鶏むね肉とエリンギの葱バター醤油炒め

stracetti di petto di pollo e funghi erynghi 鶏胸肉とエリンギのバター醬油炒め

鶏肉というのは牛肉や豚肉と比べても短時間で簡単にうま味が出やすい食材。そこへ日本では手軽に手に入るエリンギを加えたのが今日の一皿。 ※ちなみにエリンギってもともとイタリアや地中海沿岸諸国が原産。イタリアではプーリア州で栽培されています。なのでイタリアでも品揃え豊富なスーパーで手に入るんですよ。   鶏肉&キノコ + にんにく葱バター醤油 、、、まぁ美味しいですよね。   エリンギは一年中手に入る食材なのでいつでも作れる一品なのだけれど、キノコ類というのはやはり秋に食べたくなるもの。 なのでちょっとバターも加えてコクを出し、秋冬に美味しい一皿にしてみました。   ワインにも、お酒にも合うこんな一品。   …

トマトとお米のリピエノ(ファルシ) pomodori riipieni con riso e parmigiano

トマトとお米のリピエノ

夏になるとどこの家庭でもよく見るトマトが今日の主役。 トマトはイタリア料理に欠かせない材料だけれど今日はこのトマトを使ったリピエノを作ってみよう。 リピエノ(ripieno)とは “詰め物をした” という意味のイタリア語でこのトマトのリピエノの定番の中身はお米。 さっぱりと食べるトマトには肉などの詰め物よりもやはりお米が一番よく合います。   作り方は意外と簡単で、お米をリゾットのようにフライパンで炒め煮して火を通したあとにトマトに詰めてオーブンで焼いただけ。 お米は日本のお米のような粒の小さなタイプがイタリアではよく使われるし、もしくはタイ米などの粘りのないさらっとしたタイプのお米も美味しく出来ます。これを洗わずに(気になるならさっと水洗いしてから)使うのがイタリア流。 そしてたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノを混ぜ合わせて詰めるのでそれだけで難しい味付けもなく、ご馳走の出来上がり。このパルミジャーノが無ければもちろん手に入るチーズでもOK。 …

YAKINASU (MELANZANE ARROSTO) E RUCOLA CON LA SALSA DI ACCIUGHE 焼き茄子とルッコラのアンチョビソースかけ

焼き茄子とルッコラのアンチョビソース和え

日本の夏の食卓ではお馴染みの焼き茄子。 その焼き茄子をワインに合うようにちょっとアレンジしてみたのが今日の一品。   焼き茄子自体の作り方はそのままで、かけるソースをアンチョビ、ニンニク、オリーブオイル、ワインビネガーで作ってみた。そしてこのソースに加えるのは焼き茄子の汁。  焼き茄子の汁にはうま味、甘味、そして香りが詰まったとっても美味しい調味料。これを捨ててはもったいない。焼き茄子の汁もソースに混ぜ込むことでぐんと味がまろやかにまとまります。   そして辛味のアクセントとさっぱり感をプラスするのに加えるのはルッコラ。   ちょっとワインが飲みたくなる。   …

花ズッキーニの食べ方 fiori di zucca

花ズッキーニの下処理方法とレシピ集

ズッキーニの普及とともに日本でも少しずつ認知度が高まってきたイタリア野菜『花ズッキーニ』。 花ズッキーニの本場イタリアより、扱い方の注意点やいろいろなレシピを紹介したいと思います。 花ズッキーニとは? 花ズッキーニとはその名のごとくズッキーニの花のこと。しかしイタリア語ではフィオーリ・ディ・ズッカ(fiori di zucca)、“カボチャの花”と呼ばれます。 カボチャの花?ズッキーニの花?どっちが本当なの?と混乱しそうになるけれど、イタリアでもフィオーリ・ディ・ズッカ(カボチャの花)として売られているものも、実際に流通しているもののほとんどはズッキーニの花なんです。 そもそもズッキーニがウリ科のペポかぼちゃの仲間なのでカボチャと同じ部類と言えば同じ。もちろんカボチャの花も花ズッキーニと同じように食べられます。下の写真を見てもわかるようにズッキーニの花とカボチャの花はとてもよく似ています。 花ズッキーニの種類・味・旬 花には雄花と雌花があり、外観での見分け方は花の下にズッキーニの実がついているのが雌花。花から茎が伸びているのが雄花。 …

