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花ズッキーニの下処理方法とレシピ集

花ズッキーニの食べ方 fiori di zucca

ズッキーニの普及とともに日本でも少しずつ認知度が高まってきたイタリア野菜『花ズッキーニ』。 花ズッキーニの本場イタリアより、扱い方の注意点やいろいろなレシピを紹介したいと思います。 花ズッキーニとは? 花ズッキーニとはその名のごとくズッキーニの花のこと。しかしイタリア語ではフィオーリ・ディ・ズッカ(fiori di zucca)、“カボチャの花”と呼ばれます。 カボチャの花?ズッキーニの花?どっちが本当なの?と混乱しそうになるけれど、イタリアでもフィオーリ・ディ・ズッカ(カボチャの花)として売られているものも、実際に流通しているもののほとんどはズッキーニの花なんです。 そもそもズッキーニがウリ科のペポかぼちゃの仲間なのでカボチャと同じ部類と言えば同じ。もちろんカボチャの花も花ズッキーニと同じように食べられます。下の写真を見てもわかるようにズッキーニの花とカボチャの花はとてもよく似ています。 花ズッキーニの種類・味・旬 花には雄花と雌花があり、外観での見分け方は花の下にズッキーニの実がついているのが雌花。花から茎が伸びているのが雄花。 …

agricolture giapponesi

イタリア野菜生産者・販売所リスト

「最近よく聞くイタリア野菜や西洋野菜。食べてみたいけど一体どこで売ってるの?」 日本全国、いろんな所で西洋野菜を作っておられる生産者の方々です。 作る野菜や地域は様々だけど、「美味しい野菜を作りたい」という思いが共通点。 「あ、うちの近くでも作ってるんだ!ちょっと行ってみようかな。」 このブログを通して、そんな出会いが生まれれば嬉しいなと思います。 ※野菜というのは自然の産物。天候によって収穫が大きく左右されますのでその点は予めご了承ください。 ※以下の情報は2022年6月時点のものです。最新の出店情報等は各生産者様のホームページやSNSページでご確認下さい。  

花ズッキーニとお米のリピエノ fiori di zucca ripieno con riso e provola

【オーブンで作る】花ズッキーニとお米のリピエノ

イタリアの元祖エディブルフラワーと言えばこれ、花ズッキーニ。 今日の一皿はこの季節の食材を使ったとっても美味しいリピエノ。 リピエノ(ripieno)とはイタリア語で詰め物をした料理のことで、花ズッキーニはこうしてリピエノにするのがイタリアでの定番の食べ方なんです。 さてこのリピエノ、今回詰めた具材はトマトで煮たお米とチーズと、とてもシンプルだし日本でも花ズッキーニさえ手に入れば気軽に出来るレシピ。 お米は生米をトマトピューレ(完熟トマト、トマトジュース等でも)で煮ているけれど、少量だけ作る場合は残り物のの白ご飯とトマトでトマトライスにすればもっと手軽にできます。 ここでの注意点はトマトピューレが濃厚な場合は少し水で薄めるのがおすすめ。というのもこの料理の主役は花ズッキーニ。中身の主張が強すぎるとせっかくの花ズッキーニの繊細な香りや味を覆ってしまうから。 そしてアクセントとして加えるチーズはプローヴォラ(provola)という少しの辛味とやや強めの塩味、香りのチーズを今回は使っていますが、もちろん他の手に入るセミハードタイプのチーズで大丈夫。手軽に作りたければスライスチーズという手もあり。 トマトライスとチーズを詰めたら後はオーブンで焼くだけ。   ふんわり香る花ズッキーニにトマトと溶け出すチーズのハーモニー。 …

