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サボイキャベツのヴァルペッリーネ・スープ

サボイキャベツのヴァルペッリーネ・スープ zuppa alla valpellinese

サボイキャベツで作るイタリアの絶品料理、ヴァルペッリーネ・スープ。 次からこのとっても美味しいスープについて解説していきますね! サボイキャベツのヴァルぺッリーネ・スープとは? ヴァルペッリーネ・スープとはサボイキャベツ、パン、フォンティーナチーズを層になるようにして詰め、そこへブイヨンとバターを流しいれて焼き上げる北イタリアのヴァッレ・ダオスタ州にあるヴァルペッリーネ(Valpelline)の郷土料理。 サボイキャベツで作る イタリアのスープグラタン と言えばわかりやすいですね。 イタリア語ではズッパ・アッラ・ヴァルペッリネーゼ(zuppa all valpellinense)という名前の料理で、この地域の方言ではスーパ・ア・ラ・ヴァペレネンツェ(Seupa …

pollo fritto con salsa di cipollitti 油淋鶏

我が家の簡単油淋鶏

簡単で手軽に出来てご飯が進む油淋鶏(ユーリンチー)。 ちょっとしたコツとしては、もも肉の分厚い部分に切れ目を入れると、火の通りが速く均一になり、揚げむらが防げます。 鶏肉がカリっと揚がったなら、あとは香味ソースをかけるだけ。我が家のソースはニンニクは香りづけだけに使用し、食べる前に取り除く作り方。 これだけで、ごはんもビールも進む、美味しいおかずの出来上がり! 余談だけれどこの油淋鶏、本場中国では衣をつけないで熱した油を掛け焼きするそうでこの衣ありバージョンは日本独特なのだとか。 和食もイタリアンも中華も、世界中に広まった料理というのは本国にはないスタイルに変わっていくのはよくあること。 でもこの “ジャパニーズ中華” な一皿。 私は結構好きだったりします。 簡単油淋鶏の作り方 材料 …

fagioli all'uccelletto うずら豆のトスカーナ風煮込み ファジョーリ・アルッチェレット

うずら豆(ボルロッティ豆)のトスカーナ風トマト煮込み

今日の主役はうずら豆。 うずら豆はイタリア語でボルロッティ(borlotti)と呼ばれるインゲン豆の一種。名前の通りうずら卵のような模様をした豆で、イタリアでの定番食材の一つです。 このまだら模様、調理すると消えてしまうので出来上がったものを見ると “うずら豆” の名前にピンとこないでしょうが、調理する前の豆やフレッシュなもののサヤを見ると、「なるほど、確かにうずら模様だな。」と思いますよね。 さて、今日の一皿はこのうずら豆を使ったトスカーナの伝統料理、ファジョーリ・アルッチェレット(fagioli all’uccelletto)。ファジョーリ・アルッチェレットにはよく白インゲン豆が使われますが、うずら豆を使ってももちろん美味しいんですよ。 この料理はセージを使って香りづけするのが特徴で後は豆をトマトソースで煮込むだけ。 簡単でとっても美味しいし、豆の煮込み料理というのはどこかホッとする味がします。 ボルロッティ豆はイタリアでは夏場のメルカート(市場)で新鮮なものがよく出回るので、シーズンなら生の豆を使っても簡単に出来るし、もちろん乾燥豆を水煮してから使っても同じように出来ます。 …

il mosto cotto モストコット

モストコット

モストコットとは聞きなれない名前ですよね。 イタリアのとっておきの調味料、モストコットとは? 次から詳しく解説していきますね! モストコット(サパ/サバ/ヴィンコット)とは? モストコット(mosto cotto)とはイタリア語でモスト(mosto)と呼ばれる葡萄の絞り汁を加熱した葡萄の濃縮液のこと。 ちなみにコット(cotto)とはイタリア語で “加熱した、煮た” という意味なんですよ。モストは葡萄の絞り汁でワインの原料となるものですが、このモストコットは加熱によりアルコール発酵が阻止されるためアルコールを含みません。 甘味の強い濃厚なモストコットはそのままチーズに少しかけたり、お菓子作りに使われたりします。 …

vellutata di finocchio フィノッキオ(フェンネル)のヴェルタータ(ポタージュスープ)

フィノッキオのヴェルタータ(ポタージュスープ)

