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ピゼッリのトマトソースパスタ

pasta e pieselli al pomodoro グリーンピースのトマトソースパスタ

ピゼッリ(イタリアのグリーンピース)とトマトのいかにも “イタリアの家庭料理”  な一品がこのパスタ。 こういうシンプルなパスタの美味しさの決め手は小手先のテクニックよりも何といっても素材。 とくにトマトソースのパスタにおいてはトマトの美味しさで全く別の料理になると言ってもいいほど重要。イタリア、特に南イタリアでは夏の間に採れたトマトで自家製のトマトピューレやトマトの瓶詰を作る家庭も多く、イタリアの家庭のガレージや倉庫にはこういった手作りのトマト瓶が山積みになっているのもごく普通の光景なんです。 そしてこのトマトソースに加えるグリーンピースがソースに甘味をプラスして酸味と甘みが絶妙な一品に。 ちなみにイタリアのグリーンピースはピゼッリと呼ばれ、甘味がとても強く、グリーンピース嫌いの人がいうような「パサパサしていて青臭い」という事がなくとても美味しいんです。 そしてこのソースの風味をUPする隠し味として加えるのがパプリカパウダー。 こうしてトマトソースの料理にパプリカやパプリカパウダーを加えるのは南イタリアのアブルッツォ州やバジリカータ州、カラブリア州の特徴で少し加えることで風味が増すので是非試してみてください。とは言っても入れすぎるとパプリカの香りが強く出てしまうのでほんの少し隠し味程度にすること。   シンプルなものほど美味しい。 …

パッパ・アル・ポモドーロ pappa al pomodoro

パッパ・アル・ポモドーロ

イタリアでの “残り物を使った” 代表的な料理がこの パッパ・アル・ポモドーロ。 パッパ・アル・ポモドーロとは一体どんな料理なの? どうやって作るの? 次から詳しく解説していきますね! パッパ・アル・ポモドーロとは? パッパ・アル・ポモドーロ(pappa al pomodoro)とは固くなったパンをトマトソースで柔らかくして食べるトスカーナの家庭料理。 もともとは固くなったパンを美味しく再利用するためのクチーナ・ポーヴェラ(cucina …

焼き茄子の中華風サラダ

茄子のピリ辛ポン酢かけ

さっぱりと食べれる茄子のポン酢ソースが本日の一皿。 使う茄子は米ナスのような大きい茄子を分厚くカットすると食べ応えがあってがお勧めだけれど、もちろん普通の長茄子でも大丈夫。 ちょっとしたコツとしては茄子を揚げ焼きした後に少量の水を加えて蒸し焼きすることで茄子がトロトロに美味しく仕上がります。 このサラダ、焼き立て熱々のナスにソースをかけて食べてもいいし、冷蔵庫でよく冷やして食べてもどちらの食べ方も美味しいですよ。 作り方はとっても簡単でフライパンで揚げ焼きしたナスにトマトとキュウリで作ったソースをかけるだけ。 材料もシンプルだし、トロリとした茄子とピリ辛ポン酢ソースがとてもよくあって食欲のない暑い日でもお箸の進む一皿。   冷蔵庫にあるもので簡単に出来て、とっても美味しいこのサラダ。 茄子料理のレパートリーの一つにいかがでしょうか?   …

焼き茄子のサラダ

焼き茄子のイタリアンサラダ

夏になると日本の食卓によく登場する焼き茄子。 今日の一皿はこの焼き茄子をちょっとオシャレにアレンジした焼き茄子のイタリアンサラダ。 焼き茄子にサバ缶(シンプルな水煮や燻製タイプ)、キュウリにトマトでトッピングをしたとっても夏らしい一品です。 仕上げの香りづけにはナスと相性のいいミントを刻んで加えると、彩も香りもとっても爽やかなサラダの出来上がり。 ちょっとしたポイントとしては、焼き茄子から出る水分は旨味や香りが詰まっているのでそのまま使うのがお勧め。 よく冷やしたこのサラダに、キリリと冷えたプロセッコでアペリティフやおもてなしの前菜にもなる。 いつもの焼き茄子をちょっとおしゃれに。 こんなイタリアンサラダというのはいかがでしょうか? 材料 (2-4人分) …

uova e pomodori in salsa di soia

卵とトマトのさっぱり酢醤油炒め

卵とトマトの炒め物と言えば中華の定番。 通常は鶏がらスープやオイスターソースなどの中華調味料を使用するのだけれど、このレシピの調味料は酢と醤油のみ。 ただ卵とトマトに酢醤油だけは少しもの足りないので、加えるのはネギ。葱に酢醤油というのはやはり食欲をそそる味です。 そして卵をふんわり仕上げるポイントはフライパンに溶き卵を入れた後に大きく切るように底から混ぜること。細かく混ぜるとスクランブルエッグのようになってしまうのでざっくりと混ぜるだけでOK。   仕上げにざっと酢醤油をかけたら、 白ご飯がもりもり進む簡単おかずの出来上がり!   卵とトマトのさっぱり酢醤油炒めの作り方 材料 …

