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タラッサコ

タラッサコ

タラッサコと聞いてもピンとこないでしょうが、実は皆さんが知ってるあの植物なんですよ。 タラッサコとは? どうやって食べるの? 次から詳しく解説していきますね! タラッサコとは? タラッサコとは、ヨーロッパが原産のキク科タンポポ属の多年草で、日本でも野原でよく見る西洋タンポポのこと。イタリアではデンテ・ディ・レオーネ(ライオンの歯)の名でも知られ、またピエモンテの方言ではジラソーレ(ヒマワリ)とも呼ばたりします。そして英語ではダンデライオン(dandelion)。※ジラソーレとは標準イタリア語ではひまわりの意味。 花から根まで全て食用でき、根を乾燥させて炒ったタンポポコーヒーはノンカフェイン飲料としてご存知の方も多いかもしれませんね。 イタリアでは葉の部分がメルカート(マーケット)などで普通に野菜として売られているんですよ。 ビタミンC、鉄分、カリウムが豊富で薬草としても古くから食用されていたこのタラッサコは、肝機能強化や利尿作用、血液浄化など様々な効能がある優秀なデトックス食品。特に利尿作用は ”ピッシャレット(おねしょ)”との別名がつくほど昔から知られた効用です。 味の一番の特徴はやはりその苦み。ただ花が咲き始めの若い葉は、苦みも少なく柔らかいです。 タラッサコの食べ方 …

アグレッティ(バルバ・ディ・フラーテ)

アグレッティとは? 緑の細長い葉をしたこのアグレッティ(agretti)、イタリアでよく知られる別名はバルバ・ディ・フラーテ(barba di frate)、“お坊さん(修道士)のひげ” という意味。確かにながーい髭にも見えますね。 このアグレッティはほうれん草と同じアカザ科の野菜で旬は春。イタリアでも旬の短い野菜の一つで市場に出回るのは3月の終わりから5月の2か月間のみでイタリアに春を告げる野菜の一つです。 味の特徴としてはほうれん草のようなほんの少し舌にピリッとくる刺激があります(ほうれん草と同じアクのシュウ酸を含む)。香りも少しほうれん草に似ていてシャキシャキとした食感が美味しく、加熱してもその食感が損なわれにくいのが特徴です。 栄養素としてはビタミンAが豊富で、その他にもビタミンB、C、カルシウムなどを含みます。 このアグレッティ、食用以外の使い方で有名なのは燃やした灰から作られるガラス。 そう、あの有名なベネチアングラスにも実はこのアグレッティの灰が使われているそうですよ。 …

カタローニャ

カタローニャ

イタリアはとってもメジャーなのに、日本ではほとんど知られていない野菜がこのカタローニャ。 「カタローニャとはどんな野菜?」 「どうやって食べるの?」 次から解説していきますね! カタローニャとは? カタローニャとはチコリア・アスパラゴとも呼ばれるキク科のイタリア野菜。 名前の通り、チコリの一種で旬は秋から冬にかけてですがイタリアでは通年手に入る定番野菜のひとつです。 味の特徴と言えばやはりその苦みですが、加熱するとそれほど苦みは気にならないので一般的には加熱調理して食されます。 葉の部分は加熱すると柔らかくなりますが、芯の部分は肉厚で少しサクサクとした食感があります。 このカタローニャの新芽はプンタレッラと呼ばれローマ近郊ではよくアンチョビのドレッシングと和えるローマ風サラダが有名。プンタレッラは苦みも穏やかで爽やかな香りとカリッとした食感が人気の野菜で、こちらは生でも食べられます。 カタローニャの食べ方 …

ブロッコロ・フィオラーロ

ブロッコロ・フィオラーロとは? ブロッコロ・フィオラーロとは正式には ”ブロッコロ・フィオラーロ・ディ・クレアッツォ (broccolo fiolaro di Creazzo)” という名のブロッコリーの一種。 ブロッコリーの新しい品種かと思われるかもしれないですが実は古代ローマ人も食していた歴史の古い野菜です。 ブロッコロ・フィオラーロの味・旬は? 一般的なブロッコリーは花蕾の部分と茎が可食部となりますがこのブロッコロ・フィオラーロは固い外葉を除き、中心部の柔らかい葉が食されます。 味は一般的なブロッコリーよりも甘味が強く、独特の繊細な香りがするのが特徴です。 旬は11月から2月頃で特に霜が降りてから収穫されたものは甘味がつよく、食感も柔らかくなります。 …

ボラージネ(ボリジ) borragine

ボラージネ(ボリジ)

日本では聞きなれない野菜の一つ、ボラージネ(ボリジ)。 次からこのちょっと珍しい野菜の食べ方について 解説していきますね! ボラージネとは? ボラージネ(borragine)とは日本ではボリジ、もしくはルリジサと呼ばれる地中海沿岸が原産のハーブ。わすれな草やネモフィラと同じムラサキ科の植物です。 外観の一番の特徴は触ると痛いほどの細かな毛に覆われていること。野菜と言うよりはハーブなのでお茶にして飲んだり、また種子からとれるオイルは抗酸化効果や保湿効果が高く化粧品などに使われています。 ボラージネ(ボリジ)の味と栄養素 葉の部分は食用としても使われ、少しキュウリに似た香りがするのが特徴。 ビタミンⅭとカリウム、ミネラルが豊富でデトックス食品としても知られています。昔は滋養強壮効果のある薬草として消費されていたそうです。 ※ボリジには微量のピロリジジンアルカイドが含まれるため長期間に渡る大量消費は避けた方がよいでしょう。 イタリアではボラージネ(ボリジ)は野原に生えている!? …

