表示: 141 - 150 of 170 結果

花ズッキーニのリピエノ

イタリアで春から夏にかけて出回る花ズッキーニ。 今日の一皿はこの可愛い花を使ったイタリアでの定番料理、リピエノ。 リピエノとは “詰め物をした” という意味のイタリア語で今回の中身はリコッタチーズとズッキーニ(実の部分)。 炒めたズッキーニ、リコッタ、卵に少しのパルミジャーノ・レッジャーノを混ぜ合わせて花に詰めてオーブンで焼くだけ。それなのに花ズッキーニという素材そのものがどこか華やかさを演出してくれます。   繊細な花ズッキーニの香りとフレッシュチーズはやはり相性がいい。 最近は日本でも手に入るようになった花ズッキーニ。 フリットなどが一番有名ですが、イタリアではこんな風にしても食べているんですよ。   材料 …

大麦とモッツアレラのジェノベーゼサラダ 

だんだん気温が上がってくると食べたくなるのがこのサラダ。 大麦(イタリア語でオルゾ/orzo)を使うのでパスタのような感覚で食べ応えのある一品です。 茹でた大麦とペスト・アッラ・ジェノベーゼと呼ばれるバジルのペーストで和えてから他の材料を加るだけのとってもお手軽に出来てしまいます。簡単だけれどルッコラの辛みやオリーブがアクセントになりとても美味しいんですよ。そしてモッツアレラが入っているのでボリュームもあり、これだけでランチは完成! 今回は市販のペストを使ったのでさらにお手軽だけれどバジルの葉、松の実、パルミジャーノ・レッジャーノ、オリーブオイル、ニンニクがあればペストは誰でも簡単に出来るんです。この5つの材料に塩を加えてブレンダ―でペースト状にすれば完成なのでもちろん手作りしてみてもいいですね。 彩りも緑、白、赤のイタリアンカラーで美しく、食欲をそそる。 夏の暑い日にこんな爽やかなイタリアン・サラダというのはいかがでしょうか? 大麦とモッツアレラのジェノベーゼサラダの作り方 材料 (2人分) 作り方

そら豆とペコリーノチーズのフラン

そら豆が沢山あったので今日の前菜はこれ。 そら豆とペコリーノチーズのフラン。 フランとは卵や牛乳をベースにした生地を焼いたお菓子や料理のことで焼きプディングなようなもの。そしてペコリーノチーズとは羊のミルクで出来たチーズで、 “そら豆とペコリーノチーズ” とはイタリア(特に南イタリア)では定番の組み合わせなんですよ。フレッシュなそら豆を生のままこのチーズと一緒に口に放り込むそら豆とペコリーノのおつまみは最高のワインのアテ。 今日はこの定番の組み合わせをフランにしてみました。 軽く炒めたそら豆と玉ねぎを卵、牛乳と混ぜ合わせてオーブンで蒸し焼きにする。玉ねぎは新玉などのフレッシュで穏やかな香りの方が合うかな、と思います。 ちょうどこの時期の旬同士の組み合わせな、季節の一皿。 この料理、工程自体は簡単だけれど量を作ろうと思うとそら豆の薄皮むきに時間が少々かかるんですよね。けれど、ちょうどこのフランを作った日のミラノは雨。 家でのんびり、しとしとと降る雨を眺めながら一つ一つ薄皮を剥いていく。 …

minestra di talli d'aglio ニンニクの芽のミネストラ

ニンニクの芽とそら豆のミネストラ

にんにくの芽とそら豆。 今日は5月半ばの二つの旬の素材を使ったミネストラ。 このミネストラは夫のノンナ(おばあちゃん)がこの時期に作っていた一品でその思い出の味を夫が再現してくれた。 ニンニクの芽は夫の地元、アブルッツォ州の一部では食されていたそうだが、イタリア全体で見ると実は全くと言っていいほど見かけない。 イタリア人でニンニクの芽の食べ方を知っている人も当然ほとんどいない。 私達がどうして手に入れたかというと馴染みの八百屋さんに 「探して!」 と頼んで特別に仕入れてもらったから。 さて、このニンニクの芽、日本では炒め物のイメージが強いけれどノンナはこうしてミネストラにしていたそうだ。 そのまま煮込むとさすがに香りもきついのでさっと下茹でしてから調理する。 …

茄子とトマトのオーブン焼き

今日は夏野菜の代表格、トマトとナスを使った簡単な一品。 茄子は油と相性がいいのでたっぷりのオリーブオイルで揚げ焼きしてからオーブンへ入れるのが美味しく仕上げるポイント。トマトも同じようにフライパンで表面を軽く焼いておくと美味しくできますよ。 そしてオーブンで焼くときもたっぷりのオイルをたらして焼く。 オーブンが面倒ならトースターで軽く焼くだけもいいですよ。その場合はもちろんナスとトマトにしっかりと火を通しておけばOK。 茄子、トマトと重ねたらそのうえにチーズとパン粉をのせてオーブンへ。 使うチーズはパルミジャーノ・レッジャーノなどの熟成タイプのものがお勧め。ナス、トマトに塩味の利いた硬質チーズがよいアクセントとなりますが、無ければもちろん好みのチーズや手に入るものでも美味しく出来ます。 そして今回は焼きあがった後にたまたま冷蔵庫にあったルッコラを散らすと彩もキレイ。 家庭にある材料でパッと作れるイタリアン。 茄子レシピの一つにいかがでしょうか? 茄子とトマトのオーブン焼き …

