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りんごとゴルゴンゾーラのカネーデルリ

canederli con mela e gorgonzola 林檎とゴルゴンゾーラのカネーデルリ

パンで作るお団子、カネーデルリ(カネデルリ)とは北イタリアのチロル地方の郷土料理。 主な材料は固くなったパン、牛乳、卵とどこの家でもあるものばかりなので思い立ったらすぐ作れるのも嬉しい一品です。 一般的な作り方は茹でて作るのだけど我が家はオーブンで焼く作り方。オーブンで焼くとふんわりと口どけのよい仕上がりになるのでうちではオーブンでよく作るんです。 このカネーデルリにすりおろした林檎を加え、さらにイタリアのブルーチーズ、ゴルゴンゾーラをトロリと溶かしたのが今日の一皿。 リンゴにブルーチーズとはちょっと意外に思われるかも知れないけれど、これが相性抜群。ここへちょっとクルミも加えるとくるみの食感もプラスされてますます美味しいんです。 作り方もとっても簡単で全ての材料をボウルに入れてよく混ぜるだけ。後はお団子状にしてオーブンで焼くだけなので、焼く時間を除けば10分程度で出来てしまいます。 ふんわりと口どけのよい仕上がりにするコツは牛乳をいっぱい入れること。 ぎりぎりお団子の形が出来るゆる~いタネにすることで食べた時に口の中で溶けるようなカネーデルリが出来ますよ。 冷え込む夜、 熱々のカネーデルリでチロル料理を味わってみるというのはいかがでしょうか? …

canederli カネーデルリ/クネーデル

基本のカネーデルリ

イタリア料理は日本でも幅広い世代に愛される料理。けれどこの カネーデルリ について知っている人はまだまだ少ないのではないでしょうか? このページではイタリアアルプスの伝統料理 カネーデルリ について詳しく解説していきます。 カネーデルリとは? カネーデルリ(canederli)とは北イタリアのアルプス地域、特に南チロル地方の郷土料理で、パンと卵をお団子状にして茹でたもの。カネーデルリはドイツ語圏諸国~イタリアの南チロル地方で一般的な料理で地域によりいろいろなタイプがありますが、イタリアでの一番スタンダードなカネーデルリはパン、卵にスペック(Speck)という燻製生ハムを加えたバージョンです。 ブロード(ブイヨンスープ)に入れて食べたり、また上の写真のようにセージで香りづけした溶かしバターとパルミジャーノをかけて食べるのがイタリアでよく見る食べ方。ほかにも溶かしチーズをかけたりするのもアルプス地域ならではの食べ方でとても美味しいんですよ。 ヨーロッパにはいろいろなカネーデルリがあるのですが、レシピの下ではカネーデルリとよく似たドイツのクネーデルとの違いや、カネーデルリと名前の似ているチェコのクネドリーキとは?についても説明しています。 気になる方は読んでみて下さいね! 基本のカネーデルリの作り方 …

鶏もも肉とズッキーニのスパイシー味噌炒め pollo e zucchine al spacy miso

鶏もも肉とズッキーニのスパイシー味噌炒め

『味噌にスパイスを練りこむ』とは我が家ではよく使う手法。 今日の一皿はこんがりと焼いたズッキーニと鶏もも肉にパプリカパウダーやニンニクすりおろしなどを練りこんでスパイシーにした味噌を絡めた、白ご飯(もちろんビールも)が進みすぎる一品。 韓国のヤンニョムチキンに少し似た感じだけれど、パプリカパウダーの風味がどこかエスニックな味に仕上げてくれる。   とくに海外在住だとたまーに食べる韓国料理や中華料理にコチュジャンや豆板醬を大容量で買うのは少々もったいないので(日本のようにミニサイズの小瓶ってないんです)こうして日本の味噌にスパイスを加えていろいろ変化させるというのは実は結構使える手。 そう考えると日本の味噌というのは応用がかなり効く調味料だな、と思う。   家にある調味料を総動員して『混ぜるだけのスパイシー味噌』を用意したら、あとはズッキーニと鶏肉を焼くだけ。   このスパイシー味噌ならキャベツと豚肉の炒め物にも絶対に美味しいはず。 …

PALLOTTE CACIO E UOVA パッロッテ・カーチョ・エ・オーヴェ

パッロッテ・カーチェ・エ・オーヴェ(チーズと卵の揚げ団子)

もちっ! ジュワ~! と、とーっても美味しいこのイタリア料理、 パッロッテ・カーチョ・エ・オーヴェとは一体どんな料理なのか? 次から解説していきますね! パッロッテ・カーチェ・エ・オーヴェとは? パッロッテ・カーチェ・エ・オーヴェ(pallotte cace e ove)とは南イタリア、アブルッツォ州の郷土料理。 パッロッテとはお団子、カーチェはチーズ、オーヴェは卵のことで、その名の通りすりおろしたチーズに卵、そして少々のパンを混ぜてお団子状にして揚げたものをトマトソースに絡めて食べる素朴な一品です。 ジュワ、もちっと揚がったチーズのお団子にトマトソースが染み込んだパッロッテを口に放り込む幸せといったら!一度食べると本当に癖になります。 …

