表示: 161 - 170 of 376 結果

メカジキとトマトソースのフレーグラ(フレグラ)

fregula con spada e pomodorini メカジキとトマトソースのフレーグラ(フレグラ)

パスタ好きでも このフレーグラは聞いたことも見たこともないパスタかもしれませんね。 南イタリアの美しい島、サルデーニャのフレーグラとは一体どんなもの? レシピとともに解説していきますね! フレーグラ(フレグラ)とは? フレーグラ(fregula)とは地中海に浮かぶイタリアの島、サルデーニャ島のパスタ。デュラム小麦のセモリナ粉で作る2-3㎜ほどの粒状のパスタで表面がざらざらとしていて、少し琥珀色をしています。 フレーグラは通常のパスタのように乾燥させたものやオーブンでトーストして作る方法があり、トーストされたものは下の写真のように琥珀色をしていて噛んだ時に独特の歯ごたえと香ばしい香りが感じられます。 同じく粒状のパスタであるクスクスとよく似ていますが、このアルデンテに仕上がる歯ごたえはフレーグラ独特のものと言えるでしょう。 フレーグラの名前はラテン語の “砕けたもの、細かく砕かれたもの”  という言葉から来ているのでは?という説もありますが、その由来ははっきりと分かっていません。 さて、このフレーグラで作ってみたのがこのメカジキとトマトソースのフレーグラ。 …

アスパラガスの目玉焼きのせ アスパラガスのビスマルク風 asparagi con uova asparagi alla bismarck

アスパラガスの 目玉焼き乗せ(ビスマルク風)

春になると週に一回は必ず食卓に登場するアスパラガス。 今日はアスパラガスを使ったイタリアでの定番料理、目玉焼き乗せ。 ビスマルク風という名前でも呼ばれたりします。 料理と言っても茹でたアスパラガスに半熟の目玉焼きを乗せただけの簡単なものなんですよ。 ナイフで切ったときにトロリと流れ出す黄身とアスパラを絡めて食べる喜びと言ったら。。。。 卵&アスパラ好きの方ならこの美味しさを想像していただけるかな? Visualizza questo post su …

牛肉のピッツァヨーラ カルネ・アッラ・ピッツァヨーラ carne alla pizzaiola

牛肉のピッツァヨーラ(カルネ・アッラ・ピッツァイオーラ)

簡単に出来てとっても美味しい、イタリアの定番料理の一つがこの牛肉のピッツァヨーラ。 次からこのピッツァイオーラについて、本場イタリアより解説していきますね! ピッツァヨーラ/ピッツァイオーラとは? ピッツァヨーラ(pizzaiola)とは牛肉などをトマト、オリーブ、ケイパー、オレガノで作るソースと合わせた料理。イタリア語ではカルネ・アッラ・ピッツァイオーラ(carne alla pizzaiola)と呼ばれます。 ちなみにカルネとは”肉”、ピッツァイオーラとは “ピザ職人” という意味。肉にかけるソースの材料が、トマト、ブラックオリーブ、オレガノとピッツァの基本ソースであることからついた名前でその名の通りピッツァで有名なナポリが発祥の料理です。 使う肉はイタリアではよく子牛肉が使われるけれど、もちろん普通の牛肉でOK。ちなみにイタリアでは日本のような霜降りの肉ってなくて牛肉と言えば圧倒的に赤身肉なんですよ。なのでこのピッツァイオーラも赤身肉で作ります。 …

ムール貝のティエッラ tiella barese, riso patate e cozze

ムール貝のティエッラ(リーゾ・パターテ・エ・コッツェ)

