爽やかで美味しく、おまけにとっても簡単に作れてしまうオイルベースのレモンパスタ。
ソースの主な材料はレモン、パルミジャーノ、ニンニクにたっぷりのオリーブオイルのみ。レモンの酸味にパルミジャーノのうま味、ニンニクの香りが絶妙なパスタです。
後は好みでイタリアンパセリ等を加えても美味。
レモンパスタを美味しく作るコツ
このとっても簡単なパスタの作り方のコツは、パスタ自体にしっかりと塩味をつけること。
パスタを茹でる時に加える塩というのは通常、水1リットルに対して8〜10g(1%弱)が基本。ですがこのレモンパスタの場合は 1.2%ほど加えて茹でて下さい。ゆで汁もソースに加えるので、このくらいの強めの塩加減で丁度よいんです。
こうしてゆで汁を使うことでレモンソースにとろみがつき、パスタと絡んで美味しくなります。
ただし、塩分のきいたゆで汁を加えるので レモンソース自体には塩を加えないこと。
このように少しだけ塩味を強めるのには実は理由があって、後から加えるレモンの酸味とパスタの塩分がお互いのカドを打ち消しあうんです。なので少ししょっぱいかな?くらいのパスタの塩加減がレモンの酸っぱさを和らげ、爽やかな香りを引き立たせるてくれるという効果があります。
さて、1ℓの水は大体どのくらいの量か想像出来る人は多いと思うけれど、では10gの塩って一体どれくらいでしょう?
料理をする時にいちいち塩を量る人はまずいないと思うので、下の写真で20gの塩を見てください。
後はパスタを茹でている間にニンニクをたっぷりのオリーブオイルで軽く炒めてパセリを切っておくだけ。
そしてパスタとレモン汁、ゆで汁、パセリをフライパンに加えてぐるぐる混ぜ合わせたら、仕上げにパルミジャーノとレモンの皮のすりおろしをかけて出来上がり。10分程度で出来てしまう手軽さも嬉しいですね。
レモンの爽やかな香りとパルミジャーノの旨味がとっても美味しいこのパスタ。
何かさっぱりしたパスタが食べたいな、という気分の時はこんな簡単に作れるレモンパスタというのはいかがでしょうか。
インスタグラムでもイタリア料理の秘密、“本場のホント”、季節のレシピ、を現地イタリアより配信中!
レモンパスタの作り方
材料 (2人分)
- スパゲッティ 200g
- レモン 1/2個 小さ目なら1個(皮も使用するので防腐剤のついていないもの)
- ニンニク 1片
- パルミジャーノ 30g
- イタリアンパセリ(好みで)少々
- オリーブオイル 大さじ3
- (水2ℓでパスタを茹でる場合)塩 25g (大さじ1+小さじ2杯弱)
作り方
- 沸騰した湯2ℓに25gの塩(約1.2%)の塩を加えてパスタを茹でる。
- パスタを茹でている間にニンニクをみじん切りにし、フライパンでオリーブオイルとともに弱火で焦がさないように炒める。イタリアンパセリもみじん切りししておく。※ニンニクの香りを穏やかにしたい場合はニンニクを半分に切って炒め、食べる前に取り除いてもいいです。
- パスタのゆで時間の2分ほど手前になったら、パスタをフライパンにお玉2~3杯ほど(約120-150ml)のゆで汁とともに移す。ゆで汁に塩分がきいているので塩は加えない。火加減を強火にしてレモン汁、みじん切りにしたイタリアンパセリも加えてパスタと絡めるようにぐるぐると混ぜる。レモンソースがトロリと乳化してきたら火を止める。※レモン汁は手でぎゅっと絞る程度でいいです。果肉まで入れると酸っぱくなり過ぎてしまいます。
- 仕上げにパルミジャーノとレモンの皮をすりおろして出来上がり。
レモンがあるなら、こんなレシピもいかが?
鮭+葱バターレモン。めちゃくちゃ簡単でとっても美味しい一皿です。今夜のおかずにどうぞ!
ちょっとおしゃれで豪華に見える一皿。でも実はとっても簡単なんですよ。鯛以外でもいろんな魚で作れるイタリアの定番料理です。
スカロッピーネとは薄切り肉をさっと調理するイタリア料理。レモン風味のスカロッピーネはイタリアでの定番時短料理です。白ワインとレモンの風味がちょっと大人な一皿。
ストラッチェッティとは細切り肉をさっと炒めるイタリア料理。でも味付けはにんにくレモン醤油なので白ご飯にもピッタリですよ!胸肉も漬け込み無しでしっとりジューシーに仕上がるレシピです。