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【フライパンで簡単】鯖の香草パン粉焼き

安くて身体にいい魚の代表、鯖。 今日の一皿はこの鯖を使ったフライパンで作る香草パン粉焼き。 イタリアンパセリとニンニクが入ったパン粉をまぶして フライパンで揚げ焼きするだけ、と作り方もとっても簡単。 香草パン粉焼きというと、普通はオーブンを使うけれど今回は手軽にスピーディーに出来るようにフライパンで作るやり方です。 ひとつ注意点としてはフライパンで作る場合は、“小麦粉液をつける事”。 これをすることで 焼いている途中でパン粉が剥がれるのを防ぎます。 小麦粉+卵+パン粉の “鯖カツ” にしても もちろん美味しいけれど、少量で作ると卵が中途半端に余ったりするので私はよくこの“小麦粉液”を使います。 卵無しなので魚に卵のにおいがつくのを防げ(これ、気になる人は気になるんですよね)、仕上がりも軽くなります。 揚げ焼きに使う油はオリーブオイルにするとグッとイタリアンな一皿に仕上がるのでおすすめだけれど、もちろん手元にあるサラダ油で揚げてもOK。 仕上げにレモンをぎゅっと絞ったら、 よく冷えた白ワインとともに召し上がれ! 材料 (2人分) 作り方 1)イタリアンパセリとニンニクを合わせてみじん切りにする。 2)鯖は表面を水で洗い、キッチンペーパーで水気を丁寧にふき取りる(臭み取りのため)。大きな切身の場合は適当な大きさにカットし、塩と胡椒をふる。 3)薄力粉に水を加えてよく混ぜる。水はとろりとした状態になる程度に加えて下さい。鯖にこの小麦粉液をつける。 4)パセリとニンニクのみじん切りをパン粉と混ぜ合わせ、鯖にまぶす。 5)フライパンに鯖が⅓~半分程度つかる量のオリーブオイルを入れて熱し、鯖を皮目から先に入れて両面を揚げ焼きにする。お皿に盛ってレモンを絞って召し上がれ!

pizzelle, neole, ferratelle ピッツェッラ ネーオレ フェラッテッラ ピッツエッレ

フェッラテッレ/ピッツェッレ (アブルッツォ州のワッフルクッキー)

このお菓子のことを知ってる人はかなりのイタリア通と言えるでしょう、フェッラッテッレ。 「一体どんなお菓子なの?」 「どうやって作るの?」 次から詳しく解説していきますね! フェッラテッレ (ピッツェッレ/ネーオレ)とは? フェッラテッレ(ferratelle)とはワッフルメーカーのような器具に卵、小麦粉、オリーブオイルに砂糖をベースにレモンの皮で香りづけした生地を流して焼き上げたイタリアのアブルッツォ州の郷土菓子。ワッフルクッキーと言えばどんなお菓子か想像しやすいかもしれませんね。 焼きたてはさっくり、そして時間が経つと少ししっとりとした食感が美味しく、そのまま食べたりジャムやカスタードを挟んで食べたりもします。 作り方も下記のレシピにあるように本当に簡単。少ない材料でパッと作れるのでアブルッツォでは “おばあちゃんの作るお煎餅” といったような存在の素朴なおやつなんですよ。 このフェッラテッレは同じアブルッツォ州内でも地域によって呼び名が変わり、ピッツェッレ(pizzelle)やネーオレ(neole)といった名前でも呼ばれます。 形も円形や長方形のものなどいろいろありますが、いずれも生地は南イタリアらしくバターではなくオリーブオイルを使い、レモンの皮で香りづけをするのが特徴。地域によってはここへアニスシードを加えたりもします。 フェラテッレ作りに欠かせない器具 “ル・フェール(フェッロ)” フェッラテッレ作りに欠かせない道具がこのフェッロ。アブルッツォの方言ではル・フェール(lu ferr)と呼ばれます。イタリア語でフェッロ(ferro)とはそもそも “鉄” という意味ですが、この器具のこともフェッロと言います。文字通り鉄でてきた器具のため、持つとずっしりとした重みがあります。 アブルッツォ州のメルカート(市場)ではいろんなデザインのフェッロが売られているのをよく見かけるんですよ。 フェッロの使い方と手入れ方法 鉄でできたこのフェッロは錆びやすいため、手入れ方法は水で洗わずに乾いた布で汚れをふき取るようにします。 また最初に使う時にはオリーブオイルを軽くぬってから火にかけ温め、オイルを馴染ませてから使用します。 フェッロにまつわる小話 昔のアブルッツォでは裕福な家は職人たちにそれぞれのイニシャルや家のシンボルなどをデザインしたフェッロをオーダーメイドしていたそう。 また女性達の嫁入り道具の一つがこのフェッロだったんですよ。 フェッラテッレ/ピッツェッレの作り方 材料 (約12枚分) 作り方 1)ボウルに卵と砂糖を入れて混ぜる。オリーブオイルを少しずつ加えて泡だて器でよく混ぜる。 2)レモンの皮をすりおろして加える。 3)薄力粉を少しずつ加えて泡だて器で滑らかになるように混ぜる。 …

