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アグレッティのパスタ

イタリアで春の数カ月間だけ味わえるアグレッティ(アグレッティについて詳しくはこちら)。 今日のランチはこのアグレッティを使ったパスタ。 この長い葉の野菜に合わせる定番パスタはやはりスパゲッティ!そしてイタリアでこのアグレッティのパスタに加える材料の定番はアンチョビ。シンプルなパスタにアンチョビが良いアクセントとなるんです。パスタとアグレッティのシャキシャキとした食感のコントラストもおもしろい一品です。 作り方は至ってシンプルでニンニクとアンチョビをオリーブオイルで炒めてそこへ茹でたアグレッティとパスタを和えるだけ。 とても簡単なパスタだけれど一点だけ気をつけるとしたらアンチョビの塩分がよく効いているのでパスタを茹でる時の塩加減に注意すること。 この時期だけのお楽しみのこの野菜。 こんな風にパスタにしても美味しいですよ。 アグレッティのパスタの作り方 材料 (4人分) …

赤米とナスとズッキーニのサラダ

「天気もいいし今日はピクニックに行こうか。」 という日のお弁当にピッタリなのがこのサラダ。   サラダと言ってもお米を使うのでこれ一品でイタリア式お弁当の出来上がり。 今回使ったお米は赤米の玄米。無ければ普通の玄米、もしくはオルゾ(大麦)などが時間がたってもべちゃっとならずにお勧め。 そしてイタリアではお米は炊くのではなく、たっぷりのお湯で茹でる。 ちょっと違和感があるかもしれないけれどパスタを茹でるような感覚と思ってもらえればいいかもしれない。   我が家ではこの赤米のサラダの定番の具材はナス。 今回は最近イタリアで人気が出てきた新品種のペルリーナ茄子を使ってみた。 …

アーティチョーク(カルチョーフィ)のミネストラ minestra di carciofi

アーティチョークとそら豆のミネストラ

春の香りがいっぱいのこのミネストラ。 使う野菜はカルチョーフィ(アーティチョーク)、そら豆、グリーンピースなどが基本でとっても素朴ないかにも “イタリアの家庭料理” な一品。 それもそのはず、これは夫のノンナ(おばあちゃん)がよく作っていた料理で、じっくりと1時間ほど煮込むことで野菜の甘味と旨味が引き出されたとても美味しい一皿となる。 この料理の重要なポイントはやはりこの “弱火でコトコト、じっくりと” に尽きる。 20分、30分、1時間、とぜひ味見をして欲しい。煮込むほどに味がまろやかになり、旨味が出てくることに気づいてもらえると思う。 そして少しトマトピューレを加えることでさらに美味しさが増す。このトマトはあまり入れるぎると “トマト煮込み” になってしまうので隠し味程度に入れるとよい。 そして出来上がったら火を消して少ーし鍋の中で休ませると味が馴染んでいい味に。 …

トロンベッタズッキーニのパスタ

春から夏にかけて出回るズッキーニ・トロンベッタ。 イタリアでもリグーリア周辺でのみ手に入るちょっと珍しい野菜の一つ(ズッキーニ・トロンベッタについて詳しくはこちら)。 日本ではトロンボンチーノやトランペットズッキーニと呼ばれる長~いズッキーニで普通のズッキーニよりも繊細でクリーミーな味がとても美味しいイタリア野菜です。 今日のランチはこのトロンベッタを使ったパスタ。 牛ミンチを入れても美味しいけれど今回はトロンベッタと玉ねぎのみでシンプルにトロンベッタを味わおう。トロンベッタズッキーニが無ければもちろん普通のズッキーニでもOK。 仕上げにたっぷりとパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろせばそれだけでとっても美味しいスピードランチの出来上がり。   ちょっと珍しいこのズッキーニが手に入ったら、こんなシンプルなパスタで味わってみるのもおススメですよ。   トロンベッタズッキーニのパスタの作り方 …

アーリオ・オルシーノのペスト

ペストと言えばバジル、松の実、パルミジャーノのペスト・アッラ・ジェノベーゼが一番有名でしょう。 でも今日のペストはバジルではなくアーリオ・オルシーノ(aglio orsino)のペスト。 このアーリオ・オルシーノ、イタリアよりもドイツでよく見かける野菜で私達もこれを知ったのはドイツ人の友人が教えてくれたから。ドイツではベアラウホ(Bärlauch)と呼ばれ、春を告げる野菜の一つ。名前の由来は冬眠から覚めたクマが体内を浄化するためにこれをよく食べていたことからついた名前だそうです。イタリア語のアーリオ・オルシーノの意味もずばり “クマのニンニク”。その名の通り葉を触るとニンニクの香りがするんですよ。 実は日本でも流通量は非常に少ないもののこのアーリオ・オルシーノが食されている地域は東北、北海道。ヨーロッパの品種と少々異なるけれど、日本では行者ニンニクと呼ばれているものです。 このアーリオ・オルシーノの食べ方の代表的なものがこのペスト。今回は松の実の代わりに家にあったクルミを使ってみました。そして使うチーズは塩味の利いたペコリーノチーズ。 これにオリーブオイルと塩を加えてブレンダ―でペーストにするだけ。 このペスト、パスタに和えたりパンに塗ったりといろいろな使い方が出来ますよ。 ペスト=ジェノベーゼ。 と思われがちだけれど、こんなペストもあるんですよ。 …