南イタリア、プーリア州の絶品料理 ムール貝のティエッラ。 このティエッラとは一体どんな料理なのか? 次から詳しく解説していきますね! ティエッラ(リーゾ・パターテ・エ・コッツェ)とは? ティエッラ(tiella)とは、ムール貝とお米とジャガイモを層にしてオーブンで焼き上げた、南イタリアのプーリア州の郷土料理。ムール貝のうま味を吸ったお米がなんとも美味しい、南イタリアの絶品料理です。 特にプーリア州の州都であるバーリ(Bari)周辺でよく作られるので、“バーリ風” という意味のティエッラ・バレーゼ(tiella barese)とも呼ばれます。ちなみにプーリア州ってイタリアでもムール貝をよく食べる州として知られているんですよ。 イタリアでは、お米(リーゾ)とジャガイモ(パターテ)とムール貝(コッツェ)という意味の “リーゾ・パターテ・エ・コッツェ(riso patate …

アクアパッツァ branzino all'acqua pazza

スズキのアクアパッツァ

日本でも広まってきたイタリア料理の一つ、アクアパッツァ。 次からアクアパッツァの本場イタリアより、日本ではちょっと知られていない事実も含めて解説していきますね! イタリアのアクアパッツァとは? アクアパッツァ(acqua pazza)とはイタリア語で狂った(=パッツァ)水(=アクア)という意味。どんな料理かと言えば鯛やスズキ、鱈などの白身魚をニンニク、オリーブオイル、トマトと一緒にフライパンで豪快に煮たもの。 もともとは南イタリアのシンプルな漁師料理で、とれたて新鮮な魚を海水を使って料理したのが始まりだそう。ここへ、南イタリア料理には欠かせないトマトを加えるのが現在の定番でブラックオリーブ、ケイパー、イタリアンパセリやオレガノなどを加えるパターンもお馴染みです。 『新鮮な魚に海の塩、そしてトマト』ってそれは絶対に美味しいな、と想像できますね。 日本とイタリアのアクアパッツァの違いとは? ちなみに日本で見るアクアパッツァはよくアサリなどが入っていますが、イタリアのアクアパッツァはメインの魚以外に他の魚介類を加えることはあまりなく、意外にもとてもシンプル。 なので気負わずにパッと作れるのがうれしい、そんなイタリアの家庭料理です。もちろん、アサリなどの貝類を加えるとグンとうま味が増すのであれば加えても美味しいですよ。 …

ロマネスコのスフォルマート sformato di broccolo romanesco

ロマネスコのスフォルマート

日本でも市民権を得てきたイタリア野菜のロマネスコで作るスフォルマートが今日の一皿。 スフォルマートとは聞きなれない料理名ですよね。 次からこの料理について詳しく解説していきますね! スフォルマートとは? スフォルマート(sformato)とは野菜などをチーズ、卵、ベシャメルソースなどをつなぎとしてオーブンでこんがりと焼き上げるイタリア料理。 上の写真のように大きくドンっと焼いて切り分けたり、プリン型などでモノポーションで作ったりもするんです。 今回のロマネスコのスフォルマートはベシャメルソース無しで作るので結構シンプルで簡単。 作り方は柔らかくなるまで茹でたロマネスコとアンチョビ、パルミジャーノ、炒め玉ねぎと卵を混ぜ合わせて焼くだけ。   上の写真のようにパウンド型を使ってもいいし、グラタン皿で焼き上げてそのままテーブルへサーブして取り分けるスタイルもあり。 …

scarola stufata スカローラ/エンダイブのストゥファータ

スカローラ(エンダイブ)のストゥファータ

苦みが美味しいイタリア野菜、スカローラ(scarola)が今日の主役。 スカローラとはチコリの仲間でエンダイブの一種。チコリ独特の苦みとサクサクとした食感が美味しいイタリア野菜です。 中心部の白い部分は苦みが少ないのでサラダにも出来るけれど、イタリアではこうして炒めたり火を通して食べのも一般的。 とくに南イタリアでよく食べられる野菜です。 このスカローラのイタリアでの定番の食べ方がこれ、ストゥファータ。   ストゥファータ(stufata)とは野菜や肉などを柔らかくなるまで煮たり、炒め煮した料理のこと。   特にナポリではこのスカローラのストゥファータはオリーブとケイパーとともにシンプルに炒め煮したり、ここへさらにアンチョビや干しぶとうを合わせるのも定番。とても南イタリアらしい組み合わせです。   …

