコン巻き

さつま芋のベーコン巻き

日本で甘いお芋と言えばさつまいも。 イタリアにもさつま芋の甘い芋はあるんだけれど、イタリアで見かけるのは日本のものとちょっと違う。見た目は日本のさつま芋ととてもよく似ているけれど切ってみると中は鮮やかなオレンジ色。 味も香りはさつま芋だけれど、味はさつま芋とかぼちゃの中間のような感じ。さつま芋よりもホクホク感が少ないのでこのタイプの芋はオーブンでローストすると美味しいんですよ。 このイタリア版さつま芋を使って作ったみた今日の一皿は“ベーコン巻き”。 生ハムでもチーズでも塩味×甘味というのはやっぱり美味しい組み合わせ。 作り方はとても簡単でオーブンでスティック状にした芋を先に軽く焼き、ベーコンで巻いて再度オーブンで仕上げ焼きするだけ。アルミホイルなどで焦げないようにすればトースターでも気軽に作れますよ。 日本のさつま芋でももちろんいいし、スライスしたかぼちゃでもいいと思います。   仕上げにさっとバルサミコソースをかけたら、  ちょっとオシャレな前菜の出来上がり! …

ズッキーニ・スティック bastoncini di zucchine al forno

ズッキーニスティック

ズッキーニで作る簡単で美味しい一品、ズッキーニスティック。 作り方は至って簡単でスティック状に切ったズッキーニにパン粉をまぶしてオーブンで焼くだけ。 ちょっとしたコツとしては切った後のズッキーニに塩をまぶしておいて置き、ズッキーニの水分を軽く抜いてから焼くと味がぎゅっとコンパクトになり美味しくなります。 サイドディッシュやワインのあてにもピッタリなこの一皿。 ズッキーニのレシピのひとつにいかがでしょうか? ズッキーニスティックの作り方 材料 (4人分) 作り方

insalata di fiori di zucca crudi con mozzarelline e alici

花ズッキーニ、アンチョビとモッツァレラのサラダ

花ズッキーニ、アンチョビ、モッツァレラの組み合わせと言えばもう誰が何と言おうとフリット。 なのだけれど、今日ちょっとアレンジしてサラダに。 フリットにするのがちょっと面倒だなという気分の時でもサラダなら気軽に作れるし、この組み合わせで美味しくないわけがない。   花ズッキーニというと揚げたり焼いたりするイメージが強いけれど実は生でこうしてサラダで食べても美味しいんですよ。むしろ花ズッキーニの甘味と香りは生の方がより強く味わえるかもしれません。 今回はズッキーニの雌花を使ったので花についている小さなズッキーニもスライスしてサラダに加えてみました。   旬の食材の花ズッキーニ、定番のフリットの組み合わせでこんな美味しいサラダといのはいかがでしょうか?   花ズッキーニ、アンチョビとモッツァレラのサラダの作り方 …

鰯(イワシ)のベッカフィーコ sarde a beccafico palermitane alla b

【本場イタリアのレシピ】イワシのベッカフィーコ(パレルモ風)

鰯を使った料理でイタリアでよく知られるのがこのベッカフィーコ。 次からこのとっても美味しいベッカフィーコについて、本場イタリアより解説していきますね。 鰯(イワシ)のベッカフィーコとは? 鰯のベッカフィーコ(sarde a beccafico)とは南イタリア、シチリアの郷土料理でいわしにパン粉、レーズン、チーズなどをミックスした詰め物をして焼いたもの。シチリアにはザックリ分けて島東部のカターニア風と島西部このパレルモ風があり、またその二つを合わせたようなスタイルなどいろいろなベッカフィーコがあります。 ・パレルモ風イワシのベッカフィーコとは? パレルモ風のベッカフィーコは、開いたイワシにパン粉、松の実、レーズン、オレンジ果汁などを混ぜた具を詰めてイワシの尾を立てるようにくるりと巻いてオーブンで焼いたもので、ベッカフィーコと言えばこのパレルモ風が有名。レーズンにオレンジのフルーツの甘味とイワシの意外な組み合わせがとても美味しい料理です。 ・カターニア風イワシのベッカフィーコとは? 対してカターニア風のベッカフィーコは詰め物がパン粉にシチリアでよく食されているチーズのカチョカバッロやペコリーノチーズを加えたものになり、その詰め物を開いたイワシに挟んで油で揚げるスタイルになります。 …

antipasto di tofu e acciughe 豆腐とアンチョビの前菜

豆腐とアンチョビペーストの前菜

豆腐を使ったイタリアンな前菜が今日の一皿。 豆腐と言ってもこの前菜に使うのは木綿豆腐をさらに固くしたような “イタリア豆腐”。 なのでちょっと今回は海外在住の方むけのレシピです。   作り方はとても簡単で、角切りにしたお豆腐にアンチョビのペーストとみじん切りにしたイタリアンパセリをのせて、たっぷりのオリーブオイルをかけるだけ。海外豆腐独特のあの食感と味に、このアンチョビペーストがとてもよく合いますよ。 これ、もちろんワインにも合うし、冷酒に合わせてもgood。和食パーティーの時のちょっとオシャレな前菜としてもいいかもしれませんね。   『イタリアの豆腐にはイタリアの食材を合わせる』 発想を変えれば海外の豆腐もいろんな使い道があるかもしれないですね。 …

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