トピナンブールと言われてもピンとこない人も多いのではないでしょうか?
トピナンブールとはどんな野菜? どうやって食べるの?
次から詳しく解説していきますね!
トピナンブール(菊芋/キクイモ)とは?
トピナンブール(菊芋)の旬・味・食感
ショウガのような見た目のこの芋、イタリアではトピナンブール(topinambur)と呼ばれる北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の野菜。日本名は菊芋(キクイモ)。
大きくわけて2種類あり、夏の終わりに出回る早生(わせ)の白っぽい色のタイプ(ビアンカ・プレコーチェ)と、10月頃から春まで出回るボルドー色のタイプがあります(上の写真はボルドー色タイプ)。どちらも皮を剥けば中身は白色で、イタリアで見るの後者のボルドー色のタイプが多いです。
余分な糖分の吸収を抑える水溶性食物繊維のイヌリンを多く含み、その他にもカリウムやビタミンが豊富なため健康食品にも利用されています。また一般的なイモ類と異なり、デンプンをほとんど含まないためジャガイモの半分ほどのカロリーしかないのもこのトピナンブールの特徴。
生でも食べることができ、シャキシャキとした食感とゴボウやアーティチョークのような香りが美味しいです。生で食べる料理で有名なものはピエモンテのバーニャ・カウダ。また加熱すると少しほくほくとした食感となります。
トピナンブール(菊芋)の豆知識
このトピナンブール、原産は北アメリカなのですが一般的に栽培、食用されるようになったのは実はヨーロッパから。英語ではエルサレム・アーティチョーク(Jerusalem artichoke)と呼ばれますが、エルサレムとは実は何の関係もないんです。この名前の由来はアメリカのイタリア移民がこのトピナンブールの事を『ジラソーレ・アーティチョーク』(ジラソーレ/girasoleはイタリア語でヒマワリと言う意味)と呼んでいたのが英語のエルサレム(Jerualem)の発音と似ていたことからついた名前ではないかと言われているんですよ。
トピナンブール(菊芋)の食べ方
トピナンブール(菊芋)の洗い方
ごつごつとして隙間についた土が落ちにくいので、きれいなたわしで洗うと簡単に洗えます。金たわしを使えば皮を軽く落とすことも出来るのでおすすめです。
トピナンブール(菊芋)の食べ方
加熱しても、生でサラダにしても美味しく食べられます。皮も汚れを落とせば食べられますが、少し土臭さが気になる方は皮を剥いてもいいでしょう。加熱して食べる場合は基本的にジャガイモと同じような食べ方ができます。ジャガイモの代わりとして使えばカロリーダウンになり、軽い仕上がりになりますよ!
また生で食べる場合は、黒く変色してくるので切った後にレモン水などにつけてからオリーブオイル、塩コショウでシンプルにマリネして食べても美味しいです。
トピナンブール(菊芋)の簡単レシピ集
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ポテトチップスのトピナンブール版。材料もトピナンブールだけでお手軽に作れて、ワインのあてにもピッタリ。
トピナンブールとピエモンテ名物のバーニャ・カウダを合わせたソースをパスタに絡めた抜群に美味しいパスタ。トピナンブール、アンチョビ、ニンニクの香りの奏でるハーモニーは癖になること間違いなし!このブログでも大人気のレシピです。
切ったトピナンブールを粒マスタードであえてオーブンで焼くだけのお手軽レシピ。簡単で失敗しらず、そしてワインにもピッタリな一品。
サーモンとトピナンブールって結構相性いいですよ。全てジャガイモで作るよりも軽い仕上がりとなるのでお腹ももたれず美味しい一品。