Fettuccine Alfredo アルフレッドパスタ フェットゥッチーネ・アルフレード

本当のフェットゥチーネ・アルフレード

イタリアで生まれ アメリカで有名になったパスタ料理 、フェットゥチーネ・アルフレード(アルフレッドパスタ)。 本当のアルフレッドパスタとは そもそもどんな料理なのか? どうしてアメリカで広く知られるパスタとなったのか? この一皿にまつわる物語、ここでじっくりと説明していきたいと思います。 アルフレード(アルフレッド)パスタとは?- イタリアから海を渡り、アメリカへ伝わった一皿の物語 – アルフレッドパスタとは? アルフレッドパスタとはたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノとバターで作るソースをパスタに絡めたとてもシンプルな料理。イタリアではフェットゥチーネという6㎜幅程度の平打ちのパスタで作るのでフェットゥチーネ・アルフレードと呼ばれます。 アルフレッドパスタはそもそも茹でたパスタにバター(もしくはオリーブオイル)とパルミジャーノを混ぜるだけの、イタリアの家庭の “卵かけご飯” 的な存在であるパスタ・イン・ビアンコ(pasta in bianco)をレストランで出す料理として完成させた一品です。 このアルフレッドパスタ(フェットゥチーネ・アルフレード)という名前が生まれたのは1900年代前半のローマにあったレストラン “アルフレード・ディ・レーリオ(Alfredo Di Lelio)” 。このレストランの名前がそのまま料理名になった一皿で、今では本国イタリアよりもアメリカでの方がお馴染みのパスタ料理なんですよ。(その理由は下で説明しますね!) ちなみに日本語ではよくアルフレッドと呼ばれますがイタリア語での正しい発音はアルフレードとなります。 イタリアでは実はアルフレッドパスタと呼ばない⁉ イタリアでこのように、パルミジャーノとバターで作るシンプルなパスタはアルフレードという料理名ではなく、パスタ・アル・ブッロ・エ・パルミジャーノ(pasta al burro e parmigiano)、もしくはパスタ・イン・ビアンコという呼び名の方がイタリア人にとってはしっくりくる名前。 フェットゥッチーネ・アルフレードという料理名では「何それ?」と言うイタリア人も多いんですよ。 …

pasta con le sarde 鰯とフェンネルのシチリア風パスタ

鰯とフェンネルのシチリア風パスタ(パスタ・コン・レ・サルデ)