タラッサコ/チコリのフリッタータ FRITTATA DI TARASSACO

タラッサコ(タンポポ)のフリッタータ

今日のメルカートで見つけた野菜はタラッサコ(tarassaco)。 タラッサコとは西洋タンポポのことでイタリアでは春になるとこのタラッサコが普通に野菜として売られている(タラッサコについて詳しくはこちら)。 ハーブとしても知られるタラッサコは身体にもいいので積極的に食べたいところだけれど、タラッサコの炒め物も少々飽きてきた。 なので今日は卵を加えてフリッタータにしよう。 フリッタータとは? フリッタータ(frittata)とはイタリアでのお手軽料理の代表格のようなもので、いわゆるオープンオムレツのこと。お手軽料理なので作り方はとっても簡単。 タラッサコなどの野菜を茹でてから小さく切って卵と混ぜて焼くだけ。 今回は冷蔵庫にあったスペックと言うチロル地方のハムも加えてみたけれど、スペックが無ければベーコンでもOK。 苦みの強いタラッサコもこうして卵と合わせると食べやすくなる。 日本でも春になるとどこでも見かけるこのタンポポ。 …

carcciofi ripieni カルチョーフィリピエノ

カルチョーフィ・リピエノ

イタリアで秋から春にかけて出回るイタリア人の大好きな野菜、カルチョーフィ。 カルチョーフィ(carciofi)とはイタリア語でアーティチョークのこと。このカルチョーフィを使った我が家の定番料理がこのリピエノ。 リピエノとは詰め物をした料理のことで、いつもなら義母に教えてもらった肉詰めをするのだけれど今日はちょっと詰め物をかえてみよう。 というのも、夫のノンナ(おばあちゃん)は肉詰めの代わりによくパンとチーズで作ってくれていたそう。 詰め物の材料は至ってシンプル。 固くなってしまったパン、好みのチーズ(塩みのきいたペコリーノチーズ等がお勧め)、卵。 これが基本。 使うカルチョーフィの種類はコロンと丸いカルチョーフィ・ロマネスコなどがリピエノには詰め物がしやすいため、向いています。ただ、私は味と香りのはっきりしたカルチョーフィ・サルドが好きなのでこれもリピエノによく使うんです。ただ下の写真を見てわかるように細身のサルドの場合はあまり詰め物が入りません(笑) いずれの場合もカルチョーフィを下処理して詰め物をする際に、ゆっくり優しくカルチョーフィを開くこと。 あまり一気に開いてしまうと割れてしまうので注意が必要です。 …

芽キャベツとスペックとブリーのオーブン焼き

ころんと可愛い芽キャベツ。 イタリアではブリュッセル・キャベツ(cavolini di bruxelles)と呼ばれ、その名の通りベルギーのブリュッセル近郊が原産地の野菜です。 さて、この芽キャベツ、いつもなら茹でてからレモンとオリーブオイルで和えて肉料理の付け合わせにするのだけれど今日はもう少しだけ手を加えてみたのがコレ。 スペックと言うイタリア北部のアルプス地域のハムとブリーチーズを茹でた芽キャベツの上から散らしてオーブンで焼くだけ。 スペックが無ければ生ハム、燻製ハムやベーコンでもOK。ベーコンを使う場合は軽く炒めてから加えて下さい。 日本でも “トンカツにはキャベツ”、と言われるようにキャベツと豚肉(ハム類)の愛称は抜群。もちろん消化促進の点からもいいコンビ。そしてスペックにはブリーチーズがよく合うんです。 という思考の連鎖から生まれた組み合わせ。 …

野菜とトマトソースのパスタ

いろいろな料理を食べて、作ってもやっぱりここに戻ってくる一皿というのがある。   我が家の場合はこれ、野菜とトマトソースのパスタ。   使う野菜は玉ねぎ、ニンジン、セロリが定番でラグーソースの肉無し版といったところだろうでしょうか。 材料を見てわかるように特別なものは何もなく、どこの家にもいつもあるようなものばかり。 なので我が家でもよく平日のランチにこのパスタが登場するんです。   夏なら完熟したトマトでソースを作るとトマトの香りと旨味がギュッと詰まったそれはそれは美味しい一品に。   …

carciofi al forno アーティチョーク(カルチョーフィ)のオーブン焼き

カルチョーフィ(アーティチョーク)のオーブン焼き

イタリアで秋から春にかけて出回る野菜、アーティチョーク。 イタリア語ではカルチョーフィ(carciofi)と呼ばれ季節になるとメルカートにあふれんばかりに並んでいるイタリアでの定番野菜の一つです。 今日はこのカルチョーフィのオーブン焼き。 イタリアでは定番のカルチョーフィ料理で、たっぷりのイタリアンパセリをニンニクとともにみじん切りにしてカルチョーフィにかけて焼くだけととっても簡単。イタリア料理に欠かせないたっぷりのオリーブオイルも忘れずに。 カルチョーフィは加熱すると少し黒く変色し、なんだか固くて焦げてしまったような感じがするけれど大丈夫。ひと口食べればその味と香りにやみつきになるはず。 日本ではまだまだ珍しい野菜だけれど、もし手に入ったらまずは簡単でシンプルなオーブン焼きでカルチョーフィの味を楽しんでみてはいかがでしょうか? カルチョーフィ(アーティチョーク)のオーブン焼きの作り方 材料 (4人分) 作り方

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