insalata di sorgo con asparagi e pomodorini ソルゴとトマトとアスパラのサラダ

アスパラとトマトのシリアルサラダ

“アスパラとミニトマト” は我が家では頻繁に登場する組み合わせ。 今日はこの二つの野菜を使ったサラダ。 サラダと言ってもシリアル(穀物)を加えたサラダなのでこれ一品で簡単ランチなどにも出来る。 今回使ったのはソルゴ(sorgo)という蕎麦の実のような穀物だけれど、もち麦やオルゾ、ファッロといった麦類や他の穀物でももちろんOK。 ソルゴとは下の写真のように蕎麦の実に似ていて、日本語ではモロコシ(トウモロコシとは別物です)と呼ばれるアフリカが原産と言われている穀物。イタリアでも北イタリアを中心に栽培されていて昨今のヘルシー食材ブームの影響でイタリアの普通のスーパーなどでたまに見かけシリアルです。 トマトとアスパラに味のアクセントとして加えるのはオイル漬けのオリーブ。 そして仕上げにリコッタサラータなどペコリーノ・ロマーノなどの塩味の効いたチーズをすりおろすと、あっという間にヘルシーで美味しい一品の出来上がり! アスパラとトマトのシリアルサラダの作り方 材料 …

frittelle di sambuco, エルダーフラワーのフリット

エルダーフラワーのフリット

エルダーフラワーは春から初夏にかけてイタリアやヨーロッパの至る所で咲いている、とても香りのよい花。 この白いかわいい花はコーディアル(シロップ)にするのが定番だけれどこうしてフリットにして味わうことも出来るんです。 エルダーフラワーは野菜ではなくハーブなので大量に食べるものではないけれど、食べた時に口にふんわりと広がるマスカットのような香りがちょっと幸せな気分になれる。   日本ではまだまだ珍しいハーブのエルダーフラワー。 イタリアではこんな風にして楽しんだりもするんですよ。   エルダーフラワーのフリットの作り方 材料 作り方

バナナブレッド banana bread torta di banana

1日目からしっとり美味しいバナナブレッド

オーブンから漂う、なんとも言えないあの甘い香り。 バナナブレッドが焼きあがる時、幸せな空気も同時にオーブンから出てくる気がする。   さて、バナナブレッドのようなバターケーキは翌日になるとよりしっとり、美味しくなるもの。 なのだけれど我が家ではそんな悠長に翌日まで待ってくれる人はいない。焼きたてをすぐに食べたい人ばかり。   そんな家族に 「焼いた当日からしっとりふわりな美味しいバナナブレッドは出来ないか?」 と考えて作ったのがこのレシピ。   …

スップリ・アッラ・ロマーナ ローマ風ライスコロッケ suppulì

スップリ・アッラ・ロマーナ(ローマ風ライスコロッケ)

永遠の都、ローマを旅したことがある人なら このスップリを目にしたことはあるのではないでしょうか? 次からローマっ子たちが愛する このとっても美味しいスップリについて解説していきますね! スップリとは? スップリ(suppli)とは牛ミンチやサルシッチャ、生ハムなどとお米をトマトソースで煮て、そのトマトライスにモッツアレラを詰めて揚げたイタリア、ローマのライスコロッケ。 イタリアではスップリ・アッラ・ロマーナ(ローマ風スップリ)やそのままシンプルにスップリとも呼ばれています。またローマではふたつに割った時に伸びるモッツアレラが電話のように見えることからスップリ・アル・テレフォノ(テレフォン・スップリ)なんて呼ばれたりもするんですよ。 ローマ料理として観光客によく知られるのはカチョエペペ、カルボナーラ、アマトリチャーナのローマ3大パスタですが、このスップリもローマの代表的なグルメの一つです。 ラグーソースのライスコロッケの中からモッツアレラがとろけ出すこのスップリはローマっ子が大好きなストリートフード。 イタリア旅行で訪れたローマで地元っ子がこのスップリをかぶりながら歩いているのを見た人も多いかもしれませんね。またはトラットリアでの典型的な前菜の一つでもあります。 もともとは余りものの材料を利用して作られていた料理なので、よくレバーなどの価値の低い、安い内臓部位も混ぜて作られていました。 …

パッパ・アル・ポモドーロ pappa al pomodoro

パッパ・アル・ポモドーロ

イタリアでの “残り物を使った” 代表的な料理がこの パッパ・アル・ポモドーロ。 パッパ・アル・ポモドーロとは一体どんな料理なの? どうやって作るの? 次から詳しく解説していきますね! パッパ・アル・ポモドーロとは? パッパ・アル・ポモドーロ(pappa al pomodoro)とは固くなったパンをトマトソースで柔らかくして食べるトスカーナの家庭料理。 もともとは固くなったパンを美味しく再利用するためのクチーナ・ポーヴェラ(cucina …

ブイヨン ブロード

【基本&裏技 どちらも解説!】ブイヨン/ブロードの作り方と保存方法

「ブイヨンを家庭で作ってみたいけど難しそう。」 そう思う人は多いです。 でも美食大国イタリアでは今でも多くの人が “普通に” “家庭で” ブイヨンを作っているんですよ。 イタリア語でブロードと呼ばれるこの料理について、 本格的な作り方 から 超お手軽な作り方 まで詳しく解説していきます。 ブロード(ブイヨン)とは? イタリア料理において、日本の “出汁” に相当するものがこのブロード (brodo)。 日本ではブイヨン、またはブロスと呼ばれているスープのことで、様々な料理に使われる、まさしく日本の出汁と同じような存在です。 …

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