南イタリアのシチリアは美味しものの宝庫。 このシチリアの代表的なパスタの一つである鰯とフェンネルのシチリア風パスタについて、 次から解説していきますね! 鰯とフェンネルのシチリア風パスタとは? 鰯とフェンネルのシチリア風パスタとはイタリア語でパスタ・コン・レ・サルデ(pasta con le sarde)と呼ばれるシチリアの郷土料理。シチリアの方言のパスタ・キ・サルディ(pasta ch’i sardi)の名前でも知られています。 どんな一品かと言えば 鰯とフェンネルの葉にアンチョビ、干しぶどう、サフランを加えるとても “シチリアらしい” 組み合わせのパスタ料理。 “イワシに干しぶどう” というのは少し以外に思われるかもしれまんせんが、実はとても美味しいんですよ。同じくイワシと干しぶどうのシチリア料理と言えば、イワシのベッカフィーコも有名な一品です。 さて、このパスタにはたくさんのフェンネルの葉を使うのですが、フェンネルの葉は魚の臭み消しと香りづけにイタリアではよく使われるハーブ。 南イタリアでは、小さな可愛らしい花をつけた野生のフェンネルを野原でよくみかけ、近くを通るとふわっととてもよい香りがふわりと漂ってくるんですよ。 シチリアに昔から豊富にあったイワシで作るこの一品。もともとはクチーナ・ポーヴェラ(cucina povera)、『貧しい料理』と呼ばれるものですが、食材の独創的なミックスから生まれる味わいは、食べた人を虜にする美味しさですよ! 鰯とフェンネルのシチリア風パスタの作り方 材料 (4人分) ※ここでは茎を除いた柔らかい葉の部分のみ使用しているので少量ですが、野生のものや茎付きのものはイタリアで一般的には300gほど使用します。 作り方 1)鰯は頭、内臓、ヒレを取り除き開いて水でよく洗う。キッチンペーパーで水気をよくふき、適当な大きさに切る。 2)沸騰した湯に塩を加えてフェンネルの葉を茹でる。柔らかい葉ならさっと茹でる程度でOK、太く大きな葉(茎)は柔らかくなるまで茹でる。茹でたら軽く絞ってみじん切りにする。※このフェンネルのゆで汁で後でパスタを茹でるので捨てずにおいておきます。 3)フライパンにたっぷりのオリーブオイル、みじん切りにした玉ねぎ、アンチョビを入れて弱火で玉ねぎに透明感が出るまで炒める。 4)鰯を加えて弱火で軽く炒める。 5)サフランパウダーをフェンネルのゆで汁100mlほどで溶かして加える。 6)みじん切りにしたフェンネル、干しぶどう、松の実も加えてすべての具が馴染むように数分煮る。その感に2のフェンネルのゆで汁でパスタを茹でてソースと和えたら出来上がり!仕上げに炒ったパン粉をまぶしても美味しいですよ!

taralli di san biagio サン・ビアージョのタラッリ

サン・ビアージョのタラッリ

イタリア好きの人ならタラッリと聞くとあのグリッシーニを輪っかにしたようなものを思い浮かべますよね。 実はイタリアにはそれだけじゃない、いろんなタラッリがあるんです。 このサン・ビアージョのタラッリとは一体どんなもの? 次から詳しく解説していきますね! サン・ビアージョのタラッリとは? 2月3日は日本では節分だけれど、イタリアでは聖ビアージョ(San Biagio)の日。この日にはイタリア各地ではいろいろなお菓子が食べられ、例えばミラノで聖ビアージョの日に食べられるのはクリスマスのお菓子として有名なパネットーネ。(とは言え、現在のミラノではこの風習はあまり見られなくなりました) ちなみに日本でも節分の翌日は立春だけれど、イタリアでもこの聖ビアージョの日から冬が徐々に終わっていくとされるんです。 このタラッリは南イタリアのアブルッツォ州のペスカーラ周辺で聖ビアージョの日に食べられるお菓子。菓子パンのようにふわふわのものからビスコッティのようなタイプのものまで家庭によってバリエーションは様々ですが、共通している点はイタリア語でタラッリと呼ばれるこのドーナツ状の形とレモンと甘い香りが特徴のアニスシードを使うこと。 このドーナツ状の形は喉の守護聖人である聖ビアージョにちなんでのどの形を表しているそう。またバターではなくオリーブオイルを使うのも南イタリアのお菓子の特徴。 今回のレシピはイースト発酵させた少し甘目の生地なのでおやつにも朝食にもぴったりです。 日本とイタリア、遠く離れた2国だけれど、2月3日が季節の変わり目でありその日をお祝いするという共通点。 ちょっと面白いですよね。 サン・ビアージョのタラッリの作り方 材料 (12個分) 強力粉 250g  薄力粉 250g 卵 1個 砂糖 100g 牛乳 200ml EVオリーブオイル 80ml ドライイースト 10g ※ここではイタリアで一般的な生イーストを25g使用しています アニスシード 大さじ1 レモンの皮のすりおろし 1個分 塩 ふたつまみほど ※小麦粉は実際はイタリアの00粉(たんぱく質含有量9%)を500g使用しています。 作り方 1)ボウルに卵、砂糖、オリーブオイルを入れてフォークでよく混ぜる。 2) …