フィノッキオとは、日本ではフェンネルやウイキョウとも呼ばれるイタリア野菜。見た目は玉ねぎのようだけれどセロリやアニスのような爽やかな香りが美味しいんです。 ぱっと思いつく食べ方は生でサラダかもしれませんが、イタリアではこんなヴェルタータ(vellutata)にするのも定番。ヴェルタータとはイタリア語で野菜のポタージュスープのことで寒い季節にはこんな優しい味のヴェルタータが欲しくなります。 さて このヴェルタータ、作り方は至って簡単で小さく切ったフィノッキオ(フェンネル)とジャガイモを野菜のブイヨンで煮てブレンダーにかけるだけ。 今回は野菜のブイヨンから作っていますが、もっと手軽にしたければ市販のブイヨンキューブと水と煮るだけでもOK。とはいえ、野菜の自然なうま味や甘味というのは簡易出汁では味わえないもの。野菜のブイヨンは下のレシピで説明するようにとっても簡単なので時間があればぜひ手作りしてみて下さいね。 フィノッキオ(フェンネル)のヴェルタータの作り方・レシピ 材料 (4人分) ブイヨンスープ 作り方

canederli con mela e gorgonzola 林檎とゴルゴンゾーラのカネーデルリ

りんごとゴルゴンゾーラのカネーデルリ

パンで作るお団子、カネーデルリ(カネデルリ)とは北イタリアのチロル地方の郷土料理。 主な材料は固くなったパン、牛乳、卵とどこの家でもあるものばかりなので思い立ったらすぐ作れるのも嬉しい一品です。 一般的な作り方は茹でて作るのだけど我が家はオーブンで焼く作り方。オーブンで焼くとふんわりと口どけのよい仕上がりになるのでうちではオーブンでよく作るんです。 このカネーデルリにすりおろした林檎を加え、さらにイタリアのブルーチーズ、ゴルゴンゾーラをトロリと溶かしたのが今日の一皿。 リンゴにブルーチーズとはちょっと意外に思われるかも知れないけれど、これが相性抜群。ここへちょっとクルミも加えるとくるみの食感もプラスされてますます美味しいんです。 作り方もとっても簡単で全ての材料をボウルに入れてよく混ぜるだけ。後はお団子状にしてオーブンで焼くだけなので、焼く時間を除けば10分程度で出来てしまいます。 ふんわりと口どけのよい仕上がりにするコツは牛乳をいっぱい入れること。 ぎりぎりお団子の形が出来るゆる~いタネにすることで食べた時に口の中で溶けるようなカネーデルリが出来ますよ。 冷え込む夜、 熱々のカネーデルリでチロル料理を味わってみるというのはいかがでしょうか? …

minestra di cavolo nero, orzo e acciughe カーボロネロ,とアンチョビとオルゾのミネストラ

カーボロ・ネロとオルゾ(大麦)のミネストラ

イタリアのトスカーナ地方でよく食べられる冬野菜、カーボロネロ (黒キャベツ)。 今日の一皿はこのカーボロネロを使ったミネストラ。 我が家ではこのカーボロ・ネロに麦類を加えてプリモピアットとすることがよくあり、中でもこのミネストラと愛称がいいのがオルゾ(大麦)。 煮込んでもお米のように煮崩れず、素朴な味わいでこのカーボロ・ネロとよく合うんです。 そしてカーボロネロは今回は若い葉のとても柔らかなものを使用。新鮮で柔らかいものは煮込み時間が短くても美味しくできるし、大きく固い葉であれば煮込み時間を長くすることで味わいが出てきます。 そしてアクセントとして加えるのはアンチョビ。 キャベツ類とアンチョビというのは相性のよい組み合わせ。素朴なミネストラをアンチョビがいい感じで引き締めてくれるんです。アンチョビを加える時の注意点はそれ自体の塩分が濃いのでミネストラに塩を加えすぎないこと。仕上げに塩味が足りなければ少し足す、程度でOK。 この一皿、難しことは何もないとてもシンプルな一品ですが唯一のポイントはカーボロネロが柔らかくなるまでじっくりと煮ること。 煮込み時間が短いとカーボロネロの良さが出てきません。じっくり煮込むほど美味しくなると思ってあせらずゆったりした気持ちで作るのがコツ。 …

