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溶かしバターで作る簡単スコーン

scones スコーン

スコーンにクロテッドクリーム、そして美味しい紅茶、、、。 イギリスのアフタヌーンティーをイメージすると、このスコーンを思い浮かべる人も多いと思う。   さてこのスコーン、通常は冷えたバターを角切りにして小麦粉とすり合わせながら作るんだけれど、私の作り方は溶かしバターで作るやり方。      このやり方だとスコーン作りによく使われるフードプロセッサーも不要だし、本当にあっという間に出来てしまう。 朝の寝ぼけ頭でぼーっとしながらでも作れてしまう簡単さ。 実際に我が家ではスコーンはよく朝食に登場するんです。 面倒な生地の型抜きもなし、包丁で四角くカットするだけ。そして作業台も使わない。焼くときに使うオーブンシートの上でチャチャっと作ってそのままオーブンへ!と洗い物も少ないので本当に簡単。   …

biscotti di granosaraceno そば粉のクッキー

そば粉のクッキー

蕎麦といえば和食、日本のイメージだけれどもイタリアのアルプス地域でも実は蕎麦がよく食されているんです。例えばロンバルディア州のポレンタ・タランニャや蕎麦粉のパスタのピッツォッケリなど。 今日のおやつはオーストリアとの国境付近、トレンティーノ・アルト・アディジェ(南チロル地方)の蕎麦粉のクッキー。 Visualizza questo post su Instagram Un post condiviso …

セロリ葉ジェノベーゼのパスタ / SPAGHETTHI AL PESTO DI SEDANO

セロリ葉ジェノベーゼのパスタ

セロリの葉、というと通常は捨てられてしまう部分。   今日の一皿はこのセロリの葉が主役。   “ジェノベーゼ”というとバジル、松の実、パルミジャーノ、オリーブオイルのペスト・アッラ・ジェノベーゼが有名だけれど、これをセロリの葉で作ってみたのがこれ。   バジルの代わりにセロリの葉、今回は松の実の代わりにアーモンドを使用したけれどアーモンドでなくてもクルミや他のナッツ類でももちろんOK。 これらの材料をオリーブオイル、パルミジャーノとともにブレンダ―でペースト状にするだけで完成。火を使わずに出来るのでパスタを茹でている間の10分程度で十分作れてしまう簡単さも嬉しい。   後は茹でたパスタとそのゆで汁少々とともに和えればあっという間にとっても美味しい一品に。 …

sarde in saor サルデ・イン・サオール

サルデ・イン・サオール(イワシと玉ねぎのヴェネツィア風酢漬け)

サルデ・イン・サオールとは? サルデ・イン・サオール(sarde in saor)とは揚げたイワシを炒めた玉ねぎ、レーズン、松の実とともに酢漬けにしたヴェネツィアの郷土料理。 サルデ(sarde)とはイタリア語で鰯のことでサオール(saor)とはヴェネツィアの方言で “味、風味、フレーバー” という意味。その名が示す通り、玉ねぎの甘味とお酢の酸味が効いたとても美味しい一品です。日本の南蛮漬けにも少し似ていますね。 この料理はもともと中世の時代に魚をより長く保存できるようにと考えられた料理で、今ではベネチアのバーカロ(bacaro)と呼ばれる居酒屋やオステリアでワインのあてとして欠かせない存在。レストランでは前菜としてもお馴染みです。 ベネチアではたっぷりの玉ねぎが重要な材料で、伝統的には “玉ねぎはイワシの2倍の量” と言われます。 またベネチアでは一般的な茶色い皮の玉ねぎではなく香りも穏やかで甘味の強い白玉ねぎを使いますが、もちろん普通の玉ねぎで作っても美味しくできますよ。 …

baccalà alla vicentina バカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ ストッカフィッソのヴィチェンツァ風

バカラのヴィチェンツァ風煮込み(バカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ)

イタリアの棒鱈である“ストッカフィッソ” で作るこの絶品料理。 一体どんな一品? どうやって作るの? 次から詳しく解説していきますね! バカラのヴィチェンツァ風煮込み(バカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ)とは? バカラのヴィチェンツァ風煮込みとはイタリアの棒鱈であるストッカフィッソをたっぷりのオリーブオイル、牛乳、アンチョビと玉ねぎで煮込んだ北イタリア、ヴィチェンツァ(ヴェネト州)の郷土料理。イタリア語ではバカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ(baccalà alla vicentina)と呼ばれます。 この料理名にあるバッカラ(バカリャウ)とは本来は塩漬にして長期保存できるようにした鱈(タラ)ですが、ヴェネト州では棒鱈であるストッカフィッソのことをバカラ(bacalà)と呼ぶため、ストッカフィッソを使用するにもかかわらずバカラの名前がついています。 ちなみにイタリア語でこのバッカラはbaccalàと書きますが、ヴェネト州ではbacalàとcが一つ抜けて発音もバカラと変わるのはイタリアではよく知れたことなんですよ。ちょっとややこしいですね。 …

スップリ・アッラ・ロマーナ ローマ風ライスコロッケ suppulì

スップリ・アッラ・ロマーナ(ローマ風ライスコロッケ)

