菊芋と言えば日本でも最近注目の野菜だけれど、イタリアでもトピナンブールという名前で知られている野菜。
このトピナンブールは北イタリアのピエモンテでよく食されているのだけれど、そのピエモンテからインスピレーションを受けて作ったのが本日のこの一皿。
どんなインスピレーションかと言うとニンニクとアンチョビとオリーブオイルで作るピエモンテ名物のソース、バーニャ・カウダとこのトピナンブール(菊芋)を合わせてパスタソースにしてみるというアイディア。
もともとトピナンブールはバーニャ・カウダに合わせる定番野菜の一つ。なのでこの二つの愛称はそもそも抜群なんですよ。
どんな味がするの? どうやって食べるの?
その美味しい食べ方、トピナンブールを使ったその他のいろいろなレシピはトピナンブールの食べ方とレシピ集のページからどうぞ。
気軽に作れる簡単レシピなどもありますよ!
さてこのパスタ、作り方はとっても簡単。
薄くスライスしたトピナンブールをたっぷりのオリーブオイルとニンニク、そしてアンチョビと炒め煮してブレンダ―でペースト状にしてソースを作る。
あとは茹でたパスタと少々のゆで汁とともに絡めるだけ。
このソースはバーニャ・カウダのイメージで作っているので少し強めにアンチョビを効かせ、オリーブオイルの量は二人でコップ¹⁄3ほどでたっぷりに、ニンニクも一人分につき1片以上は入れてしっかりとニンニクの香りをつけるのがおすすめ。アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルのバーニャ・カウダソースというのはそれだけで抜群に美味しいんです。
もちろん、翌日に大事な商談がある場合(笑)はニンニクの量を控えめにするなど、その辺は好みや事情で調整すればOK。
菊芋と言うとなんとなく和食のイメージかも知れないけれど、ところ変われば、こんな美味しいパスタソースにだってなるんですよ。
トピナンブール(菊芋)とアンチョビのパスタの作り方
材料 (2人分)
- 好みのパスタ 200g
- トピナンブール(菊芋) 4-5個ほど(約300g)
- オイル漬けのアンチョビ 25g(オイルを切った正味)
- ニンニク 2片
- EVオリーブオイル 50㎖ほど
- イタリアンパセリ 少々
- 塩 適量
作り方
(下準備)
- トピナンブールは皮を剥き、薄くスライスする。
- ニンニクは縦半分に切って芽を取り除く。
- イタリアンパセリはみじん切りにする。
1)鍋にトピナンブール、アンチョビ、にんにく、オリーブオイルを入れて弱火で数分アンチョビをほぐしながら炒める。
2)水少々を加えて蓋をし、弱火で10-15分ほどトピナンブールが柔らかくなるまで煮る。※アンチョビの塩分があるので塩は様子を見て加えて下さい。
3)一旦火を止めてブレンダ―でペースト状にする。しっかりとブレンダ―にかけてクリーム状にしてもいいし、素朴な感じが好きならばトピナンブールを粗目に残しても美味しいです。(私はいつも粗めで食感が残る感じにします。)
5)パスタをアルデンテに茹でたら再びソースの鍋の火を点け、パスタ、ゆで汁少々、イタリアンパセリをトピナンブールのソースと絡めて出来上がり。