ラディーチェ・アマーラ radice amara

ラディーチェ・アマーラ

ラディーチェ・アマーラとは? ラディーチェ・アマーラ(radice amara)とはイタリア語で “苦い根菜” という意味のキク科の野菜。 見た目も食感もゴボウのようですが、名前の通りの強い苦みが特徴で北イタリア、ロンバルディア州のソンチーノ産のものが有名。ロンバルディア州以外ではこの野菜の事を知らない人も多い、イタリアでも珍しい野菜の一つ。旬は秋から冬にかけての季節の食材です。 ラディーチェ・アマーラの食べ方とレシピ集 苦みが強いので生では食べず、加熱調理して食べます。 アクがつよく、すぐに赤く変色するので皮を剥いて切ったら酢水かレモン水につけておいてから調理します。 さっと湯掻いてサラダにしたり、またはスープの具材にしたりとゴボウと同じような使い方が出来ます。火の通りが早いので歯ごたえのある食感を残したい場合は2~3分湯掻く程度で大丈夫。反対によく火を通すと柔らかくほくほくした食感に変わり甘味が出てくる。 太いものは中心部が筋っぽく固いので縦に4等分に切って中心部を取り除いた方が美味しくできます。 ラディーチェ・アマーラのレシピ …

カーボロネロのおいしい食べ方 レシピ集 CAVOLO NERO

カーボロネロ(黒キャベツ)のおいしい食べ方

日本でも少しずつ広まってきたイタリア野菜のカーボロネロ。 本場イタリアではどんな食べ方をするのか? どんな定番料理があるのか? 次から解説していきますね! カーボロネロとは? カーボロ・ネロ(cavolo nero)とはイタリアのトスカーナを代表するイタリア野菜。ケールの仲間でアブラナ科の野菜です。イタリアでは“トスカーナのキャベツ”という意味でカーボロ・トスカーノ(cavolo toscano)とも呼ばれます。 ちなみにカーボロ(cavolo) とはイタリア語でキャベツ、ネロ(nero)とは黒、という意味。日本語でもそのまま黒キャベツと呼ばれますね。 その名前が示すとおり色は黒っぽい深緑で一般的なキャベツより苦み、香りともにやや強いです。葉は縮れていて肉厚で固く、普通のキャベツのように結球しないのが特徴です。煮崩れにくく、煮込むほどに美味しくなる野菜なのでイタリアでも煮込み料理によく使われます。 …

チーマ・ディ・ラーパ

チーマ・ディ・ラーパ

日本ではまだあまり知られていないイタリア野菜の一つ、チーマディラーパ。 実はとっても美味しいこの野菜の本場 イタリアより、美味しい食べ方ととっておきのレシピ集をお届けします! チーマ・ディ・ラーパとは?- 旬と味- チーマ・ディ・ラーパ(cima di rapa)とはイタリアのカブの菜の花のこと。地中海沿岸が原産のアブラナ科の野菜で旬は冬から春先にかけてでイタリアの代表的な冬野菜の一つです。 この野菜、地域によって呼び名が変わり、ナポリではフリアリエッリ、トスカーナではラピーニ、アブルッツォではラペッタといろいろな名前がありますが、一大生産地、プーリア州での呼び名であるチーマ・ディ・ラーパが一番一般的な呼び名です。   チーマ・ディ・ラーパとはイタリア語で ”かぶ(ラーパ)の先っぽ(チーマ)” と言う意味。 …

カルチョーフィ

アーティチョーク/カルチョーフィの下処理方法と食べ方

西洋料理でよく見るアーティチョーク。 日本ではまだまだ馴染みのない野菜ですが、アーティチョークの本場イタリアでは一体どんな食べ方をしているのか? 次から詳しく解説していきます。 食べ方さえわかればとっても美味しいアーティチョーク、ぜひチャレンジしてみて下さいね! アーティチョーク/カルチョーフィとは? - 味・旬・栄養素・品種 – アーティチョークとはキク科チョウセンアザミ属の多年草。イタリアではカルチョーフィ(carciofi)と呼ばれ、秋と春になるとスーパーやメルカート(市場)でどこでも手に入るとてもポピュラーな野菜です。 食べるのは花が咲く前の蕾(つぼみ)の部分と茎の部分。一般的には加熱して食べますが、新鮮なものなら生でサラダにするのも美味しいんですよ。 その見た目から「どうやって食べるの???」と思われがちなアーティチョークですが下ごしらえも慣れればそれほど難しくありません。詳しい下処理の仕方は下で説明しますので、どうぞチャレンジしてみて下さい。 …

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