イワシのチーズパン粉焼き

鰯のチーズパン粉焼き sardine gratinate al forno

イタリアでも日本でも手軽に手に入って栄養価も高い魚、鰯(いわし)。 イワシは鱗を取る必要もないし、手で簡単にさばけるので使いやすい魚なので我が家ではよく登場する食材のひとつ。 今日はこの鰯を使ったイタリアンな一品、チーズパン粉焼き。 作り方はタイトルそのままで、開いた鰯にチーズとパン粉、ニンニクにイタリアンパセリを混ぜ合わせたものをまぶして焼くだけ。 今回使ったチーズはプローヴォラ(provola)というチーズだけれど、これ以外にもペコリーノチーズなどもおすすめ。 それ以外もパルミジャーノでももちろんOK。 コツというほどでもないちょっとした点は、パン粉にオリーブオイルを馴染ませておくことでオーブンで焼いたときにカリっと美味しく焼き上がる。 簡単に出来るこのイタリアンな一皿。 イワシのレパートリーの一つにいかがでしょうか? 材料(4人分) …

カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ アーティチョークのローマ風 CARCIOFI ALLA ROMANA

カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ

ローマを旅したことがある方なら、必ずこの料理を見たことがあるでしょう。 そんなローマの大定番料理、カルチョーフィ・アッラ・ロマーナとは? 次から詳しく解説していきますね! カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ(カルチョーフィのローマ風)とは? カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ(carciofi alla romana)とはアーティチョーク(イタリア語でカルチョーフィ)にみじん切りにしたミントとニンニクを詰めてオリーブオイルと水で蒸し煮したものでローマの郷土料理としてイタリア全土で広く知られています。 ちなみにローマではメントゥッチャ(mentuccia)というイタリアの野原によく生えているミントのようなハーブを使うんですよ。このメントゥッチャは一般的なミントよりも穏やかで優しい香りのハーブですが、もちろん普通の手に入るミントで作るのもOK。 ローマのトラットリアでは前菜としてもお馴染みの料理なので、ローマを旅した時に味わったことがある人も多いかもしれないですね。 この料理に使うカルチョーフィはカルチョーフィ・ロマネスコ(carciofi …

鯛の香草レモン焼き orata al forno

【丸ごとオーブン!超簡単】鯛のレモンハーブ焼き

イタリアでの定番家庭料理 鯛のオーブン焼き 鯛を使った我が家の大定番がこのレモンハーブ焼き。 今回はイタリアでごく一般的なヨーロッパヘダイという鯛をつかっているけれど、もちろん日本の鯛でも、鯛以外の魚で作ってもOK。 下処理済の魚を買えばオーブンで焼くだけなので本当に手軽に出来てしまう一品です。 イタリアではどんなハーブを使うの? 使う香草はタイムやオレガノなどが定番。魚の臭みを消して香りづけになるのでこういったハーブ類はイタリアで魚料理によく使われるんですよ。 写真のようにじゃがいもを加えて焼けば、付け合わせも一緒に出来てしまいます。 鯛に香りづけをして塩、オリーブオイルを振ったら後はオーブンで焼くだけ。 ほら、簡単すぎるメインディッシュの出来上がり! 鯛のレモンハーブ焼きの作り方 …

cozze in guazzetto ムール貝のグアツェット

ムール貝のグアツェット(トマトソース蒸し)

イタリアでのムール貝の定番の食べ方がこれ、グアツェット(guazzetto)。 次からこのとっても美味しい料理について詳しく解説していきますね! ムール貝のグアツェットとは? グアツェット(グアッツェット)とは魚介類などのトマト煮のこと。ムール貝のワイン蒸しにトマトを加えたようなものと言えばわかりやすいかもしれないですね。 作り方は至って簡単で先にトマトソースを作り、そこへムール貝と白ワインを加えて強火で蒸すだけ。 香りづけに今回はタイムとローズマリーを使ったけれど、それ以外でもイタリアンパセリなどでももちろん美味しいですよ。 ムール貝のグアツェットを美味しく作るコツは? このグアツェットを美味しく仕上げるポイントは何といってもムール貝をふっくらと仕上げること。 蒸しすぎると貝が縮んでしまうので強火で手早く蒸すのが重要。 フライパンで蒸してもいいし、鍋でも大丈夫。鍋を使う場合は底の方と上の貝で火の通りにむらができるので、その場合はアルミホイルで落とし蓋のように貝を覆ってから鍋の蓋をして蒸すと全体が均一に蒸せるのでおすすめ。 …

【初めてでも出来る!】 ムール貝の下処理とレシピ集

イタリア料理、西洋料理でよく見るムール貝。ここではムール貝の下処理方法、貝の開き方、いろいろな食べ方やレシピについて説明していきます。   ムール貝とは? – 旬と食べ方 – ムール貝とは和名はムサラキイガイという二枚貝でイタリア語ではコッツェ(cozze)と呼ばれます。イタリアやスペイン、フランスなどのヨーロッパ諸国ではお馴染みの貝で濃厚なうま味とふっくらした食感ががとても美味しい貝です。 ムール貝は岩場に生息する貝で、一年を通じて手に入りますが旬は春から夏にかけて。ちなみにイタリアでは“rのつかない月(6〜9月)”が美味しいといわれるんですよ。 ムール貝の食べ方 ワイン蒸しにしてそのまま味わうのも定番ですし、パスタやオーブン焼きにしても美味しいです。 …