花ズッキーニと生ハムのサラダ antipasto di fiori di zucca e prosciutto crudo

花ズッキーニと生ハムのサラダ

花ズッキーニを生のまま使ったとっても美味しく、そして美しいサラダが今日の一皿。   まずはじめに、このサラダを美味しく仕上げるポイントは何といっても素材。   一番重要なのは花ズッキーニの新鮮さであるのはもちろん、こうして生でサラダにするには茎がなくサクサクとした食感が美味しい雌花がおすすめ。 そして新鮮な花ズッキーニと今回合わせたのはイタリアの生ハム、プロシュット・ディ・パルマ(パルマハム)と軽くすりおろしたパルミジャーノ。もちろん、他の生ハムや硬質チーズを使ってもOK。 生ハムと花ズッキーニの優しい甘味はそれだけで十分美味しいんだけれど、その二つを口の中で心地よくまとめるためにかけるのがオリーブオイルとレモン汁、タイムで作るソース。使うハーブは穏やかな香りのものならタイム以外でもいいかと思う。 ただ、ここで気をつけて欲しいのはレモン汁とハーブの量を ”ふわっとほんのり香る程度にする” こと。レモン汁やハーブの香りが強すぎると、せっかくの繊細な花ズッキーニの香りや生ハムの甘味を覆ってしまう。 以上の点さえ気を付ければ、あとはお皿に盛るだけで出来上がり。   …

insalata di fiori di zucca crudi con mozzarelline e alici

花ズッキーニ、アンチョビとモッツァレラのサラダ

花ズッキーニ、アンチョビ、モッツァレラの組み合わせと言えばもう誰が何と言おうとフリット。 なのだけれど、今日ちょっとアレンジしてサラダに。 フリットにするのがちょっと面倒だなという気分の時でもサラダなら気軽に作れるし、この組み合わせで美味しくないわけがない。   花ズッキーニというと揚げたり焼いたりするイメージが強いけれど実は生でこうしてサラダで食べても美味しいんですよ。むしろ花ズッキーニの甘味と香りは生の方がより強く味わえるかもしれません。 今回はズッキーニの雌花を使ったので花についている小さなズッキーニもスライスしてサラダに加えてみました。   旬の食材の花ズッキーニ、定番のフリットの組み合わせでこんな美味しいサラダといのはいかがでしょうか?   花ズッキーニ、アンチョビとモッツァレラのサラダの作り方 …

花ズッキーニのフリット

花ズッキーニのフリット

イタリアのメルカートで春から夏にかけて出回る花ズッキーニ。 今日の前菜はこの花ズッキーニのイタリアでの一番の定番料理、フリット。 フリットと言ってもそのまま揚げるのではなくて、花の中にモッツアレラチーズとアンチョビを詰めるのがイタリア流で、揚げたて熱々の花ズッキーニの中から溶け出すモッツアレラにアンチョビの塩味のハーモニーがたまらなく美味しい一品です。 花ズッキーニはとてもデリケートな食材なので少し下処理には注意が必要だけど、春~夏のこの時期にイタリア人がこぞって作る、イタリアでもみんな大好きな一皿なんですよ。 花ズッキーニのフリットを美味しく作るポイント さてこのフリット、揚げ物なので衣をつけて揚げればいいだけなんだけれど、美味しく仕上げるコツは以下の3点。 まず1のモッツァレラの水切りについて。モッツァレラはフレッシュチーズの中でも特に水分を多く含むチーズ。これをひと口大ほどにカットして花に詰めるわけだけれど、そのまま詰めると少し水っぽく仕上がってしまうし、油に水分が溶け出すとひどい油跳ねとなってしまいます。そこでモッツァレラをカットして常温でそのまま15-30分ほどキッチンペーパーを敷いたお皿等に入れて置いておき、モッツァレラの水分を抜くのが美味しく仕上げるポイント。 2の衣はシンプルに小麦粉、塩、水の3点のみ。そして花ズッキーニのフリットの場合、天ぷらよりも少し重めの衣にするといいかと思います。具体的には小麦粉1に対して水1.2~1.5くらいの割合。この割合が経験上、しっかりと衣が素材についてサックリと仕上がります。また衣を溶く水をよく冷えた炭酸水にすると更にサクサク感がUPするので手元にあるならば試してみて下さい。 そして3の揚げ油の温度。これは天ぷらにも言えることだけれど、油の温度が低いと仕上がりはべチャっと重たくなってしまいます。またこの花ズッキーニのフリット場合、温度が低い油に入れると揚げてる途中に花が開いて中のモッツァレラが溶け出し、ひどい油はねとなってしまうのでこの温度には少し注意が必要。衣を油に数滴落とし、すぐに浮き上がってくる温度になるまでしっかりと油を加熱してください。 以上の点に注意するだけで、抜群に美味しいフリットが出来るので後は揚げたてを口に放り込むだけ。 …