Fettuccine Alfredo アルフレッドパスタ フェットゥッチーネ・アルフレード

イタリア式 パスタマシンの使い方

イタリアと言えばパスタ。 パスタと言えばイタリア。 世界中で愛されるパスタ料理の本場は当然ですが、イタリア。 イタリアのキッチンではお馴染みの調理器具であるパスタマシンの使い方について、本場イタリアより説明したいと思います。 イタリアの家庭には欠かせないパスタマシン 手打ちパスタと聞くとなんだか特別で難しいもののように感じるかもしれませんが、パスタの作り方は実はとても簡単。昔のイタリアの女性達は毎日パスタを打っていたんですよ。日本人が毎日ご飯を炊くのと同じ感覚ですよね。 さすがに現在のイタリアでは毎日パスタを手打ちする人はなかなかいませんが、それでも週末や特別な日には手打ちする家庭も多いです。 本場イタリアのパスタ生地ってどんなもの? パスタマシンを使うにはまずは生地から作るのですが、パスタの基本的な材料は至ってシンプル。 主な材料は 小麦粉と水 です。 一口に『イタリアのパスタ』と言っても伝統的な北イタリアのパスタと南イタリアのパスタでは使う粉の種類も配合も異なってきます。また現在のイタリアでは北イタリアのパスタと南イタリアのパスタ生地のハイブリッドタイプのものも多く、パスタ生地の配合は様々です。 イタリアのパスタは日々進化をとげていて、最近では全粒粉で作るものや小麦以外の穀物で作るパスタもよく見かけるようになりました。     パスタマシンの使い方 今回はタリアテッレやラビオリ、ラザニアなどに使われる北イタリアのスタンダードなパスタ生地の配合で作ります。その他の卵無しのタイプや、他のパスタ生地の配合、イタリアの小麦粉について詳し知りたい方は基本の手打ちパスタの作り方のページにありますのでそちらをご覧ください。 材料(4人分) ※基本的に小麦粉100gに対して卵1個の割合です。 ※ここへオリーブオイルをひと回しほど入れてもいいです。 作り方 1)ボウルに小麦粉、卵、塩を入れてフォークで卵をほぐしながら粉と混ぜ合わせる。ぽろぽろとした生地になったら手である程度まとまるまで軽く捏ねる。 1-補足)イタリアではよくこうして作業台の上に粉をドーナツ状に置き、中心に卵を割り入れてフォークで少しずつ粉と混ぜていきます。この伝統的なやり方でももちろんいいですが、作業台に生卵の匂いがつくのと大きな作業台を洗うのが大変なのが難点。ボウルで混ぜてもちゃんと美味しく出来るのでお好きな方法でとうぞ。 2)粉がある程度まとまったら作業台に移して生地が滑らかになるまで力強く捏ねる。『水分が少なくてちょっと捏ねにくいな』という水分量です。※ここで水を足し過ぎると生地を休めた後にコシのないパスタになってしまします。とは言え、あまりにも粉っぽい場合は様子をみながらほんの少し水を足してください。小麦粉によって給水率は変わるのでその時々によって調整します。 3)生地が滑らかになったら丸めてボウルに入れる。 4)固く絞った濡れ布巾をかけて最低30分~1時間ほど休ませる。一晩休めてもいいですが、イタリアではそこまで普通は休めません。 5)生地をスケッパーか包丁でぐっと押し切るようにして4等分にする。 6)手で押し広げる。形はあとで調えるのできれいな長方形にする必要はありません。 7)パスタマシンをテーブルにしっかりと固定する。 8)ダイヤルを1(メーカーによって異なる場合は一番厚みのあるダイヤル)にする。※ダイヤルの回し方は外側に引っ張ってから回すタイプが多いです。 9)生地をハンドルを回りながら通す。 …

