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鮭とポロ葱のクリームシチュー

鮭とポロ葱のクリームシチュー cream stew di salmone e porro alla giapponese

“サーモン(鮭)とネギ” というのはつくづく相性がよい組み合わせだと思う。 今日の一皿はイタリアで一般的な葱の一種であるポロ葱(リーキ)を使った鮭のクリームシチュー。 ポロ葱は日本で一般的な長ネギや万能ねぎと異なり、刺激臭が少なく甘味が強い葱。なのでこれを玉ねぎの代わりに使ってみたらとっても美味しい一品になりました。     話はちょっとそれるけれど、こういうクリームシチューというのは意外とイタリア、及びヨーロッパで見ることはない料理。ハンガリーやポーランドなどの東欧諸国では似たような料理があるけれどシチューというよりスープ料理。 それもそのはず、クリームシチューって実は日本発祥の料理だそう。   でもこのレシピではポロ葱で作るし、仕上げにパルミジャーノを加えたり と日本の家庭料理にちょっとイタリアンテイストが加わった一品。 …

オッソブーコ ossobuco alla milanese

【歴史と伝統の本格レシピ】
オッソブーコの作り方

イタリアでは定番料理の一つなのに、日本ではまだまだ知られていない絶品料理のオッソブーコ。 このオッソブーコについて、本場イタリアより解説していきますね! オッソブーコとは? オッソブーコ(ossobuco)とは仔牛の骨付きすね肉を煮込んだイタリア、ミラノの郷土料理。 オッソ(osso)はイタリア語で “骨”、そしてブーコ(buco)は “穴” を意味し、その名の通り骨付きすね肉は調理すると中心に穴の開いたような形になるのが特徴です。 さて、肝心のオッソブーコの作り方は難しいものではなく、必要なのは時間。 1時間半~2時間ほどブイヨンと肉を弱火でじっくりと煮ることで肉がほろりと柔らかく、そのソースも肉の旨味がギュッと詰まったとても美味しいものとなります。そしてとろりと溶けた骨の髄をスプーンですくって食べるのがなんともグルメな食べ方。 …

spaghetti al topinambur トピナンブールのパスタ

トピナンブール (菊芋)とアンチョビ のパスタ

菊芋と言えば日本でも最近注目の野菜だけれど、イタリアでもトピナンブールという名前で知られている野菜。 このトピナンブールは北イタリアのピエモンテでよく食されているのだけれど、そのピエモンテからインスピレーションを受けて作ったのが本日のこの一皿。 どんなインスピレーションかと言うとニンニクとアンチョビとオリーブオイルで作るピエモンテ名物のソース、バーニャ・カウダとこのトピナンブール(菊芋)を合わせてパスタソースにしてみるというアイディア。 もともとトピナンブールはバーニャ・カウダに合わせる定番野菜の一つ。なのでこの二つの愛称はそもそも抜群なんですよ。 さてこのパスタ、作り方はとっても簡単。 薄くスライスしたトピナンブールをたっぷりのオリーブオイルとニンニク、そしてアンチョビと炒め煮してブレンダ―でペースト状にしてソースを作る。 あとは茹でたパスタと少々のゆで汁とともに絡めるだけ。 このソースはバーニャ・カウダのイメージで作っているので少し強めにアンチョビを効かせ、オリーブオイルの量は二人でコップ¹⁄3ほどでたっぷりに、ニンニクも一人分につき1片以上は入れてしっかりとニンニクの香りをつけるのがおすすめ。アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルのバーニャ・カウダソースというのはそれだけで抜群に美味しいんです。 もちろん、翌日に大事な商談がある場合(笑)はニンニクの量を控えめにするなど、その辺は好みや事情で調整すればOK。 菊芋と言うとなんとなく和食のイメージかも知れないけれど、ところ変われば、こんな美味しいパスタソースにだってなるんですよ。 …