ムール貝のオーブン焼き  / COZZE GRATINATE

ムール貝のオーブン焼き(グラティナータ)

ムール貝はイタリアで一年中手に入るとてもポピュラーな貝。 このムール貝を使ったイタリアでの定番料理の一つがこの香草パン粉焼き。 イタリア語ではグラティナータと呼ばれる料理で開いたムール貝にパン粉、パルミジャーノチーズ、イタリアンパセリやトマトなどを混ぜたものを詰めてオーブンで焼いたものです。 ムール貝は軽く蒸すことで簡単に開くことができ、また蒸した時に出る貝の汁を詰め物に入れるので、ムール貝の旨味を逃すことなく味わますよ。   見た目もカラフルで華やかなのでパーティーのもピッタリな一皿。   ワイン蒸の次のムール貝のレシピをお探しなら、こんなイタリアンなオーブン焼きはいかがでしょうか?   材料 …

lecso ungherese

レチョ (ハンガリーのパプリカ煮込み)

今日は日本ではまず聞いたことのない料理名でしょう、レチョの紹介。 レチョとは一体どんな料理? どうやって作るの? 次から詳しく解説していきますね! レチョとは? レチョ(Lecsó)とはパプリカ、トマト、玉ねぎをベースに作るハンガリーの煮込み料理。ここへパプリカパウダー、サラミやソーセージを加えたりしたものもよく見るレチョのタイプです。 パプリカ、トマト、ソーセージと日本でも手に入る材料で出来るものですが、本場ハンガリーの食材で作るレチョはやはり “ハンガリーの香り” がします。どんな食材がハンガリーを感じさせるのか?少し説明したいと思います。 ハンガリーのパプリカ まずハンガリー料理を語るうえで欠かせないのがパプリカ。ハンガリーはヨーロッパではよく知られたパプリカ大国なんですよ。ハンガリーの市場に行けばいろいろなタイプのパプリカが売れれています。 今回は写真のハンガリーのパプリカを使って作ります。この淡い黄色や緑の細長いハンガリーのパプリカは一般的なパプリカよりも生で食べるとカリッとした食感で、香りが繊細。緑のタイプは一般的なパプリカにほんの少しピーマンの香りを加えたような、といった感じでしょうか。(うまくこの香りを言葉で表現できませんがイタリアのパプリカとは違うな、といつも感じます) ※パプリカこぼれ話。イタリアとハンガリーのパプリカ文化について、インスタグラムのこの投稿で少しお話しています。ちょっとふざけた内容ですが(笑)、興味のある方はどうぞ! …

gnocchi トマトソースのニョッキ

【ノンナのレシピ】 トマトと牛ひき肉のニョッキソース

ジャガイモのニョッキに合わせるイタリアでの一番定番のソースがコレ。 イタリアのノンナ(おばあちゃん)がよく作ってくれるソースのレシピです。   作り方自体はとても簡単なので、味の決め手は何と言っても “トマトピューレの質”。ラグーソースのタリアテッレでも書いたけれど、イタリアの家庭(特に南イタリア)では今でも夏に年間分のトマトピューレを手作りする家庭も多いんですよ。   下のレシピを見てもらうとわかるように、牛ミンチよりもトマトピューレの量が圧倒的に多いレシピです。ノンナの作るスーゴ(イタリア語でソースのこと)はいつもこんな風にたっぷりのトマトピューレを使います。   もちろん、ノンナも毎回材料を量るわけではないのでレシピの量はあくまで目安ですが 良質のトマトピューレを惜しげもなくドボドボ使うことは欠かしません …

gnocchi alla romana ニョッキ・アッラ・ロマーナ ローマ風ニョッキ

ニョッキ・アッラ・ロマーナ(ローマ風ニョッキ)

日本でニョッキというとジャガイモのニョッキが一般的かと思います。でもニョッキの本場イタリアではこのローマ風ニョッキの存在も忘れてはいけません。 ローマ風ニョッキとは一体どんなものなのか?どうやって作るのか? 次から詳しく説明したいと思います。 ニョッキ・アッラ・ロマーナ(ローマ風ニョッキ)とは? ニョッキ・アッラ・ロマーナ(gnocchi alla romana)とは穀物の粗びき粉であるセモリナ粉と牛乳で作るニョッキにバターやペコリーノチーズやパルミジャーノ等のチーズをかけて焼き上げたもの。ローマの郷土料理としてイタリアでは広く知られている料理です。 一般的なニョッキはジャガイモから作られるのに対してこのニョッキ・アッラ・ロマーナはジャガイモを使用しません。 じゃがいものニョッキがいろいろなソースに合わせられるのに対し、このセモリナ粉で作るニョッキはバターとチーズと一緒に焼き上げるこのローマ風の食べ方が一番スタンダードな食べ方です。 セモリナ粉とは? …

【フライパンで簡単】鯖の香草パン粉焼き

安くて身体にいい魚の代表、鯖。 今日の一皿はこの鯖を使ったフライパンで作る香草パン粉焼き。 イタリアンパセリとニンニクが入ったパン粉をまぶして フライパンで揚げ焼きするだけ、と作り方もとっても簡単。 香草パン粉焼きというと、普通はオーブンを使うけれど今回は手軽にスピーディーに出来るようにフライパンで作るやり方です。 ひとつ注意点としてはフライパンで作る場合は、“小麦粉液をつける事”。 これをすることで 焼いている途中でパン粉が剥がれるのを防ぎます。 小麦粉+卵+パン粉の “鯖カツ” …

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