アスパラガスとファッロのスープ

今日のランチはピンクアスパラガスを使ったスープ。スープと言ってもファッロ(farro)という古代小麦を使うので “食べるスープ” 。 このファッロ、他の小麦に比べてグルテンの含有量が低く、食物繊維やビタミンB群を豊富に含むヘルシーフードなんです。 現在主流の小麦は、ほとんどが品種改良されたものに対してこのファッロは、古代小麦の名前からも想像出来るように品種改良されていないまさしく “古代のままの小麦”。農薬や化学肥料を使わなくても育つ強い小麦なのでビオ素材としても知られます。素朴な味とムチっとした食感が美味しい麦です。 ちなみに、イタリア語で小麦粉のことをファリーナ(farina)といいますが、これはこのファッロ(farro)から来ているんですよ。 ファッロの前置きが長くなったけれど、このスープの主役はピンクアスパラガス(ピンクアスパラガスについて詳しくはこちら)。 ピンクアスパラガスは先日、このピンクアスパラガスの生産地として知られるイタリアのメッザーゴ(Mezzago)という街へ行ったときに手に入れたもの。 そこで食べたスープを再現したというわけ。 …

花ズッキーニのトルタ・サラータ

とっても簡単でワインのあてにもピッタリな今日の一皿。 花ズッキーニのトルタ・サラータ。 トルタとはイタリア語でケーキ、焼き菓子、そしてサラータとは塩味の、と言う意味。“キッシュ” と言えばおそらくピンとくるかもしれない。 花ズッキーニは春から初夏にかけてが旬でフリットなどが花ズッキーニを使った定番料理(レシピはこちら)だけれどこうして焼いても美味しい。 今回のトルタはベースに市販のパイ生地を使うので見た目よりもとっても簡単。中身の生地に使ったのは卵とクレシェンツァ(crescenza)という少し酸味の効いたフレッシュチーズを混ぜ合わせたもの。 無ければリコッタでもいいし、日本で手に入りやすいクリームチーズなどでもいいと思う。 そしてフィリングを流し入れる前にパイ生地に塗るのは花ズッキーニとの定番の組み合わせ、アンチョビ。今回はアンチョビをみじん切りにして少しオリーブオイルで伸ばしたものをパイ生地に塗ってみた。 このトルタ・サラータ、味の美味しさはもちろん、花がのった見た目も可愛いのでちょっとしたおもてなしにもピッタリ。 フリットの次のレシピをお探しならこんな可愛いトルタはいかがでしょうか? …

carciofi e patate al forno con pecorino アーティチョーク(カルチョーフィ)とポテトのオーブン焼き 

カルチョーフィとペコリーノとポテトのオーブン焼き 

イタリアでの春の代表的な野菜の一つ、カルチョーフィ(アーティチョーク)。 さて、今日の一皿はこのカルチョーフィのオーブン焼き。少しカルチョーフィが少なかったのでこの時期の新じゃがも加えてボリュームを出そう。 カルチョーフィ、パセリ、ニンニクだけで焼いても十分美味しいけれど今日は上からペコリーノチーズをたっぷりとかける。 オーブンを開けた瞬間に何とも言えないいい匂いがキッチンに広がる! 5月も半ばに入るとこのカルチョーフィもそろそろ終わりの時期。 次にお目にかかれるのは秋になってから。 うーん、シーズン終了までにもう一回食べておきたいな! カルチョーフィとペコリーノとポテトのオーブン焼き  材料 (2-3人分) …

アスパラガスと生ハムの前菜

アスパラガスと生ハムの前菜 

イタリアにはいろんなアスパラガスが存在するんです。 今日使ったのはミラノ近郊の街のメッザーゴ(Mezzago)という街のピンクアスパラガス。ピンクアスパラガスとは聞きなれない種類だろうけど、ここイタリアでも貴重なアスパラ。 その収穫祭で食べた一品を再現してみたのがコレ。 再現といっても難しいものではなく、ちょっとソースの作り方を教えてもらっただけ。 ソースはマヨネーズ、マスタードにオリーブオイルとレモン汁を加えたもの。それに一つまみターメリックを加えるのだけのとってもシンプルなソース。 収穫祭で食べたものは粒マスタードではなくスタンダードなマスタードだったけれど粒マスタードで作ったソースもいける。   アスパラ、生ハムにこのソースを絡めてパクッ。 う~ん、幸せな週末!   …

ラディッキオ・タルディーボのソテー

ラディッキオのソテー ローズマリー風味

ラディッキオはイタリアでは一年中手に入るポピュラーな食材。 ただ今日使ったラディッキオはタルディーボという晩生種のものでこれは秋から春までのみ手に入るイ季節の野菜です。(ラディッキオについて詳しくはこちら) このタルディーボ、高級食材として知られているようにその味、食感、香り、どれをとっても絶品。このような食材はやっぱりあれこれと手を加えるよりもシンプルにいただくのが一番だと思う。 そこで今日はソテーにしてみました。香りづけに加えるのはローズマリー。タルディーボはローズマリー、ローリエ、シナモンなどのスパイスの香りととてもよく合うんですよ。これらのスパイスを加えることでタルディーボの美味しさがより引き立ちます。 素材を生かすのが基本のイタリア料理。 新鮮で美味しい食材が手に入ればもうそれだけで8割は完成したようなもの。 こんなシンプルなレシピでラディッキオ楽しんでみてはいかがでしょうか? ラディッキオのソテー ローズマリー風味の作り方 材料 …

error: Content is protected !!