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フィノッキオとハムのグラタン

TIMBALLO DI FINOCCHI フィノッキオ(フェンネル)のグラタン

セロリやアニスのような爽やかな香りが美味しいイタリア野菜、フィノッキオ(フェンネル)。 このフィノッキオを使った我が家の定番料理がこのグラタン。 これはイタリアのマンマから教えてもらったレシピで主な材料はフィノッキオ、ジャガイモ、チーズ、ハムの4つだけ。グラタンと言ってもベシャメルソース無しで作るとてもシンプルな一品です。 このグラタン、作り方はとても簡単なのだけれど ちょっとだけコツを書くとしたらフィノッキオの切り方。縦半分に切り、繊維の方向と垂直に薄くスライスすると筋っぽくならず美味しく出来ます。そしてフィノッキオを柔らかくなるまで茹でてからオーブンで焼くのがグラタンをしっとりと柔らかく仕上げるポイント。 このグラタンに私がいつも使うのは、スカモルツァというイタリアのチーズ。 別名モッツアレラ・パッシータ(水分の抜けたモッツアレラ)と言われるようにモッツアレラと同じように手でちぎると繊維が裂けるチーズです。味も癖が無く、イタリアではとてもポピュラーなチーズの一つでいろいろな料理に使われます。無ければ普通のモッツアレラやスライスチーズ、その他のチーズで代用してもOK。そしてたっぷりとパルミジャーノをすりおろして加えることで、表面が香ばしく焼きあがります。 そしてもう一つの材料がプロシュット(ハム)。 イタリアはプロシュット・クルードと言われる生ハムがよく知られるけれど、プロシュット・コット(加熱処理されたハム)の種類も豊富にあるんですよ。 もちろん日本で手に入る他のハム、普通のハムでも美味しく出来るので大丈夫。 まだ日本ではあまり馴染みのない野菜、フィノッキオ。 イタリアのマンマはこんな風に仕上げたりするんですよ。 フィノッキオ/フェンネルのグラタンの作り方・レシピ 材料 (15×20㎝のグラタン皿) 作り方 (下準備)

ラディッキオ(トレビス)と洋梨のサラダ / insalata di radicchio e pere

ラディッキオと洋ナシのサラダ

鮮やかな色が美しいイタリア野菜、ラディッキオ。 今日の一皿はこのラディッキオを使ったとっても美味しいサラダ。 この少し苦みのある野菜には甘味のあるものを合わせるとその美味しさが引き立ちます。イタリアでよく見る組み合わせがラディッキオと洋ナシ。洋ナシのあの甘味と香りがラディッキオと抜群に合うんですよ。 今回使ったのはイタリアの梨、ペーラ・コッシャ(pera coscia)。下の写真を見てわかるように小ぶりで皮が薄く、皮ごと食べられるタイプ。もちろん他の洋ナシを使っても大丈夫。 そこへ季節のフルーツ、ザクロも加えるとますます美味! 塩味のアクセントにはパルミジャーノを使用。またはゴルゴンゾーラを合わせても美味しいです。ゴルゴンゾーラを使う場合はクリーミーなタイプよりも少し熟成されたピッカンテ(塩味の効いた)なタイプの方がおすすめ。 そして仕上げにはオリーブオイルとバルサミコソースをたらすだけ。 塩は加えなくても十分美味しい。 今回はちょうど手元にあったのでくるみも加えてみるとますます “秋のサラダ” となりました。   秋になると甘いものが欲しくなる。 サラダも今日は少しだけ、ドルチェ(甘いもの)な感じにしてみよっと!   ラディッキオ(トレビス)と洋梨のサラダの作り方 材料 (2-3人分) 作り方 バルサミコソースって? 実はおうちでとっても簡単に作れるバルサミコソース。「市販のものだといつも余ってしまう。。。」「いまいち使い方がわからない」という方へ。 少量でサッと出来る作り方&バルサミコソースを使ったレシピ集を載せています。

クスクスとサヤインゲン、ビエトラ

クスクスと平サヤインゲンのトマト煮

クスクスとはデュラム小麦から作られたそぼろ状のパスタ。 ただパスタと言っても一般的なパスタのように茹でるのではなく、熱湯でふやかして食べるアフリカや南イタリアのシチリアの料理。 このクスクス、イタリアでは結構メジャーでどこのスーパーでも簡単に手に入り、肉や野菜、ドライフルーツと合わせて食べるのが一般的な食べ方。 今日合わせるのはイタリア語でピアットーニ(piattoni)と呼ばれる平サヤインゲンとビエトラ(スイスチャード、フダンソウ)で作るトマトソースのミネストラ。 使う野菜はもちろん他の手元にある野菜でも大丈夫。 このクスクスと野菜のミネストラ、とっても簡単に出来るし冷蔵庫の残り物野菜を使えば特別な材料は要らないので我が家ではトレッキングやピクニックへ行くときのお弁当の定番メニュー。 ちょっとアフリカな雰囲気のこの料理、見た目よりも簡単なのでクスクスを見つけたら一度挑戦してみてはいかがでしょうか? クスクスと平サヤインゲンのトマト煮の作り方・レシピ 材料(2人分) 作り方 (下準備)

