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リボリータ(カーボロネロのトスカーナ風煮込み)

カーボロネロレシピ リボッリータ(リボリータ)の作り方 RIBOLLITA TOSCANA

イタリアで 「カーボロネロの料理と言えば?」 と聞かれれば必ずこの料理の名前があがるほど有名なのが このリボリータ(リボッリータ)。 このとっても美味しい料理について、詳しく解説していきますね。 リボリータ(リボッリータ)とは? リボリータとはカーボロ・ネロやカンネリーニと呼ばれる白インゲン豆、その他のイタリア野菜を組み合わせて作る煮込み料理。トスカーナの郷土料理でイタリアのミネストローネの一種です。 リボリータ(リボッリータ)とはどういう意味? リボリータ(ribollita)とは “2度/何度も(ri) 、煮込まれた(bollita)” と言う意味のイタリア語。その名の通り作った翌日に再び煮込んで食べると、より味に深みが出て美味しくなる料理です。 ちなみに日本語ではリボリータとよく呼ばれますが、イタリア語の発音はリボッリータとなるんですよ。 …

芽キャベツとリングのオーブン焼き cavolini di bruxelles gratinati

芽キャベツとリンゴのオーブン焼き

コロンと可愛い芽キャベツを使った今日の一皿、オーブン焼き。 この芽キャベツは単品でオーブン焼きにしてもいいけれど、今回合わせたのはリンゴと砕いたアーモンド。加えるナッツはアーモンドでなくてもクルミでもいいし、手元にあるものでOK。なければ省略してもOKですよ。 リンゴの甘味とキャベツとはよく合う上に、仕上げにバルサミコソースをちょっとかけると味も引き締まって美味しく仕上がるんです。 この芽キャベツのオーブン焼きは豚肉や鶏肉などの白身の肉料理の付け合わせにピッタリ。付け合わせというよりももう少しボリュームを出しておかずにしたければここへ適当な大きさに切ったベーコンを加えても美味しいですよ。 木枯らし吹く夜のメニューに、こんなオーブン焼きはいかがでしょうか? 芽キャベツと林檎のオーブン焼きの作り方・レシピ 材料 (2人分) 作り方 1)芽キャベツは縦半分に切る。リンゴは厚めのイチョウ切りにする。オーブンシートを引いた耐熱皿に芽キャベツとリンゴを入れて軽く砕いたナッツ、パン粉、塩、胡椒、オリーブオイルとともに全体を混ぜ合わせる。 …

pizzoccheri ピッツォッケリ

ピッツォッケリ

イタリアのパスタと言えばデュラム小麦で作るあの黄色いパスタを思い浮かべる人がほとんでですよね。 でもイタリアにはこんな “黒い” パスタもあるんです。 次から現地イタリアより、このピッツォッケリについて解説していきますね! ピッツォッケリとは? ピッツォッケリ(pizzoccheri)とは北イタリアのロンバルディア州、ヴァルテッリーナ渓谷のそば粉のパスタ。 このピッツォッケリにたっぷりのチーズ、バター、サボイキャベツ(ちりめんキャベツ)にジャガイモを加えたものが一番スタンダードな食べ方で、ヴァルテッリーナの郷土料理として有名。この料理自体のこともピッツォッケリと呼んだりします。   この地方では寒冷の厳しい気候でも育つ蕎麦の栽培が昔から盛んで、いろいろな料理にそば粉がよく登場します。 …

quiche di cavolini di bruxelles 芽キャベツのキッシュ

芽キャベツとハムのキッシュ

可愛い見た目にほのかな苦みが美味しい芽キャベツを使ったキッシュが今日の一皿。 芽キャベツと合わせてフィリングに入れるのはハム。日本の普通のスライスハムでいいし、もちろんベーコンに変えてもok。 やはりキャベツ類とハム、豚肉というのは定の組み合わせだけあってとてもよく合います。 作り方は至って簡単で軽くソテーした芽キャベツとその他の材料をパイ生地に詰めて焼くだけ。パイ生地は市販のパイシートを使うので難しいことは何もないですよ。   サラダやサイドディッシュになりがちな芽キャベツを主役に、ほんのり苦みが美味しいこのキッシュ。 秋冬の冷える夜、ハフハフ言いながら食べるのが美味しい季節の一品です。   芽キャベツとハムのキッシュの作り方 材料 …

サボイキャベツのポトフ zuppa di verza

サボイキャベツとひよこ豆のポトフ

イタリアでの代表的な冬野菜のひとつ、サボイキャベツ。 今日の一皿はこのサボイキャベツを使った美味しくって身体も温まるポトフ。 私はこのサボイキャベツにひよこ豆を合わせるのが好きでいつもこの煮込みを作るときは、サボイとひよこのこの組み合わせで作るんです。 ここへほんのりとスパイスを効かすと、シンプルなポトフがぐっと美味しくなります。 こういう野菜のポトフを作るとき、顆粒コンソメを入れる人も多いかもしれませんね。 でも野菜とソーセージからしっかりと旨味が出るのでコンソメは不要。   ぜひ野菜の自然な甘みや旨味を味わってみて欲しいなと思います。   冷え込む夜は、こんな温かい一皿が欲しくなりますね。 …