radicchio grigliato ラディッキオ/トレビスのグリル焼き

ラディッキオのグリル

サクサクした食感と苦みが美味しいイタリア野菜、ラディッキオ。日本ではトレビスという名前で聞いたことがある人も多いかもしれませんね。 ラディッキオはイタリアではとても一般的な野菜でどのスーパーでも一年中手に入るとてもポピュラーな野菜の一つなんです。 今日の一皿はラディッキオのイタリアでの定番の食べ方、ラディッキオ・グリリャート(radicchio grigliato)。 グリリャートとは “グリルした、焼いたと” いう意味のイタリア語で名前の通りラディッキオをグリルパンで焼きつけた料理。 このようにグリルして食べるのに向いているのはラディッキオ・プレコーチェやラディッキオ・タルディーボと呼ばれる葉が肉厚で長いタイプ。 作り方は本当に簡単で縦に4等分ほどに切ったラディッキオをグリルパンで焼くだけ。 ここへバルサミコ酢やオリーブオイルと塩をかけて食べるだけでとっても美味しいサイドディッシュの出来上がり。ラディッキオと相性のいいローズマリーやローリエを焼いてる間にこすりつけて香りづけしたりしても美味しいんです。 …

ravioli di borrag ボラージネ(ボリジ)のラビオリ

ボラージネ(ボリジ)のリグーリア風ラビオリ

ボラージネ(borragine)とは日本語でボリジ、ルリジサと呼ばれるハーブの一種。 イタリアの野原にはよく生えているハーブの一種でたまにメルカートで野菜として売られていたりもする食材です。 葉には細かなトゲがあり、ほんのりとキュウリのような香りがするのが特徴。スカイブルーの可愛らしい花は砂糖漬けにしてお菓子の飾りにも使われたりするんですよ。 この野性味あふれるボラージネで作るのはリグーリアの郷土料理として知られるボラージネのラビオリ。 ラビオリの具材にはプロシュットクルード(生ハム)を入れるレシピもあるけれど今回はボラージネの香りを生かしたかったのでシンプルにボラージネとリコッタ、ペコリーノチーズを合わせたものに。   そしてラビオリにかけるソースはバター、セージ、クルミの定番ソース。   トスカーナやシチリア料理ほど有名ではないので、リグーリア料理と聞いても思いつくのはジェノベーゼソースとフォッカッチャ程度でピンと来ない方も多いかもしれない。   …

cicoria ripassata

チコリ(タラッサコ)のリパッサータ

リパッサータ/リパッサートとは? チコリ(イタリア語でチコリア)を使ったイタリアでの一番簡単で定番の食べ方がこのリパッサータ(ripassata)。リパッサータとは野菜を茹でてからオリーブオイルとニンニク、唐辛子等で炒めた料理のことでイタリアのレストランでも付け合わせとしてお馴染みです。 ※リパッサータは形容詞ですので野菜の名前が女性形、男性形、複数形かによってリパッサータ/ト/テ/ティと語尾が変化します。 このチコリのリパッサータは肉料理や魚料理の付け合わせとして食べても美味しいし、パンに乗せて食べたりもします。これに美味しいイタリアのチーズやハム類を合わせて簡単なランチにしたりもするんですよ。 今回使った野菜はチコリですが、タラッサコと呼ばれる西洋タンポポでも美味しいし他のチコリや野菜でももOK。 チコリというと薄緑のあのチコリを思い浮かべるかもしれないけれどイタリアのチコリって実はいろーんな種類があるんですよ。 作り方はいたって簡単なこのチコリのリパッサータ。 チコリの軽い苦みにたっぷりのオリーブオイルとニンニク。 これだけで美味しいイタリアンな一品の出来上がり! チコリのリパッサータの作り方 …

error: Content is protected !!