パプリカのリピエノ peperoni ripieni

パプリカのリピエノ オーブン焼き

イタリアには様々なパプリカがあるんです。 今回使ったのははトペーポ(topepo)というカラブリア州のパプリカ。 トマトのような大きさで、実がギュッとしまっていて厚みがあるのが特徴。見た目もコロンとしていて可愛いんです。その大きさからもリピエノ(肉詰めなどの詰め物をした料理)にピッタリとされる品種です。 とは言っても手に入りくいパプリカなので、もちろん日本で手に入る普通のパプリカを使っても大丈夫です。 リピエノの中身は牛ミンチ、パン、卵、牛乳にたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノ。このパルミジャーノ、実は昆布と同じように旨味成分であるグルタミン酸を多く含みます。 その為イタリアではそのまま食べるだけでなく、旨味を増すために料理にもよく使われる、イタリアを代表するチーズの一つです。 このレシピでは8個のリピエノに対して100gのパルミジャーノを使用。この100gのパルミジャーノ、一体どれくらいの量かというと下の写真の量がちょうど100g。 大きさの比較のためにワインのコルクを置いてみました。 そして100gをすりおろすと結構な量になることがお分かりいただけるかな? とは言っても日本ではパルミジャーノは高価だし、大量に使うのは難しいですよね。その場合は手に入るチーズでもいいので入れるとうま味が格段に上がるのでぜひ入れて下さい。 イタリアのノンナ(おばあちゃん)達はこのたっぷりのパルミジャーノを惜しげもなく使っています。だからこそ、あんなに美味しい “ノンナの味” というのが出来上がるのでしょうね。   実際にこのリピエノを食べた夫が一番に発した言葉は 「ノンナ(おばあちゃん)の作っていたリピエノみたい!」   そしてもちろん、ノンナの料理に欠かせない “たっぷりの愛情” も大事な隠し味となるので、そちらもどうぞお忘れなく!   パプリカのリピエノの作り方 材料 (8個分) パプリカ 8個 牛ミンチ 400g 卵 1個 パルミジャーノ・レッジャーノ 100g 固くなったパン(or パン粉)50g …

pörkölt gulyas グヤーシュ(ペルケルト))

本格ハンガリーグヤーシュ(ペルケルト)

ハンガリーを代表する料理、グヤーシュ(Gulyás/グラッシュ、グラーシュ)。 ひと口にハンガリーのグヤーシュと言っても実に様々なレシピがあり、根セロリを入れたり、白い人参のようなパースニップという野菜をつかったりなど、100人いれば100通りのグヤーシュが存在します。 今回のレシピはハンガリー人のお母さんから直々に教わったレシピ。 材料もシンプルで作りやすく、それでいてとっても美味しい “ハンガリーのお母さんの味” です。 グヤーシュにはいろんなレシピがあるけれど、グヤーシュには欠かせない材料というものがあります。 それはパプリカとパプリカパウダー。 実はハンガリーはヨーロッパでは言わずと知れたパプリカ大国。 ハンガリーの市場へ行けば、ところ狭しと並んだパプリカを見ることが出来るんですよ。 グヤーシュの定番の付け合わせ ノケドリ グヤーシュには茹でたお米を合わせることも多いけれど、今回はとことんハンガリーにこだわって、ハンガリーのパスタ、ノケドリ(nokedli)を作ろう。 ハンガリーの家庭ではこのノケドリの成型に大根おろし器のような専用器具を使います。 器のような部分に液状の生地を流し込んで前後にスライドさせながら生地を湯に落としていきます。 こうすると形の不揃いなノケドリが出来きるのですが、その不揃いさがグヤーシュによく絡んで美味しんですよ。 そうそう、そして大事なことを最後にもう一つ。 なんとこのグヤーシュ、本場ハンガリーではグヤーシュとは呼ばないんです。 ではこの料理名は一体何なのか、についてはレシピの後で説明しますね。 材料 (4人分) グヤーシュ用 シチュー用の牛肉 1㎏ 玉ねぎ 2個 緑パプリカ 1個 トマトピューレ 150㎖ 水 750㎖ パプリカパウダー 大さじ4 サラダ油 塩 ノケドリ用 …

ファッロとうずら豆のスープ

肌寒い季節になってきたらほっとするスープが欲しくなりますよね。 今日の一皿はファッロ(farro)という古代小麦を使った “食べるスープ” ファッロ(スペルト小麦)やオルゾ(大麦)などの麦類はイタリアではスープに入れたり、夏ならばサラダにしたりとよく食されるんです。 このファッロのスープにボルロッティ豆(うずら豆)を加えたのでこれ一皿でバランスの取れたとってもヘルシーなスープなんですよ。 ボルロッティ豆は調理後はそのきれいな紫色が消えてしまうけれど、日本名のうずら豆という名前からもわかるように新鮮なものは鮮やかなうずら模様をしている豆。初夏から秋ごろまでイタリアではフレッシュなものが出回るとてもポピュラーな食材です。 お腹も心も温まり、栄養も満点のこのスープ。 木枯らしが吹いたら食べたくなる、我が家のcomfort food です。 ファッロとうずら豆のスープの作り方 材料 (3-4人分) 作り方