friselle フリセッレ

トマトのフリセッレ

フリセッレとは? フリセッレ(friselle)とは南イタリアのプーリア州の固いパン。 形はベーグルのような輪っか状で、焼いた後に半分に切りさらに焼き上げるので水分が抜けて長期保存が出来るパンとなります。 パンと言ってもそのままでは固くて食べられないので、“水で濡らして柔らかくしてからから食べる”  のがこのフリセッレの特徴。 スプーンで水をかけてもいいし、水にドボンとつけてもOK。 長期保存が出来るパンなので、昔は航海時の食料としても利用されていたそう。その際は海水につけて食べていたそうだけれど、それもこのフリセッレを美味しく食べる一つの方法かもしれないですね。 このフリセッレの典型的な食べ方がこのようにカットしたトマトとたっぷりのオリーブオイルを乗せていただく食べ方。 トマトの水分がパンに染み込んで、シンプルだけどなんとも美味しい一皿に。 ブルスケッタはカリっとしたパンが特徴なのに対して、このフリセッレの食べ方はこうしてトマトなどの水分をじゅわっと染み込まして食べるのが特徴。 …

insalata di riso integrale

玄米のイタリアンサラダ

玄米と言えば日本でもヘルシーフードとして知られているけれど、こちらイタリアでも昨今の穀物系のヘルシーフードブームで一般家庭でも広く利用されている食材。 今日はこの玄米を使ったとってもカラフルでヘルシーな一皿のご紹介。 我が家ではトレッキングやピクニックなどの時のお弁当として大定番。茹でたお米と手元にあるいろいろな野菜を和えるだけの手軽さも定番となる重要ポイント。 ちなみにイタリアではお米は “炊くのではなく、パスタのように沸騰した湯で茹でるもの” 。玄米はゆで時間が40分ほどかかるので、茹でている間に和える野菜を用意したり、出かける準備をしたりしてその時間もしっかり利用。 和える野菜はなんでもいいのだけれどトマト、キュウリ、そしてチーズは我が家の定番。あとは手元にあればオリーブやケイパーなどを入れると味が引き締まって美味しく出来る。 美味しい上にとってもヘルシー。 行楽シーズンのお弁当として、たまにはこんなイタリアンサラダはいかがでしょうか? 材料 …

トマトのリピエノ

クスクスとトマトのリピエノ

トマトにクスクスを詰めて焼いたとっても美味しいリピエノが今日の一皿。 リピエノとはイタリア語で “詰め物をした” という意味で日本では “ファルシ” と言う呼び名でもお馴染みですね。 そしてクスクスとは イタリア南部や地中海沿岸、アフリカ北部でよく食べられるそぼろ状のパスタのことで、通常のパスタと異なり熱湯でふやかして食べるのが特徴です。 今日のリピエノはこのクスクスにツナ缶とオリーブを混ぜてトマトに詰めてたもの。この組み合わせはイタリアでは結構お馴染みで、今回はこれにミントも加えて爽やかなアクセントに。ミントが無ければバジルやオレガノ、イタリアンパセリなどのハーブでも美味しく出来ますよ。 トマトを焼くことでトマトの味が凝縮され、甘味も出るんです。オーブンで焼くのが面倒ならばトースターでもいいし、その場合はアルミホイルを被せて焦げないようにすればOK。 …

ビエトラ、サヤインゲン、ジャガイモのミネストラ

とても素朴だけれど、とっても美味しい野菜の煮込み(ミネストラ)が今日の一皿。 主な材料はビエトラ(スイスチャード)、サヤインゲンにジャガイモの3つ。これをトマトソースで煮込んだだけのシンプル極まりないこの料理は南イタリアのアブルッツォ州の田舎料理です。 ビエトラはコステ、コスティーネと呼ばれる茎が白いタイプのものを使うのがお勧めだけれど、それよりも大事なのは野菜自体の新鮮さや甘味。 いつも思うけれど、こういうシンプルな煮込み料理というのは本当に “素材の美味しさ” がストレートに出てきます。 そして主役の3つの野菜とともに欠かせないのがトマトソース。これは夏の甘味が強い完熟トマトをぜひ使って欲しいなと思います。出来上がりが断然美味しくなるんですよ。 いい素材がそろえばあとはあせらずじっくりと野菜の旨味が出てくるまで弱火で煮ること。 素朴でシンプルなのに、なぜかおかわりしたくなる味。 イタリアのスローフードというのはいつでも優しく、ほっとする、不思議な魅力にあふれているんですよ。 …

ボローニャ風ラザニア

ボローニャ風ラザニア

ラザニアは日本でもお馴染みのイタリア料理の一つで、イタリア語ではラザーニャ(lasagna)、ラザーニェ(lasagne)と呼ばれ、もちろんイタリア人も大好きな料理。 次からこのボローニャ風ラザニアやイタリアのいろいろなラザニアについて本場イタリアより解説していきますね! ボローニャ風ラザニアとは? ボローニャ風ラザニアとはパスタ生地、ラグーソース、モッツァレラにパルミジャーノなどのチーズとベシャメルソース(ホワイトソース)を層になるように詰めて焼き上げたイタリアでも一番スタンダードなタイプのラザニアです。 今回のレシピは材料もシンプルで作りやすいものですが、各工程を丁寧に作れば抜群に美味しいものができるんです。ここではパスタ生地を作るところから説明していますが、もちろん市販のラザニアシート、パスタ生地を使えばもっと簡単に手軽に出来ますよ! また、一度作り方をマスターすればラグーソースを工夫したり、チーズを変えてみたり、とオリジナルのレシピを作っても楽しいですね。 イタリアのいろいろなラザニア 他にもラザニアの本場、イタリアにはいろいろなレシピが存在するんです。 もう一つ、ラザニアで有名なナポリ版はベシャメルソースが入らずリコッタチーズを使用し、ラグーソースに加えて小さな肉団子(イタリア語でポルペッティーネ/polpettine)や茹で卵を加える家庭が多いです。 その他の地域ではトマトソースの入らない白いラザニア(イタリア語でイン・ビアンコ/in …

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