イタリアで秋から春にかけて出回るカルチョーフィ。日本ではアーティチョークという英語名で聞いたことがあるもしれないですね。 今日の一皿はこのカルチョーフィを使ったリピエノ。リピエノ(ripieno)とは “詰め物をした” という意味のイタリア語で、今回の具材は牛ミンチ。 牛ミンチとたっぷりのパルミジャーノ、パンを捏ねてカルチョーフィの中に詰め、水少々で蒸し煮にしたものがこれ。 オーブンを使わず、手軽に出来るので我が家の定番なんです。 さて、このリピエノに適したカルチョーフィはカルチョーフィ・ロマネスコのように丸いタイプのものが詰め物が入れやすくきれいに仕上がるのでおすすめ。無ければもちろんそれ以外のカルチョーフィでも美味しく出来るので大丈夫です。 このカルチョーフィ、最初は下処理が少々面倒に感じるかもしれないけれど、そんな手間をかけてでも食べたい美味しさがある。 一度覚えてしまえば下ごしらえも簡単なのでぜひ挑戦してほしい食材です。 そうそう、我が家ではこのカルチョーフィのリピエノを作るとき、余ったミンチのタネをくり抜いたジャガイモに詰めてカルチョーフィと一緒に炊いたりするんです。これもジャガイモにカルチョーフィの香りがほんのりと移って美味しいのでカルチョーフィの数が足りない時、ボリュームを増やす方法としてもお勧め。 …
カルチョーフィの牛挽肉のリピエノ