かぼちゃのリゾット

かぼちゃが美味しい季節になったら作りたいのがこのリゾット。 作り方はとくに難しくはないけれど使うお米の種類はやはりリゾット用のものがおすすめです。最適なのはカルナローリ(carnaroli)という品種。粒が大きくアルデンテに仕上がりやすいのでリゾットには最適とされるんです。 もう一つの注意点はブイヨンを加えるときに一度に加えずに、少しずつ数回に分けて加えること。こうすることで、リゾットがお粥のようにぼったりとなるのを防げます。 そうそう、イタリアのリゾットはお米もアルデンテに仕上げるのが美味しいんですよ。これは日本人の感覚からするとちょっと固いごはんを食べていると感じるかもしれないですね。けれど食べ慣れてくると「やはりリゾットはこうでなくては。」というのが分かってくるんです。 イタリアでも秋になるとかぼちゃの料理が食べたくなる。 こんな秋の味覚のリゾットもかぼちゃの美味しいレシピの一つにいかがでしょうか? かぼちゃのリゾットの作り方・レシピ 材料 (2人分) 作り方

アンチョビパスタの作り方 spaghetti alle acciughe

【少しのコツで美味しさUP!】基本のアンチョビパスタの作り方

アンチョビはイタリアではどこのスーパーでも売っているお馴染みの食材。 今日の一皿はこのアンチョビを使ったとてもシンプルなパスタ。 シンプルなパスタと言うのは簡単そうだけれど、なぜか思うような味に仕上がらない事がありますよね。でも以下で説明するポイントさえ押さえれば誰でも簡単に美味しく作れるんですよ。 アンチョビパスタを美味しく作るコツ オリーブオイルの量、意識してる? このパスタのポイントはオリーブオイルをたっぷりと使うこと。 これは “イタリア料理の父” と呼ばれるペッレグリーノ・アルトゥージもその著書で記している点。 では具体的にどのくらいの量かというと二人分で70-80㎖(大さじ5杯)ほど。 結構多いように感じるかもしれないけれど、仕上げに加える炒りパン粉がオイルを優しく吸って丁度いい仕上がりにしてくれるんです。 この“オリーブオイルの使用量” については私の一番身近なイタリアのマンマ、義母や叔母達の使う量を見て気づいた点。 オリーブオイルをいろんな料理に使うとき、私達が「このくらいかな?」と適当に使う量よりも彼女達のオイルの使用量ははるかに多い。確かにパスタ以外の料理でも良質のオリーブオイルをたっぷりと入れるように意識して作るとやはり味、風味ともに断然よくなります。 Visualizza questo post su Instagram Un post condiviso da bacchette e pomodoro (@bacchette_e_pomodoro) インスタグラムではイタリア料理の秘密、“本場のホント”、季節のレシピ、を現地イタリアより配信中!フォローお気軽にどうぞ! オイルベースのパスタには “パン粉のふりかけ” …

海老とルッコラのサラダ

“海老とルッコラ”  と言えばイタリアではピッツァの具材の定番の一つ。 今日はこの海老とルッコラのサラダ。 ルッコラの香りと辛味は、魚介系にも相性がよく、イタリアでは薬味的な使い方をされます。 作り方は見たままの簡単さ。こんがりと塩焼きした海老とルッコラを合わせて、レモンとオリーブオイルで和えるだけ。 香ばしい海老の香りとルッコラの辛みが非常によくあってとても美味しいこの一皿。 よく冷えたプロセッコや白ワインのあてにもピッタリですよ! 海老とルッコラのサラダの作り方・レシピ 材料 (2人分) 作り方

焼き茄子と鯖缶とドライトマトのサラダ

焼きなすと言えば和食のイメージが強いかもしれないですね。 今日はこの焼きなすをイタリアンにアレンジした一品。   シンプルな焼きなすを冷蔵庫で冷やし、ひと口大に切ったらあとは他の材料と和えるだけ。 イタリアンサラダなのでもちろんかけるのはオリーブオイル。 そうそう、茄子を冷やしてる間に出る汁は旨味が詰まっているので捨てないで。 鯖缶でボリューム、ルッコラでピリッと辛みと香りを加えたら、味の引き締め役になるのは夏の間に作っておいたドライトマト。   イタリア料理でよく使われるこのドライトマト。 実は家庭でも簡単に作れるので時間のある時にぜひ作ってみて下さい(作り方はこちら)。   もう焼きなすは食べ飽きた、という時にはこんなイタリアンアレンジはいかがでしょうか?   焼き茄子と鯖缶とドライトマトのサラダの作り方 材料 (4人分) 茄子 4本 鯖缶 or ツナ缶 1個 ルッコラ 50g ドライトマト 10粒ほど EVオリーブオイル 塩 作り方 茄子はヘタの周りに切り込みを入れて皮が焦げるまで焼く。焼けたら皮を剥いて冷まし、ひと口大に切る。 水を切った鯖缶、ルッコラ、刻んだドライトマトを乗せてオリーブオイルと塩で味付けをして出来上がり。

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