サボイキャベツのヴァルペッリーネ・スープ zuppa alla valpellinese

サボイキャベツのヴァルペッリーネ・スープ

サボイキャベツで作るイタリアの絶品料理、ヴァルペッリーネ・スープ。 次からこのとっても美味しいスープについて解説していきますね! サボイキャベツのヴァルぺッリーネ・スープとは? ヴァルペッリーネ・スープとはサボイキャベツ、パン、フォンティーナチーズを層になるようにして詰め、そこへブイヨンとバターを流しいれて焼き上げる北イタリアのヴァッレ・ダオスタ州にあるヴァルペッリーネ(Valpelline)の郷土料理。 サボイキャベツで作る イタリアのスープグラタン と言えばわかりやすいですね。 イタリア語ではズッパ・アッラ・ヴァルペッリネーゼ(zuppa all valpellinense)という名前の料理で、この地域の方言ではスーパ・ア・ラ・ヴァペレネンツェ(Seupa à la Vapelenentse)とも呼ばれます。       イタリア語でズッパとはスープという意味なのですが、このヴァルペッリーネ・スープは “飲む” というより“食べるスープ”。サボイキャベツにこの地域のチーズであるフォンティーナチーズ、そして仕上げにかけるバターが “冬の雪山” で食べたくなる、身も心も温まる一品です。     作り方自体はとっても簡単なこのサボイキャベツのヴァルペッリーネ・スープ。   冷え込む夜にお腹も心も温まる、こんな一品はいかがでしょうか?       サボイキャベツのヴァルペッリーネ・スープの作り方 …

fagioli all'uccelletto うずら豆のトスカーナ風煮込み ファジョーリ・アルッチェレット

うずら豆(ボルロッティ豆)のトスカーナ風トマト煮込み

今日の主役はうずら豆。 うずら豆はイタリア語でボルロッティ(borlotti)と呼ばれるインゲン豆の一種。名前の通りうずら卵のような模様をした豆で、イタリアでの定番食材の一つです。 このまだら模様、調理すると消えてしまうので出来上がったものを見ると “うずら豆” の名前にピンとこないでしょうが、調理する前の豆やフレッシュなもののサヤを見ると、「なるほど、確かにうずら模様だな。」と思いますよね。 さて、今日の一皿はこのうずら豆を使ったトスカーナの伝統料理、ファジョーリ・アルッチェレット(fagioli all’uccelletto)。ファジョーリ・アルッチェレットにはよく白インゲン豆が使われますが、うずら豆を使ってももちろん美味しいんですよ。 この料理はセージを使って香りづけするのが特徴で後は豆をトマトソースで煮込むだけ。 簡単でとっても美味しいし、豆の煮込み料理というのはどこかホッとする味がします。 ボルロッティ豆はイタリアでは夏場のメルカート(市場)で新鮮なものがよく出回るので、シーズンなら生の豆を使っても簡単に出来るし、もちろん乾燥豆を水煮してから使っても同じように出来ます。 “レストランで食べる料理” というよりもイタリアの普通の家庭の食卓に登場するこの一品。 豆料理のレシピの一つにこんな素朴なイタリアのマンマの味はいかがでしょうか? 材料 (4人分) 作り方 (下準備) 生のうずら豆は水で洗い30分ほど塩ゆでする。 乾燥豆は一晩水に漬けたものを柔らかくなるまで茹でる。 1) 鍋にオリーブオイルをたっぷりと入れてみじん切りにしたニンニクとセージを弱火で軽く炒める。 2) 水煮したうずら豆を加えて軽く炒める。 3) トマトピューレと塩少々を加えて弱火で30分ほど時々かき混ぜながら煮る。最後に塩で味を調えて出来上がり。そのまま少し置いて味が馴染んでから召し上がれ!