芽キャベツとリングのオーブン焼き cavolini di bruxelles gratinati

芽キャベツとリンゴのオーブン焼き

コロンと可愛い芽キャベツを使った今日の一皿、オーブン焼き。 この芽キャベツは単品でオーブン焼きにしてもいいけれど、今回合わせたのはリンゴと砕いたアーモンド。加えるナッツはアーモンドでなくてもクルミでもいいし、手元にあるものでOK。なければ省略してもOKですよ。 リンゴの甘味とキャベツとはよく合う上に、仕上げにバルサミコソースをちょっとかけると味も引き締まって美味しく仕上がるんです。 この芽キャベツのオーブン焼きは豚肉や鶏肉などの白身の肉料理の付け合わせにピッタリ。付け合わせというよりももう少しボリュームを出しておかずにしたければここへ適当な大きさに切ったベーコンを加えても美味しいですよ。 木枯らし吹く夜のメニューに、こんなオーブン焼きはいかがでしょうか? 芽キャベツと林檎のオーブン焼きの作り方・レシピ 材料 (2人分) 作り方 1)芽キャベツは縦半分に切る。リンゴは厚めのイチョウ切りにする。オーブンシートを引いた耐熱皿に芽キャベツとリンゴを入れて軽く砕いたナッツ、パン粉、塩、胡椒、オリーブオイルとともに全体を混ぜ合わせる。 …

canederli カネーデルリ/クネーデル

基本のカネーデルリ

イタリア料理は日本でも幅広い世代に愛される料理。けれどこの カネーデルリ について知っている人はまだまだ少ないのではないでしょうか? このページではイタリアアルプスの伝統料理 カネーデルリ について詳しく解説していきます。 カネーデルリとは? カネーデルリ(canederli)とは北イタリアのアルプス地域、特に南チロル地方の郷土料理で、パンと卵をお団子状にして茹でたもの。カネーデルリはドイツ語圏諸国~イタリアの南チロル地方で一般的な料理で地域によりいろいろなタイプがありますが、イタリアでの一番スタンダードなカネーデルリはパン、卵にスペック(Speck)という燻製生ハムを加えたバージョンです。 ブロード(ブイヨンスープ)に入れて食べたり、また上の写真のようにセージで香りづけした溶かしバターとパルミジャーノをかけて食べるのがイタリアでよく見る食べ方。ほかにも溶かしチーズをかけたりするのもアルプス地域ならではの食べ方でとても美味しいんですよ。 ヨーロッパにはいろいろなカネーデルリがあるのですが、レシピの下ではカネーデルリとよく似たドイツのクネーデルとの違いや、カネーデルリと名前の似ているチェコのクネドリーキとは?についても説明しています。 気になる方は読んでみて下さいね! 基本のカネーデルリの作り方 …

risotto con zucca e gamberi かぼちゃと海老のリゾット

かぼちゃと海老のリゾット

秋になると食べたくなるのがカボチャ料理。 今日の一皿はこの秋の代表的な食材でもあるカボチャで作るリゾット。 カボチャのリゾットだけでももちろん美味しいけれどこのカボチャにイタリアでよく加えられるのがなんとエビ。カボチャの甘味とエビというのは意外なようで実はとてもよく合うんです。 リゾットにはブイヨンを使って煮るのだけれど、このリゾットにはビーフブイヨンなどの味の強い肉のブイヨンよりも野菜の優しい味のブイヨンがおすすめ。時間がなければ固形ブイヨンなどを使うのもありだけれど、せっかくリゾットを作るのならブイヨンから手作りしてみるのもいいですね。 『カボチャの甘味の海老のうま味』 ちょっといいワインを開けたくなる、 そんなイタリアの美味しい秋をお届けします! カボチャと海老のリゾットの作り方・レシピ 材料 (2人分) …