サボイキャベツのキッシュ

サボイキャベツ(ちりめんキャベツ)のキッシュ

イタリアで冬の訪れとともに出回るサボイキャベツ。 煮込んだり、中の柔らかい部分は生でサラダにして食べたりといろいろな食べ方があるイタリアの冬の定番野菜の一つです。 このサボイキャベツを使った我が家の定番レシピはこのキッシュ。 さっと湯通しした葉をパイ生地代わりにして、中にスカモルツァチーズやジャガイモ、ポロ葱、北イタリア、チロル地方のスペックと呼ばれる燻製された生ハムなどをたっぷりと。もちろんそれらが手に入らなければ好みのチーズやベーコン、他の具材に変えてもOK。 このキッシュ、美味しく作るコツとしてはサボイキャベツの外側の少し硬い大きな葉の部分を使うのでオリーブオイルを振りかけて葉がパリッとなるまでしっかりと焼くと美味しくできますよ。   葉に少し焦げ目が入るまで焼きあがったキッシュを熱々のうちにいただく。   冷え込む夜に、たまにはこんなキッシュはいかがでしょうか? サボイキャベツのキッシュの作り方・レシピ …

chan-chan yaki (salmone stufato con verdure e miso)

鮭のちゃんちゃん焼き

今日の一皿は北海道の郷土料理、鮭のチャンチャン焼き。 イタリア在住の我が家はキャベツはイタリアの一般的なキャベツ、サボイキャベツ(ちりめんキャベツ)を使用。もやし、ネギもいっぱいいれて野菜の旨味をたっぷりだそう。イタリアには日本のようなホットプレートが無いのでフライパンで代用。 もちろん日本の家庭なら、普通のキャベツをたっぷりと入れてホットプレートで豪快に作るのもいいですね。 この味噌バターのたまらなくいい香りにつられて平日の夜でもいいお酒を開けたくなります。 うん、平日の夜に和食に日本酒と言うのもなかなかいいものですよね。 鮭のチャンチャン焼きの作り方 材料 (3-4人分) 作り方 (下準備)

芽キャベツとスペックとブリーのオーブン焼き

ころんと可愛い芽キャベツ。 イタリアではブリュッセル・キャベツ(cavolini di bruxelles)と呼ばれ、その名の通りベルギーのブリュッセル近郊が原産地の野菜です。 さて、この芽キャベツ、いつもなら茹でてからレモンとオリーブオイルで和えて肉料理の付け合わせにするのだけれど今日はもう少しだけ手を加えてみたのがコレ。 スペックと言うイタリア北部のアルプス地域のハムとブリーチーズを茹でた芽キャベツの上から散らしてオーブンで焼くだけ。 スペックが無ければ生ハム、燻製ハムやベーコンでもOK。ベーコンを使う場合は軽く炒めてから加えて下さい。 日本でも “トンカツにはキャベツ”、と言われるようにキャベツと豚肉(ハム類)の愛称は抜群。もちろん消化促進の点からもいいコンビ。そしてスペックにはブリーチーズがよく合うんです。 という思考の連鎖から生まれた組み合わせ。 …

ボルシチ

少し前の週末、いつものようにマッシモの八百屋さんで買い物をしているとビーツを見つけた。イタリアでも割とメジャーな野菜だけれどビーツから連想するのはやはり ”ボルシチ“。 と言うことで、夫ともこの日はボルシチにしようと意見が合致。さっそくレシピを探してみると、私の長年の大きな勘違いが明らかになってきた。 まず第一に、ボルシチはロシア料理と思い込んでいたのだが、実はウクライナが発祥らしい。ただロシア人の書いているレシピには当たり前だけれどロシアが発祥と言っているものもある。でも大半がウクライナと書いてあるのでやはりウクライナの郷土料理なのだろう。 そしてもう一つの勘違いはボルシチは肉類とビーツを一緒に煮込むシチューだと思っていたこと。ところがこれも調べてみるとシチューと言うよりもスープ、日本でいうお味噌汁のような存在だということを知った。そしてほとんどのレシピはまず牛肉のスープ(ブイヨン)を作り、肉はいったん取り出して最後にまた加える、とある。もしくは肉はスープの出汁とりのみでボルシチに加えないレシピもある。その辺から見てもやはり、シチューと言うよりもスープだ。 知っている人にとっては当たり前のことなのだろうけれど、ロシア料理や東欧の料理はあまり詳しくない私にとっては結構新鮮な発見だった。料理と言うのは文化、歴史だなぁとつくづく思う。掘り下げていくといくつもの発見があり、学生時代に大好きだった世界史とリンクすることが多くて面白い。”料理から学ぶ世界史” とかの授業があったらめちゃくちゃ面白いだろうな、と今ふと思った。 話しは戻り、このボルシチ、日本のお味噌汁がそうであるように、そのバリエーションは数え切れない。各家庭によって様々なレシピがあり、これがボルシチ!と断言できるようなものが見つからない。 と言うことで、いろいろなレシピを調べたのち、だいたいこの辺りがスタンダードかなぁ、というレシピを作ってみた。 とっても美味しく出来たので、夫と二人で 「これ、本場の味じゃない?」 …

カーボロネロのおいしい食べ方 レシピ集 CAVOLO NERO

カーボロネロ(黒キャベツ)のおいしい食べ方

日本でも少しずつ広まってきたイタリア野菜のカーボロネロ。 本場イタリアではどんな食べ方をするのか? どんな定番料理があるのか? 次から解説していきますね! カーボロネロとは? カーボロ・ネロ(cavolo nero)とはイタリアのトスカーナを代表するイタリア野菜。ケールの仲間でアブラナ科の野菜です。イタリアでは“トスカーナのキャベツ”という意味でカーボロ・トスカーノ(cavolo toscano)とも呼ばれます。 ちなみにカーボロ(cavolo) とはイタリア語でキャベツ、ネロ(nero)とは黒、という意味。日本語でもそのまま黒キャベツと呼ばれますね。 その名前が示すとおり色は黒っぽい深緑で一般的なキャベツより苦み、香りともにやや強いです。葉は縮れていて肉厚で固く、普通のキャベツのように結球しないのが特徴です。煮崩れにくく、煮込むほどに美味しくなる野菜なのでイタリアでも煮込み料理によく使われます。 …

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