リボッリータ(カーボロネロのトスカーナ風煮込み)

冬になると出回るイタリア野菜、カーボロ・ネロ。
このカーボロネロはイタリアでの別名カーボロ・トスカーノ(トスカーナのキャベツ)と呼ばれるようにトスカーナの代表的な野菜。
そしてトスカーナでこの野菜を使った一番代表的な郷土料理と言えば、このリボッリータ(ribollita)。
リボッリータとは “何度も煮込まれた” と言う意味のイタリア語でその名の通り、大量に作って何度も温め直しすほどに美味しくなる煮込み料理だ。

カーボロネロ以外にこの料理に欠かせないのが、カンネリーニと言う白インゲン豆。
このインゲン豆をペースト状にして加えることでとろみがついてとっても美味しくなる。
人によっては煮込んだ野菜も一緒にミキサーにかけることもあったりといろんなレシピが存在する。

そしてもう一つよく使われるのがビエトレと言うイタリア野菜。
このビエトレ、日本ではスイスチャード(フダンソウ)と言われる野菜でほうれん草の仲間。
ただほうれん草よりも甘味が強く香りも穏やかでくせがない。
とは言っても手に入らなければ、無くても大丈夫。

よーく煮込まれたこのリボッリータ、イタリア人の大好きな食べ方がパンを浸して食べること。
野菜の旨味がギューっと詰まった美味しいスープをパンに染み込ませて食べる幸せと言ったら!
2日と言わず3日連続でも食べたい、とっても美味しいトスカーナのマンマの味だ。
ingredients (4人分)
- カーボロネロ 500g
- サボイキャベツ 150g
- ビエトレ 300g
- 玉ねぎ 1個
- 人参 2本
- ジャガイモ 2個
- セロリ 3本
- 白インゲン豆(乾燥) 250g
- トマトピューレ 150㎖
- タイム(あれば) 少々
- EVオリーブオイル
- 塩
how to cook
(下準備)
- 白インゲン豆は一晩水に浸けておく
- 玉ねぎはみじん切りに、その他の野菜は1㎝程度の大きさに切っておく