vellutata di finocchio フィノッキオ(フェンネル)のヴェルタータ(ポタージュスープ)

フィノッキオのヴェルタータ(ポタージュスープ)

フィノッキオとは、日本ではフェンネルやウイキョウとも呼ばれるイタリア野菜。見た目は玉ねぎのようだけれどセロリやアニスのような爽やかな香りが美味しいんです。 ぱっと思いつく食べ方は生でサラダかもしれませんが、イタリアではこんなヴェルタータ(vellutata)にするのも定番。ヴェルタータとはイタリア語で野菜のポタージュスープのことで寒い季節にはこんな優しい味のヴェルタータが欲しくなります。 さて このヴェルタータ、作り方は至って簡単で小さく切ったフィノッキオ(フェンネル)とジャガイモを野菜のブイヨンで煮てブレンダーにかけるだけ。 今回は野菜のブイヨンから作っていますが、もっと手軽にしたければ市販のブイヨンキューブと水と煮るだけでもOK。とはいえ、野菜の自然なうま味や甘味というのは簡易出汁では味わえないもの。野菜のブイヨンは下のレシピで説明するようにとっても簡単なので時間があればぜひ手作りしてみて下さいね。 フィノッキオ(フェンネル)のヴェルタータの作り方・レシピ 材料 (4人分) ブイヨンスープ 作り方

canederli con mela e gorgonzola 林檎とゴルゴンゾーラのカネーデルリ

りんごとゴルゴンゾーラのカネーデルリ

パンで作るお団子、カネーデルリ(カネデルリ)とは北イタリアのチロル地方の郷土料理。 主な材料は固くなったパン、牛乳、卵とどこの家でもあるものばかりなので思い立ったらすぐ作れるのも嬉しい一品です。 一般的な作り方は茹でて作るのだけど我が家はオーブンで焼く作り方。オーブンで焼くとふんわりと口どけのよい仕上がりになるのでうちではオーブンでよく作るんです。 このカネーデルリにすりおろした林檎を加え、さらにイタリアのブルーチーズ、ゴルゴンゾーラをトロリと溶かしたのが今日の一皿。 リンゴにブルーチーズとはちょっと意外に思われるかも知れないけれど、これが相性抜群。ここへちょっとクルミも加えるとくるみの食感もプラスされてますます美味しいんです。 作り方もとっても簡単で全ての材料をボウルに入れてよく混ぜるだけ。後はお団子状にしてオーブンで焼くだけなので、焼く時間を除けば10分程度で出来てしまいます。 ふんわりと口どけのよい仕上がりにするコツは牛乳をいっぱい入れること。 ぎりぎりお団子の形が出来るゆる~いタネにすることで食べた時に口の中で溶けるようなカネーデルリが出来ますよ。 冷え込む夜、 熱々のカネーデルリでチロル料理を味わってみるというのはいかがでしょうか? 材料 (6㎝程度のもの9-10個分) 作り方 1)パンを小さく千切る(or カットする)。パンがカチカチに固い場合は先に水か牛乳に軽く浸す。 2) ボウルにパン、林檎のすりおろし、パルミジャーノ、卵、クルミの半量を砕いて入れる。塩を加えて手でよく混ぜる。※林檎は¼ほどの量を5mm程度の角切りにして入れても美味しいです。 3)牛乳を少しずつ加える。加える量はタネがお団ががギリギリ作れる程度の緩さになるまで入れて下さい。牛乳たっぷりのゆるーいタネの方がより口溶けが良くなります。 4)オーブンシートをひいた耐熱皿に5-6㎝程度のお団子状にして並べる。180℃に予熱したオーブンで25-30分ほど焼く。 5) 焼けたら一度オーブンから出し、上からゴルゴンゾーラと残り半量のクルミをちらして再度オーブンへ1分程度いれて余熱でチーズを溶かせば出来上がり。

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