花ズッキーニのパスタ

花ズッキーニのパスタ

花ズッキーニは春から夏にかけて出回るイタリア野菜。 これを見ると 「いよいよ春がやってきたな。」 と感じる季節の食材です。 本日の一皿は花ズッキーニの雌花、つまり花にズッキーニの実がついたものを使用したとっても美味しいパスタ。 使ったパスタはフジッリというねじれたショートパスタでイタリアではごく一般的なもの。 もちろん他の好みのパスタを使ってもいいけれど、これにはショートパスタがよく合います。理由は単純、パスタと具が絡みやすいから。 出来上がったパスタの上にペコリーノ・ロマーノという羊のミルクから作ったハードタイプのチーズをおろしてかけるのがお勧め。塩味がきいたチーズなのでとてもよいアクセントとなりますよ。無ければパルミジャーノなど他の硬質チーズでももちろん美味しく出来ます。   イタリアに春を告げる花ズッキーニ。 …

花ズッキーニのリピエノ

イタリアで春から夏にかけて出回る花ズッキーニ。 今日の一皿はこの可愛い花を使ったイタリアでの定番料理、リピエノ。 リピエノとは “詰め物をした” という意味のイタリア語で今回の中身はリコッタチーズとズッキーニ(実の部分)。 炒めたズッキーニ、リコッタ、卵に少しのパルミジャーノ・レッジャーノを混ぜ合わせて花に詰めてオーブンで焼くだけ。それなのに花ズッキーニという素材そのものがどこか華やかさを演出してくれます。   繊細な花ズッキーニの香りとフレッシュチーズはやはり相性がいい。 最近は日本でも手に入るようになった花ズッキーニ。 フリットなどが一番有名ですが、イタリアではこんな風にしても食べているんですよ。   材料 …

花ズッキーニのトルタ・サラータ

とっても簡単でワインのあてにもピッタリな今日の一皿。 花ズッキーニのトルタ・サラータ。 トルタとはイタリア語でケーキ、焼き菓子、そしてサラータとは塩味の、と言う意味。“キッシュ” と言えばおそらくピンとくるかもしれない。 花ズッキーニは春から初夏にかけてが旬でフリットなどが花ズッキーニを使った定番料理(レシピはこちら)だけれどこうして焼いても美味しい。 今回のトルタはベースに市販のパイ生地を使うので見た目よりもとっても簡単。中身の生地に使ったのは卵とクレシェンツァ(crescenza)という少し酸味の効いたフレッシュチーズを混ぜ合わせたもの。 無ければリコッタでもいいし、日本で手に入りやすいクリームチーズなどでもいいと思う。 そしてフィリングを流し入れる前にパイ生地に塗るのは花ズッキーニとの定番の組み合わせ、アンチョビ。今回はアンチョビをみじん切りにして少しオリーブオイルで伸ばしたものをパイ生地に塗ってみた。 このトルタ・サラータ、味の美味しさはもちろん、花がのった見た目も可愛いのでちょっとしたおもてなしにもピッタリ。 フリットの次のレシピをお探しならこんな可愛いトルタはいかがでしょうか? …

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