ラディッキオ(トレビス)とブリーのリゾット

ラディッキオのリゾット

白と紫のコントラストが美しいイタリア野菜、ラディッキオ(トレビス)

このラディッキオ、ブリーチーズ(カマンベールのような白カビタイプのチーズ)、そして北イタリア、チロル地方のスペックという燻製生ハムの組み合わせは ”ゴールデントリオ“ と言えるくらい絶品。

こうしてリゾットにしたり、またはニョッキと作っても美味しいんです。

ラディッキオはイタリアでは一年中手に入る定番野菜の一つ。少し苦みがあってそのままサラダにしてもいいし、こうして加熱調理したりもするんですよ。

ラディッキオの美味しい食べ方とレシピ集
ラディッキオのイタリアでの美味しい食べ方はラディッキオの種類とレシピ集のページからどうぞ。

いろいろな種類があるラディッキオのそれぞれの特徴も書いてます。

ラディッキオのリゾットを美味しく作るコツ

そして美味しいリゾットを作るにははカルナローリ米などのリゾット用のお米を使うのがおすすめ。このカルナローリ米はイタリアでは“リゾットに理想的なお米”と言われ、リゾットがクリーミーかつ一粒一粒がきちんとセパレートした状態に仕上がります。

そしてお米は洗わずそのまま調理するのがイタリア流。日本のお米を使う場合は火の通りが早いのでアルデンテに仕上げるタイミングを逃さないように注意してください。

(左)カルナローリ米、(右)日本のお米(コシヒカリ)。大きさも全然違いますね。

もう一つのポイントはブイヨン。そしてブイヨンを加えるときに一度に全部入れるのではなく数回に分けて加えること。こうすることでお米から粘りが出てお粥のようなリゾットになるのを防げます。ブイヨンは市販のものを使ってもいいけれど、時間があれば一度手作りに挑戦してみるのもお勧め。

家庭で出来るブイヨンの作り方と保存方法
ブイヨン ブロード

本格的な肉のブイヨン、野菜のブイヨンの作り方はこちら

大量に作って保存も出来るので一度手作りに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。意外と簡単に出来ますよ!

3つ目のちょっとしたポイントはチーズを加えたあとに完全に溶かしてしまうのではなく、少しだけチーズの塊が残るようにすること。そうすることで食べた時にブリーチーズの食感と味がアクセントになって美味しく仕上がります。

日本でも人気が出てきたラディッキオ。

この野菜が手に入ったらまずはこんなとっても美味しいリゾットというのはいかがでしょうか。

ラディッキオとブリーのリゾットの作り方・レシピ

材料 (4人分)

  • ラディッキオ 2個(約300g)
  • スペック 150g(無ければ生ハムで代用可)
  • ブリー 150g
  • 玉ねぎ ¹⁄2個
  • 米(カルナローリ米)  320g
  • バター 40g
  • 白ワイン 50㎖
  • ブイヨン 約1.5ℓ (ブイヨンの作り方はこちら
  • オリーブオイル 少々
  • 黒コショウ 少々
  • 塩 少々

作り方

  1.  玉ねぎはみじん切りに、ラディッキオは適当な大きさに切る。ブリーチーズは小さめに切っておく。
  2. 鍋にバターとオリーブオイル少量を入れ、弱火で玉ねぎを数分炒める。その後ラディッキオ、スペックの順に加えてさらに数分炒めた後、白ワインを加える。
  3. お米と塩、黒コショウを加えて軽く混ぜた後にブイヨンを少しずつ入れながら煮る(ブイヨンは一度に加えず数回に分けて加える)。煮ている間は焦げ付かないように時々かき混ぜること。
  4. お米に火が通りきる少し前にブリーチーズを入れて混ぜながら溶かして出来上がり。
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