arrosto di lonza di suino alla senape 豚肉のマスタード風味ロースト

オーブンで作る豚肉のマスタード風味ロースト

イタリアの家庭で “ご馳走メニュー” の定番の一つがこの肉のロースト。 イタリア語でロースト料理のことはアロスト(arrosto)と言い、家族みんなが集まる日曜のランチやクリスマス、誕生日などでこのアロストは定番中の定番料理。 使う肉は牛肉、仔牛肉が一般的だけれど今回のように豚肉で作るのも美味しいし、他にも羊肉などそのバリエーションは様々です。 今回は豚ロースのブロックに豚肉と相性のよいマスタードで味付けしたロースト。 マスタードは加熱によって辛味が飛ぶので焼き上がりはツンとした辛さは無く、ふわりとマスタードの香りがします。なので大人も子供もみんなで食べれるロースト。 もちろん、辛味が好きな大人達には食べる時にさらにマスタードを添えても。 さて、『肉のロースト料理』というと何か大がかりな料理のように聞こえるかもしれないけれど、基本的な作り方は実は至って簡単。 の3ステップだけ。 …

zuppa di rape suino e spaghetti di soia

蕪と春雨の肉団子スープ

みんな大好き肉団子スープに春雨と蕪を加えたのが今日の一皿。 春雨をスープに直接入れて作るのでスープを吸った春雨がまた美味で、ちゅるちゅるといくらでも食べれてしまいます。ただ、こうして春雨を戻さず直接入れるとスープを大量に吸うので、それが嫌ならもちろん春雨を熱湯で戻してから使用するのもOK。 そして肉団子は下記のレシピの分量で粘りが出るまでよ~く混ぜるとふんわりフワフワ!になったので自分への覚書にこの配合比を書いておこうと思います。 使うスープ(出汁)は中華スープでももちろん美味しいし、その場合は仕上げにごま油やラー油をちょっとたらしても。 ちょっと冷え込む夜、こんなお腹も心も温まるスープはいかがでしょうか? 蕪と春雨の肉団子スープの作り方 材料 (4人分) 好みの出汁 1.5ℓほど(春雨を熱湯で戻してから使う場合は1ℓほどでOk) 蕪 3個 …

pupurati (i dolci di mosto cotto) ププラーティ( モストコットのビスケット)

ププラーティ(モストコットのビスケット)

『ププラーティ』に『モストコット』。聞きなれない名前が並ぶこのお菓子を今日はちょっとご紹介。 まずこのお菓子に欠かせないのがモストコットという材料。モストコットとは一言でいうと葡萄の濃縮液で、イタリアではこうしてお菓子作りに使われたりもするんです。 そしてププラーティ(pupurati)とは南イタリアのプーリア州フォッジャ県(Foggia)周辺で11月2日の死者の日に作られるお菓子。イタリアではこの死者の日やその前日の11月1日の全聖人の日にまつわる伝統菓子がたくさんあり、このププラーティもその一つ。 ちなみに北イタリアのミラノではパン・ディ・モルティ(死者のパン)と呼ばれるクッキーも有名なお菓子なんですよ。 この時期のイタリアのお菓子にはよくシナモンなどのスパイスが使われるのも特徴で、このププラーティでもモストコットにプラスしてシナモンとクローブのスパイシーな香りが効いてとても美味しいんです。 イタリアのハロウィン期にあたるこの季節。 こんな伝統菓子がイタリアでは今も作られているんですよ。 ププラーティの作り方 材料 (約24個分) …

fusilli alla crema di barbabietola ビーツのクリームパスタ

ビーツのクリームパスタ

最近は日本でもよくお目にかかるようになった西洋野菜のビーツ。 イタリアでもスーパーやメルカート(市場)でよく見る、鮮やかな赤紫色が美しい野菜です。 今日の一皿はこのビーツを使ったとっても簡単なクリームパスタ。 ビーツは甘味の強い野菜なので酸味のあるチーズを加えてさっぱり感を少し足し、クドさを和らげたクリームにするのがポイントです。 今回はロビオーラ(robiola)というイタリアのフレッシュチーズを使用。日本では手に入りにくいのでクリームチーズなどの酸味のあるフレッシュチーズやサワークリームなどでも美味しく出来るかと思いますよ! 仕上げに散らすディルの香りはやはりビーツとの相性抜群ですが、無ければ無いで省略可。 お鍋一つで炒め煮してからブレンダーでクリーム状にしてしまうので、手間もかからず簡単。 鮮やかな色がテーブルを華やかにしてくれるのでホームパーティーなどにもおすすめですよ。   ちょっと食べ方がわかりにくいビーツという野菜。 …

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