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カタローニャと豚ミンチのポルペッティーネ レモンソース掛け

カタローニャのポルペッティーネ

イタリアでの定番野菜の一つが この  カタローニャ。 苦みが美味しい青菜野菜で定番の食べ方はフライパンで蒸し煮するストゥファートか、茹でてからニンニクと炒めてメインディッシュの付け合わせにする食べ方。(カタローニャについて詳しくはこちら) 今日はちょっとそのマンネリレシピを変えてみよう。 冷蔵庫にあったのは豚ミンチ。思いついたのは ポルペッティーネ(肉団子)。 まずはカタローニャを塩ゆでしてみじん切りにして、あとは豚ミンチと混ぜてフライパンで焼くだけ。 フライパンに残った肉汁はレモンを絞ってソースにしてかけてみたところ、ほんのりとしたカタローニャの苦みがレモンソースとよく合ったんですよ。 横を見れば、苦みのある野菜が苦手な子供もパクパク食べている(笑) ふと思いついたちょっといいレシピ、覚書に書いておこっと! 材料 …

ブロッコロ・フィオラーロのストゥファート

数多くあるイタリア野菜の中でもかなり珍しい野菜の一つがこれ、ブロッコロ・フィオラーロ(詳しくはこちら)。 ブロッコリーの一種だけれど主に葉の部分が食用されます。イタリア人でもこの野菜のことを知ってる人はほとんどいない貴重な存在。 たまにメルカートで見かけて気になっていたのだけれど、いつも立ち寄る八百屋さんのアンドレアがこれを仕入れていたので早速買ってみたんです。アンドレアに聞いてみると、 「フライパンでニンニクとオリーブオイルでシンプルにストゥファートにすると美味しいよ。」 とのこと。 ストゥファートとは弱火で蓋をして煮込む調理方法で、日本語なら “蒸し煮”、”煮込み”とでも言えばいいでしょうか。 初めての野菜なのでその味を確かめてもみたかったので、彼のアドバイス通りに他の材料と混ぜずにシンプルに作ってみよう。 これは、美味しい! 一般的なブロッコリーよりも甘味が強いけれど味と香りは繊細、ほんの少し酸味も感じる。そして塩茹でせずにストゥファートにしたので、その特徴を存分に楽しめる。 …

トピナンブール(菊芋)と粒マスタードのオーブン焼き

冬になると食べたくなるものの一つがこの、トピナンブール。日本では菊芋と呼ばれている芋で、シャキシャキとした食感とアーティチョークのような香りが特徴(トピナンブールについて詳しくはこちら)。 これはトピナンブールのレシピの中でもお気に入りの一皿。 切って、粒マスタードと和えて、焼くだけ、と作り方もとっても簡単なんです。 我が家で冬になると常備しているクルミも加えて焼き上げるとカリッ、シャキのダブルの食感が楽しい一品の出来上がり。 粒マスタードを使用するので味付けもとっても簡単で失敗知らず。 ワインのおつまみにもピッタリなこの一皿。 ヘルシーな食品として注目されるトピナンブールのレシピの一つにいかがでしょうか? 材料 (3-4人分) 作り方

鯖缶のトマトソースパスタ

鯖缶のトマトソースパスタ

鯖缶で作る、とってもお手軽で簡単、そしてとっても美味しい “イタリア版お手軽パスタ“ が今日の一皿。 イタリアで、鯖缶パスタに欠かせない食材は? イタリアで鯖のような魚の匂いけしや香りづけによく使われるのは ハーブのオレガノ。 オレガノは魚料理だけでなく、牛肉のピッツァヨーラなどの肉料理にも使われるので、常備しておくと便利なハーブです。 そして塩漬けのケイパーや、黒オリーブも味のアクセントとして加えると美味しいですよ! 作り方も至って簡単で、短時間でパパっと出来る鯖缶のトマトパスタ。 平日のランチにもおすすめの一皿です。 鯖缶のトマトソースパスタの作り方・レシピ …

サーモンと菊芋とポテトのグラタン

今日は北欧料理。 北欧と言っても使うのはサーモン、ジャガイモ、卵、牛乳など、どこでも手に入るもの。 これはフィンランドの料理でサーモンとジャガイモを層になるようにグラタン皿に詰めて卵液を流し、オーブンで焼いたもの。 メインの材料はサーモンとポテトなのだけれど、たまたま家にあった菊芋(イタリア語でトピナンブール)も加えて焼いてみたら これが結構美味しかったのでここへ書いておこうと思います。 この菊芋、シャキシャキとした食感があり すべてジャガイモで作るよりも軽い仕上がりとなります。サーモンなどの脂ののった魚とよく合い、我が家ではサーモンのオーブン料理をする時によく付け合わせとして使用するのがこのお芋。 菊芋はその栄養素から注目されている野菜で、日本では健康食品としてご存知の方も多いかもしれないですね。 そしてもう一つ、この料理に欠かせないのはディル。 北欧料理でよく登場するハーブで特にサーモンと相性がよい。これをいっぱい散らしてオーブンへ。 …

cardone zuppa di cardi cardo カルドーネ

カルドーネ (カルドンのスープ)