永遠の都、ローマを旅したことがある人なら このスップリを目にしたことはあるのではないでしょうか? 次からローマっ子たちが愛する このとっても美味しいスップリについて解説していきますね! スップリとは? スップリ(suppli)とは牛ミンチやサルシッチャ、生ハムなどとお米をトマトソースで煮て、そのトマトライスにモッツアレラを詰めて揚げたイタリア、ローマのライスコロッケ。 イタリアではスップリ・アッラ・ロマーナ(ローマ風スップリ)やそのままシンプルにスップリとも呼ばれています。またローマではふたつに割った時に伸びるモッツアレラが電話のように見えることからスップリ・アル・テレフォノ(テレフォン・スップリ)なんて呼ばれたりもするんですよ。 ローマ料理として観光客によく知られるのはカチョエペペ、カルボナーラ、アマトリチャーナのローマ3大パスタですが、このスップリもローマの代表的なグルメの一つです。 ラグーソースのライスコロッケの中からモッツアレラがとろけ出すこのスップリはローマっ子が大好きなストリートフード。 イタリア旅行で訪れたローマで地元っ子がこのスップリをかぶりながら歩いているのを見た人も多いかもしれませんね。またはトラットリアでの典型的な前菜の一つでもあります。 もともとは余りものの材料を利用して作られていた料理なので、よくレバーなどの価値の低い、安い内臓部位も混ぜて作られていました。 …

salsa di miso e pomodoro トマト味噌

トマト味噌

トマトと味噌を合わせて煮込むだけ。 あまりにも簡単なこのトマト味噌は野菜につけるディップソースにしたり、鶏カツやとんかつにソースとしてつかったり、または一口大にカットしたクリームチーズやフレッシュチーズにちょっとつけたり、とその使い道はいろいろ。 今回のトマト味噌はトマトの分量が多いので和にも洋にも使えるタイプだし、味噌の分量を多くして水分をより飛ばすと野菜味噌的な使い方ができ、日持ちもする。 夏場なら完熟トマトを使ってもいいし、それ以外の季節ならトマト缶で簡単に出来てしまう。 使うトマトによってはちょっと味がバラバラに感じるかもしれないのでその時は砂糖をちょっと足してみるとぐっとまとまりが出てきますよ。 味噌という日本の代表的な調味料にイタリアンの代名詞のようなトマト。 世界に名だたる2大美食大国の融合的な一品! さすがにそれはちょっと言い過ぎか(笑) 材料 (作りやすい分量) 作り方 …

frittelle di castagne

栗粉のフリッテッレ(タンプルン)

今日のおやつは栗粉を使ったフリッテッレ。 フリッテッレ(frittelle)とは小麦粉などの粉を水や牛乳でといた生地を揚げた料理のことで、野菜などを加えた塩味タイプのものや甘いお菓子のフリッテッレなどいろんなタイプがあります。 この栗粉のフリッテッレもイタリア各地で食べられていて、エミリア・ロマーニャ州のフェラーラ(Ferrara)では、栗粉に干しブドウ、卵にレモンの皮のすりおろしを加えたタンプルン(tamplun)は2月のカーニバル期のお菓子として知られています。 イタリアでは栗粉は普通のスーパーでもよく見かける食材で、各地に栗粉を使ったお菓子というのは存在するんです。有名どころで言えばトスカーナのカスタニャッチョ。 この栗粉のフリッテッレを作るときの注意点は栗粉自体に甘味があるので砂糖は加えない、もしくは少量でOK。 そして糖分を多く含んだ甘い生地で焦げやすいため、揚げる時の温度は160~170℃程度の中温で。 あとは特に難しいことはないシンプルなお菓子なので揚げたてに粉砂糖をまぶしてパクっといくだけ。 栗の優しい甘味に揚げ菓子特有の美味しさ。 つまみ出したら止まらないですよ! 栗粉のフリッテッレ(タンプルン)の作り方 …

insalata di daikon e pepe rosa

大根の簡単イタリアンサラダ

大根は最近はイタリアの一般的なスーパーでも手に入るようになり、イタリアでも市民権を得てきた野菜。 名前もそのまま “daikon” として売られているんです。 今日の一皿はこのdaikonをイタリアーノ達ならこう食べる、という一品。 スライスした大根を超シンプルにオリーブオイル、レモン、塩で和えるだけ。ここへちょっとローズペッパーを加えると彩も香りもUP。 魚料理の付け合わせに大根はやはり最高だし、肉料理のサイドディッシュにももちろん合いますよ。   日本の食材をイタリアではどう食べるのか? そんな …

pasta e pieselli al pomodoro グリーンピースのトマトソースパスタ

ピゼッリのトマトソースパスタ

ピゼッリ(イタリアのグリーンピース)とトマトのいかにも “イタリアの家庭料理”  な一品がこのパスタ。 こういうシンプルなパスタの美味しさの決め手は小手先のテクニックよりも何といっても素材。 とくにトマトソースのパスタにおいてはトマトの美味しさで全く別の料理になると言ってもいいほど重要。イタリア、特に南イタリアでは夏の間に採れたトマトで自家製のトマトピューレやトマトの瓶詰を作る家庭も多く、イタリアの家庭のガレージや倉庫にはこういった手作りのトマト瓶が山積みになっているのもごく普通の光景なんです。 そしてこのトマトソースに加えるグリーンピースがソースに甘味をプラスして酸味と甘みが絶妙な一品に。 ちなみにイタリアのグリーンピースはピゼッリと呼ばれ、甘味がとても強く、グリーンピース嫌いの人がいうような「パサパサしていて青臭い」という事がなくとても美味しいんです。 そしてこのソースの風味をUPする隠し味として加えるのがパプリカパウダー。 こうしてトマトソースの料理にパプリカやパプリカパウダーを加えるのは南イタリアのアブルッツォ州やバジリカータ州、カラブリア州の特徴で少し加えることで風味が増すので是非試してみてください。とは言っても入れすぎるとパプリカの香りが強く出てしまうのでほんの少し隠し味程度にすること。   シンプルなものほど美味しい。 …

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