finocchio gratinato フィノッキオ(フェンネル)のホワイトグラタン

フィノッキオのグラティナータ

フィノッキオとは日本では英語名のフェンネルという名前で聞いたことがあるかもしれませんね。 見た目は玉ねぎのようだけれど、セロリやアニスのような爽やかな香りがとても美味しい地中海沿岸が原産のイタリア野菜です。イタリアではどこのスーパーでも一年中売っているとてもポピュラーな野菜なんですよ。 フィノッキオのグラティナータとは? 今日の一皿はこのフィノッキオを使ったイタリアでの定番料理の一つ、グラティナータ(gratinata)。 グラティナータとはオーブン等で野菜などの表面をこんがりと焼きあがるイタリア料理のこと。イタリア料理でのグラティナータとは香草パン粉焼きのようなものも指すし、とても幅が広いのですが 日本語でものすごく平たく言うとグラタンという和訳になります。 このグラタン、イタリアでは肉料理等のサイドディッシュとして定番。サイドディッシュとしてはこのレシピのようにシンプルにベシャメルソースとパルミジャーノだけでも美味しいですが、もちろんこれをベースにいろいろアレンジするのもいいですね。   フィノッキオのグラティナータを美味しく作るポイント 注意点というか、ポイントはフィノッキオの切り方。 フィノッキオは玉ねぎのように縦に繊維が伸びており、これが加熱後も割としっかりと残ります。なのでその繊維を断ち切るように横方向に切ると筋っぽくならずに美味しく作れますよ。 …

フィノッキオ(フェンネル)のコトレッタ COTOLETTA DI FINOCCHIO

フィノッキオのコトレッタ(カツレツ)

フィノッキオ、コトレッタ、、、。 ちょっと聞きなれないカタカナ料理かもしれないですね。   まずフィノッキオ(finocchio)とは日本ではフェンネル、ウイキョウとも呼ばれるイタリア野菜。セロリのような爽やかな香りが美味しい、イタリアではとてもポピュラーな食材です。   そしてコトレッタとはカツレツのこと。一般的にはミラノ風カツレツのように豚肉や鶏肉などで作らることが多いですが、こんな風に野菜のコトレッタも美味しいんですよ。 今回はより軽さを出すために衣に卵を使用せず、小麦粉、水、パン粉のみのシンプルなもの。もちろんボリュームを出したければ卵を使ったバッター液にパン粉をつけても美味しいです。 一点、このフィノッキオのコトレッタを作るときの注意点はフィノッキオの切り方。 フィノッキオは縦に繊維が通っているため筋っぽさを無くすのに私はいつも横方向にカットします。でもこのコトレッタはその切り方だとバラバラになってしまうので、このフィノッキオのコトレッタを作る場合は芯の部分を残して縦方向にカット。そもそもナイフとフォークで食べるものなので、縦方向に切ってもまあ、問題ないかなと(笑)。芯の部分も火を通せば美味しいのでそのままで大丈夫ですよ。 サラダで食べるイメージが強いフィノッキオ、こんな風にコトレッタにしてみるのもおすすめですよ。 …

polenta e salsicce in umido all'abruzzese ポレンタとサルシッチャのアブルッツォ風

サルシッチャとポレンタのアブルッツォ風

ポレンタ (polenta) とはトウモロコシの粉から作るピュレ状の食べ物で、イタリアの冬では山岳地帯でよく食べられる定番料理。 北イタリアの方がポレンタ文化は強いけれど、今日の一皿はイタリアのソーセージであるサルシッチャのトマト煮を合わせるアブルッツォ風。北イタリアではバターやチーズがたっぷりのポレンタに対して南へ行くとトマトが効いたソースになるのがやはり中部~南イタリアのポレンタらしいなと思います。 アブルッツォ州は中部~南イタリアのアドリア海側に位置する州で、アブルッツォ州の冬のスキー場ではこんな感じのポレンタがよく出てくるんですよ。 またポレンタ粉も北ではポレンタ・ブラマータのような粗引きの粉なのに対して中部~南イタリアのポレンタは比較的細かな挽き方なのも特徴。今回はフィオレットと呼ばれるさらさらとした粒子の細かい粉を使っています。 ※とは言ってもイタリアの大手スーパーは北から南、大体同じブランドを扱っているのですが。。。 イタリアでポレンタというと冬の代表的な料理の一つ。 実際にポレンタを食べると心も身体もあったまる、そんな印象を受けます。   …

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