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オーブンで作る豚肉のマスタード風味ロースト

arrosto di lonza di suino alla senape 豚肉のマスタード風味ロースト

イタリアの家庭で “ご馳走メニュー” の定番の一つがこの肉のロースト。 イタリア語でロースト料理のことはアロスト(arrosto)と言い、家族みんなが集まる日曜のランチやクリスマス、誕生日などでこのアロストは定番中の定番料理。 使う肉は牛肉、仔牛肉が一般的だけれど今回のように豚肉で作るのも美味しいし、他にも羊肉などそのバリエーションは様々です。 今回は豚ロースのブロックに豚肉と相性のよいマスタードで味付けしたロースト。 マスタードは加熱によって辛味が飛ぶので焼き上がりはツンとした辛さは無く、ふわりとマスタードの香りがします。なので大人も子供もみんなで食べれるロースト。 もちろん、辛味が好きな大人達には食べる時にさらにマスタードを添えても。 さて、『肉のロースト料理』というと何か大がかりな料理のように聞こえるかもしれないけれど、基本的な作り方は実は至って簡単。 の3ステップだけ。 …

pupurati (i dolci di mosto cotto) ププラーティ( モストコットのビスケット)

ププラーティ(モストコットのビスケット)

『ププラーティ』に『モストコット』。聞きなれない名前が並ぶこのお菓子を今日はちょっとご紹介。 まずこのお菓子に欠かせないのがモストコットという材料。モストコットとは一言でいうと葡萄の濃縮液で、イタリアではこうしてお菓子作りに使われたりもするんです。 そしてププラーティ(pupurati)とは南イタリアのプーリア州フォッジャ県(Foggia)周辺で11月2日の死者の日に作られるお菓子。イタリアではこの死者の日やその前日の11月1日の全聖人の日にまつわる伝統菓子がたくさんあり、このププラーティもその一つ。 ちなみに北イタリアのミラノではパン・ディ・モルティ(死者のパン)と呼ばれるクッキーも有名なお菓子なんですよ。 この時期のイタリアのお菓子にはよくシナモンなどのスパイスが使われるのも特徴で、このププラーティでもモストコットにプラスしてシナモンとクローブのスパイシーな香りが効いてとても美味しいんです。 イタリアのハロウィン期にあたるこの季節。 こんな伝統菓子がイタリアでは今も作られているんですよ。 ププラーティの作り方 材料 (約24個分) …

鶏もも肉とズッキーニのスパイシー味噌炒め pollo e zucchine al spacy miso

鶏もも肉とズッキーニのスパイシー味噌炒め

『味噌にスパイスを練りこむ』とは我が家ではよく使う手法。 今日の一皿はこんがりと焼いたズッキーニと鶏もも肉にパプリカパウダーやニンニクすりおろしなどを練りこんでスパイシーにした味噌を絡めた、白ご飯(もちろんビールも)が進みすぎる一品。 韓国のヤンニョムチキンに少し似た感じだけれど、パプリカパウダーの風味がどこかエスニックな味に仕上げてくれる。   とくに海外在住だとたまーに食べる韓国料理や中華料理にコチュジャンや豆板醬を大容量で買うのは少々もったいないので(日本のようにミニサイズの小瓶ってないんです)こうして日本の味噌にスパイスを加えていろいろ変化させるというのは実は結構使える手。 そう考えると日本の味噌というのは応用がかなり効く調味料だな、と思う。   家にある調味料を総動員して『混ぜるだけのスパイシー味噌』を用意したら、あとはズッキーニと鶏肉を焼くだけ。   このスパイシー味噌ならキャベツと豚肉の炒め物にも絶対に美味しいはず。 …

risotto con salsiccia e zafferano サルシッチャとサフランのリゾット

サルシッチャとサフランのリゾット

太陽の降り注ぐ夏も去り、秋になるとこういう一品が食べたくなる。 今日の一皿はサルシッチャとサフランのリゾット。 サルシッチャとはイタリアのソーセージのことでそのまま焼いたり、煮込んだり、またはこうしてリゾットに使ったりもするんです。 このサフランとサルシッチャのリゾットは北イタリアのロンバルディア州にあるモンザという街の郷土料理であるリゾット・アッラ・モンゼーゼ(risotto alla monzese)からインスピレーションを受けて作ったもの。 本当のリゾット・アッラ・モンゼーゼにはサルシッチャ・ルガーネガ(salsiccia luganega)というチーズ(グラーナ・パダーノ)、ワイン、ブロードなどが入っているロンバルディア州のサルシッチャを使うのだけれど、今回はこれが手元に無かったので普通のサルシッチャで代用。 それでもサフランの香りとサルシッチャというのはやはり相性抜群。   …

sarde a baccafico alla catanese カターニア風鰯のベッカフィーコ

イワシのベッカフィーコ (カターニア風)