カルドーネとは? カルドーネ(cardone)とはイタリアのアブルッツォ州でクリスマスに食べられる伝統料理。 カルドン(イタリア語ではカルド)と言うアーティチョークの野生種を使うのが特徴で、ベースとなるブロード(ブイヨン)も牛肉、鶏、野菜をたっぷり使い丁寧に作る。このブロードだけでも十分美味しいのに、それ以外にも肉団子やパルミジャーノ・レッジャーノ、卵をたっぷりと加えるので旨味がこれでもかと言うほど詰まっているスープです。 カルドーネを作るのは大変!? カルドンはそのままでは固く、苦みがあるのでまず丁寧に側面のトゲと表面の繊維を取り除いてから40分~1時間以上、灰汁抜きのレモンと共にしっかりと柔らかくなるまで茹でる必要があります。柔らかく茹で上がったカルドンはその香りと味だけでも美味しいんですよ。 そして加える肉団子には我が家はいつもナツメグを加えて香りづけするけれど無ければ黒コショウでもOK。 この肉団子は1㎝ほどに小さく成型するのでクリスマスに大集合するファミリーの大人数分を作るのはなかなか時間がかかる作業。我が家ではクリスマスイブの夜にこの肉団子を義母と子供たちと一緒に3世代で用意するのが毎年恒例となっているんです。 まだまだ義母の作るカルドーネの味にはかなわないけれど、 代々受け継がれていくこの味を、 こうしてここに書き留めておこう。 …

ボリジ(ボラージネ)とアンチョビの卵炒め

ボリジとはイタリアの野原でよく見かけるハーブの一種で野菜としてもイタリア料理に登場する(ボリジについて詳しくはこちら)。 今日はこのボリジ、イタリア語でボラージネ (borragine) で作る我が家の定番の一皿をご紹介。 ボラージネをアンチョビ、卵とにフライパンで炒めるだけのとても簡単な一品。簡単なんだけれど、意外と癖になる美味しさなんですよ。 ボリジの特徴の一つでもある、トゲのように鋭い毛を柔らかく食べやすくするためにまずは軽く塩ゆでをするのがコツ。それ以外は普通の野菜炒めのように炒めるだけ。 今回はボリュームを出すために卵を加えたけれど卵なしでも美味しいです。 おそらく日本でボリジが食用として売られていることはほとんどないと思うので、イタリアに来られた際に見つけられたら、ぜひ味わってみて下さい。 ハーブ独特の苦みと香りがとても美味しいし、おまけに身体にいいときたら食べない手はないですよね。 ボリジ(ボラージネ)とアンチョビの卵炒めの作り方 …

ムール貝とジャガイモのリゾット(ミネストラ)

イタリアでムール貝はどこでも手に入るお馴染みの貝。 今日はこのムール貝を使って夫が実家でよくマンマが作ってくれたという一皿を再現してくれました。魚介類をトマトソースで煮込むのはいかにも南イタリアらしい料理。ムール貝のスープも加えるので潮の香りがするとっても美味しいリゾットです。 ただ、“リゾット”といっても茹でたお米をソースと和えるのでブロード(イタリア版の出汁)と共にお米を煮る本来のリゾットとは異なります。イタリアではむしろ“ミネストラ”という言い方の方が正しいかな? しかしイタリアではよくこのようにお米をパスタのようにアルデンテに茹でてからいろいろなソースとあえて食べたりするんです。お米もパスタの感覚ですよね。   作り方自体は割と簡単なこの一皿。 ワインが飲みたくなっちゃう一品、出来上がり~!   ムール貝とジャガイモのリゾット(ミネストラ)の作り方 材料(4人分) …

involtini di daikon

大根とサーモンの紅白巻

2018年が開けた。昨年のお正月は日本で過ごしたので母の作った立派なおせち料理を頂いたけれど今年はミラノで年越し。 年末からバタバタで結局お正月料理が準備できなかったのでせめて一品だけでもお正月気分をと作ったのがこの紅白巻。幸い大根はイタリアでも簡単に手に入るので細切りにしてスモークサーモンでくるりと巻くだけ。大根と魚というのはやはりいい組み合わせだ。スモークサーモンの脂と塩分を大根がさっぱりと調えてくれる。オリーブオイルをかけるとイタリアンとしてワインのあてにピッタリだしお醤油をつけると和風にもなる。来客があった時に前菜としてだしてみてもいいかもしれない。 切り落とした端っこは勿体ないので大根とともにみじん切りにしてみた。実はこれがメインの紅白巻よりも夫に大うけ。お醤油をたらして白ご飯にのせて食べてみたらとっても美味しかったのだ。 一年に一度だけ使う漆塗りのワイングラスで乾杯し、新年のささやかなお祝い。 2018年もいい年になりますように!   ingredients (4人分) スモークサーモン 250g 大根  ½本 …

ビエトラのグラタン

コステのグラタン

イタリアで一年中見かけるお馴染みの野菜の一つがこのコステ(ビエトラ・ダ・コステ)。 日本ではフダンソウ、スイスチャードと呼ばれているものだけれど、このコステは芯の部分が肉厚でどっしりと重みがあるタイプ。 今日の一皿はこのコステを使ってグラタンにしてみました。 調理のポイントとしては、白い茎の部分はしっかりと茹でて柔らかくしておくのがコツ。 日本ではおそらく手に入りにくい野菜なので、コステと同じ仲間のホウレンソウやコステの小さいタイプであるスイスチャードで作ってみても美味しくできますよ。 このグラタン、生クリームを入れるので食べ応えがあるしオーブンで簡単にできるのでパーティ用にもピッタリ。オーブン料理は少し面倒と思われがちだけれど、大人数分を一気に調理できるので来客が多いときには実はとっても便利なんですよ。   簡単に出来て、見た目も豪華な野菜グラタン。是非お試しあれ!   コステのグラタンの作り方 …

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