鯖のイタリアンサラダ

魚の調理方法と言えば、生、焼く、煮る、あるいは蒸す、あたりを思い浮かべる人は多い。 けれど魚を茹でる、そしてサラダにする。と、すぐに思い浮かぶ人は少ないんではないでしょうか。 今日の一品は鯖を “茹で” て、そしてサラダにしたこの一皿。サラダと言ってもメインディッシュになる料理です。 茹でることで鯖の脂が落ちてさっぱりと食べられるのもこのサラダの特徴。 茹でる時にニンニクと黒コショウを入れて茹でると鯖の匂い消しにも、香りづけにもなるのでお勧めです。 そしてたっぷりのレモンを絞ってオリーブオイル、塩をかけてマリネすれば簡単に美味しいサラダに。 今回はこれに茹でたジャガイモ、イタリアンパセリ、トマト、そしてケッパーを加えてみました。 そしてケッパーは味のアクセントとなるので手に入ればぜひ入れてみて下さい。 …

polpette ポルペッテの作り方

【イタリアのミートボール】ポルペッタの作り方

“イタリア マンマの手料理” の代表的な一皿、 ポルペッタ(ポルペッティ)。 意外にも、とってもシンプルで簡単なこの料理について、詳しく解説しますね! ※日本語ではよく、ポルペッティと呼ばれますが、正しいイタリア語はポルペッタ(POLPETTA )です。ただしイタリアでは、単数形のポルペッタよりも、複数形のポルペッテ(POLPETTE)の呼び名の方が一般的なんですよ。 ポルペッテ/ポルペッティとは? ポルペッテ(polpette)とはイタリアの肉団子のこと。ポルペッテと言うと、マンマが作る定番料理 の中に必ず入るほど、イタリアではとてもポピュラーな料理です。 そもそもポルペッテとは …

hugo (cocktail di sciroppo di sambuco) ヒューゴ(エルダーフラワーのカクテル))

ヒューゴ(エルダーフラワーのカクテル)

イタリアのとってもオシャレなカクテル、ヒューゴ。 ヒューゴとは一体どんなドリンクなの? どうやって作るの? 次から解説していきますね! ヒューゴとは?  ヒューゴ(hugo)とは北イタリアのトレンティーノ・アルトアディジェ州発祥のカクテル。 プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)をベースにエルダーフラワーのシロップ、レモンスライス、ミントを加えたドリンクで、エルダーフラワーの甘い香りとレモンとミントの爽やかさが合わさった夏にピッタリなとても美味しいカクテルです。 ※本来はプロセッコを使ったお酒なのですが、お酒が弱い方やノンアルコールで作りたい場合はプロセッコの代わりに炭酸水で作っても美味しいですよ! Visualizza questo post …

海老とズッキーニのガーリック炒め ルッコラ散らし

“海老とズッキーニ”、もしくは “海老とルッコラ(ロケット)” とはイタリアではよく見る定番の組み合わせ。 たまたま家にこの3つの材料があったから思いつきで全部合わせて作ったのが今日の一皿。 ポイントというほどのことはない簡単な一品だけど、ズッキーニを炒めるときにたっぷりのオリーブオイルで揚げ焼きにするようなイメージで作るとズッキーニが香ばしく、崩れずに美味しく出来ます。 ズッキーニ、海老を炒めて火を止めたあとは適当な大きさにちぎったルッコラを散らせてレモン汁をかけるだけ。 ここへ少しお醤油を加えると白ご飯にもいけるおかずにも。 海老、ズッキーニ、ルッコラのトリオ。 裏切らない美味しさです。 海老とズッキーニのガーリック炒めの作り方 …

エルダーフラワーのパンナコッタ PANNA COTTA AL SAMBUCO

エルダーフラワーのパンナコッタ

ヨーロッパで5~6月にかけて至る所で咲いている美しく可憐な花、エルダーフラワー。 可愛らしい見た目とともに、幸せな気分になる香りが特徴なんです。 今日はこのエルダーフラワーで作るシロップを使って、イタリアのドルチェであるパンナコッタ作り! 実はこれ、インスタグラムのイタリアのフォロワーさんから教えてもらったアイディアで、一度作ってみるとその穏やかで優しい香りがするパンナコッタにすっかり魅了されてしまいました。 Visualizza questo post su Instagram Un …

ソレント風ニョッキのレシピ RICETTA GNOCCHI ALLA SORRENTINA

【じゃがいもニョッキの大定番!】
ソレント風ニョッキの作り方(ニョッキ・アッラ・ソレンティーナ)

じゃがいものニョッキで作るイタリアでの大定番、『ソレント風ニョッキ』。 このとっても美味しいニョッキについて、一体どんな料理なのか?どうやって作るのか?次から説明していきます。 ソレント風ニョッキとは? ソレント風ニョッキとはじゃがいものニョッキをトマトソース、モッツァレラ、パルミジャーノと共にオーブンで焼き上げた料理。 イタリア語ではニョッキ・アッラ・ソレンティーナ(gnocchi alla sorrentina)と呼ばれ ナポリのあるカンパーニア州のソレント地方の郷土料理としてイタリアではよく知られています。 トマトソースと和えてからモッツァレラを加えて焼き上げるため、少しグラタン的な要素のあるニョッキ料理と言えるでしょう。 オーブン料理のため、表面の香ばしさやとろけるモッツァレラがこのソレント風ニョッキの特徴。そしてトマトの赤、モッツァレラの白、そしてバジルの緑がなんとも『イタリアらしい』一品ですよね。 …

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