ベッカフィーコと言えば、あのしっぽをツンと立てたスタイルの料理を思い浮かべますか? 実はシチリアにはもう一つ、とっても美味しいベッカフィーコがあるんです。 一体どんな料理なのか? 次から詳しく解説していきますね! カターニア風鰯のベッカフィーコとは? カターニア風イワシのベッカフィーコ(sarde a beccafico alla catanese)とは南イタリアはシチリアの郷土料理。鰯にパン粉、カチョカバッロやペコリーノなどのチーズなどをミックスした詰め物をイワシに挟んで揚げた一品です。衣はシンプルに小麦粉をまぶすのみだったり、パン粉をつけてフライにしたりするバージョンがあります。 シチリアにはザックリ分けて島東部のこのカターニア風と島西部のパレルモ風があり、またその二つを合わせたようなスタイルなどいろいろなベッカフィーコがあります。 …

melanzane rosse di rotonda ripiene 赤茄子のリピエノ

赤ナスのチーズと卵のリピエノ

イタリアにはたくさんの種類の茄子があるけれどその中でも珍しい茄子がこれ。南イタリアはバジリカータ州、ロトンダ産の赤茄子。 イタリア語ではメランザーナ・ロッサ・ディ・ロトンダ(melanzana rossa di Rotonda)と呼ばれるオレンジっぽい鮮やかな赤が特徴。形や大きさも通常の茄子と異なりトマトほどの大きさでコロンとした見た目もとてもかわいいナスです。 香りも通常の茄子よりも強く、焼くとほんの少しさつま芋のような甘味と香りが特徴なんです。また少しの苦みがあるのも一般的な茄子と異なる点。 今日の一皿はこの赤茄子の形を活かしたリピエノ(詰め物料理)。 中に詰める具はペコリーノ・サルド(pecorino sardo)という羊のミルクから作られるサルデーニャ島のチーズに小さくカットしたトマト、卵、パン等を混ぜ合わせたもの。ペコリーノチーズと茄子というのはやはりしっくりきて美味しいけれど、ほかにもカチョカバロなどのチーズでもよく合うかと思います。 もちろん、ほかのチーズでもいろいろ味に変化が出るので使うチーズは手元にあるもので自由にアレンジしてOKですが、味のアクセントとなるうま味が強く、塩味の効いたタイプが向いています。 …

PALLOTTE CACIO E UOVA パッロッテ・カーチョ・エ・オーヴェ

パッロッテ・カーチェ・エ・オーヴェ(チーズと卵の揚げ団子)

もちっ! ジュワ~! と、とーっても美味しいこのイタリア料理、 パッロッテ・カーチョ・エ・オーヴェとは一体どんな料理なのか? 次から解説していきますね! パッロッテ・カーチェ・エ・オーヴェとは? パッロッテ・カーチェ・エ・オーヴェ(pallotte cace e ove)とは南イタリア、アブルッツォ州の郷土料理。 パッロッテとはお団子、カーチェはチーズ、オーヴェは卵のことで、その名の通りすりおろしたチーズに卵、そして少々のパンを混ぜてお団子状にして揚げたものをトマトソースに絡めて食べる素朴な一品です。 ジュワ、もちっと揚がったチーズのお団子にトマトソースが染み込んだパッロッテを口に放り込む幸せといったら!一度食べると本当に癖になります。 …

straccetti di pollo e peperoni con salsa di soia 鶏むね肉とパプリカのストラッチェッティ

鶏むね肉とパプリカのストラッチェッティ にんにく醤油レモン風味

ストラッチェッティとは? ストラッチェッティ(straccetti)とは “引き裂いた” という意味のイタリア語で、肉類を細切りにして炒めたり、焼いたりした料理のことを言います。   イタリアでストラッチェッティの定番と言えば、この鶏むね肉とパプリカの組み合わせ。   この二つをフライパンでニンニクと炒めてレモンを絞るのがイタリアでよく見るレシピだけれど、今日はこれにお醤油を加えたちょっと和風なバージョン。 にんにく+醤油+レモン、と聞くだけで美味しいのはお分かりいただけると思う。   …

豚肉のレモン風味スカロッピーネ scoloppine di lonza di maiale al limone

豚肉のレモン風味スカロッピーネ 

イタリアでの時短・簡単レシピの定番のようなスカロッピーネ。 パッと出来て美味しいこの料理について、本場イタリアより解説していきますね! スカロッピーネ(スカロピーネ)とは? スカロッピーネ(scaloppine)とは仔牛肉や鶏肉や豚肉などの肉のスライスをさっと焼いてソース等をかけたイタリア料理。かけるソースは今回のようにレモン風味のものやマルサラ酒のソースなどが一般的ですが、その他にもキノコのホワイトソースなどいろいろなバリエーションがあります。 イタリアでよく使われる肉は仔牛肉ですが、今回のように豚肉でももちろん美味しいですよ。 いずれの肉を使うにせよ脂身の少ない部分を使用するのがおすすめ。また牛肉や豚肉の場合は肉をよく叩いて薄くし、繊維を断ち切ることで柔らかい食感が生まれます。 またこうして肉を薄くすることで調理時間も10分程度で出来てしまう、イタリア版の『時短・簡単レシピ』の代表のような家庭料理です。 スカロッピーネのバリエーション スカロッピーネのバリエーションとしては有名なのはローマの郷土料理である仔牛肉、生ハム、セージを重ねて焼き上げたサルティンボッカやナポリの家庭料理として有名なトマトソースをかけるピッツァイオーラがあります。どちらもとても美味しいイタリアの家庭料理ですが日本でも簡単に出来ますよ![ スカロッピーネの意味・語源 …

焼きパプリカ

焼きパプリカ

誰でも  “これを食べると子供のころの思い出がよみがえる” という食べ物があると思う。   この焼きパプリカは夫が子供のころによくノンナ(おばあちゃん)が作ってくれた思い出の味。 夏の暑い日にこの冷やした焼きパプリカをよく食べていたそう。   つるんと食べれるこのとっても美味しい焼きパプリカの後は家族みんなで木陰でお昼寝。 南イタリアの夏の昼下がりはこうして静かに、のんびりと、過ぎていく。   この焼きパプリカを作るコツは真っ黒焦げになるまでじっくりとよく焼くこと。日本の焼きなすを想像してもらえれば作り方はよく似ています。 …

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