今日の一皿は秋の味覚、さつまいもを使った絶品ニョッキ。
今回使ったのはオレンジ色のイタリアのさつまいも(スイートポテト)ですが、もちろん日本のさつまいもでもOK。お芋の種類が変わってもニョッキの作り方は共通なので、レシピの注意点をよく読んでぜひ作ってみて下さいね!
このニョッキに合わせるソースはとろ~りと溶けたゴルゴンゾーラにカリッと焼いたスペック。
スペック(speck)とは北イタリアのチロル地方で作られる燻製生ハムのこと。日本では手に入りにくい食材ですのでベーコンで代用しても大丈夫ですよ!
さつまいもとゴルゴンゾーラのニョッキの作り方
まずはこのインスタグラムの動画をスライドしてご覧ください。ニョッキ作りの様子を載せています。
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材料 (3-4人分)
- さつまいも 450g
- 中力粉(薄力粉と強力粉を半分ずつ混ぜてもOK)150g ほど(量は目安です)
- ゴルゴンゾーラ 100g
- スペック(or ベーコン)50g
- バター 15g
- 塩 少々
- 胡椒 少々
- 打ち粉用強力粉 適量
※工程写真はこの倍量で作っています。
作り方
さつまいものニョッキ
1)さつまいもは洗って土を落とし、皮つきのまま水から茹でる。竹串等を刺してすっと通るなら火が通ったサイン。お芋の大きさにより火の通りは異なるのでだいたい20分前後で様子を見て下さい。
※電子レンジでも手軽でいいですよ。
2)熱々のうちに皮をむき、マッシャーで潰す。マッシャーが無ければフォーク等で塊が残らないように丁寧に潰してください。
3)作業台に広げて蒸気を逃し、粗熱を取る。こうしてさつまいもの水分を少し飛ばすことで加える小麦粉の量を抑えられます。ニョッキは小麦粉の量が増えるほど重さが出てしまいます。
4)さつまいもの粗熱が取れたら塩小さじ⅓程度、小麦粉を数回に分けて加え、スケッパー等でサクサクと切るように混ぜる。
※加える小麦粉の量は生地がまとまり、べたつかずに成型できる量で調整してください。目安はお芋の量の25-30%程度ですが、芋の種類によって水分量が異なるのでその度に調整します。
5)手で生地を軽く捏ねてまとめる。
※生地は捏ねすぎると食感が重くなるのでまとめる程度に捏ねるだけで十分です。
6)生地を少しずつとり、1㎝程度の太さのひも状に伸ばす。その後1㎝程度にカットしていく。
成型時、カットした後はニョッキ同士がくっつかないように打ち粉をして下さい。
7)ニョッキ板があれば板の上を転がしてくぼみとギザギザを付ける。ニョッキ板の使い方は本場式ニョッキの作り方のページに動画を載せています。
ニョッキ板が無ければフォークで軽くおしてギザギザを付けるでもOK。もしくはどうしても面倒ならこの成型は飛ばしてもいいですよ。この成型はソースがよくニョッキに絡むために行います。
8)たっぷりの湯に塩を加えてニョッキを茹でる。ニョッキが浮いてきたら茹でれたサイン。手作りニョッキなら2分程度ですぐに茹で上がります。
※後で塩味の強いスペックとゴルゴンゾーラをかけるので加える塩は0.7%程度、通常のパスタよりも少しだけ控えめの方がいいですよ!
ソース作りと仕上げ
1)小さく切ったスペック(or ベーコン)をフライパンでカリカリに炒める。
2)フライパンにバターを溶かし、茹で上がったニョッキ、ゴルゴンゾーラをスプーンで崩しながら加える。
3)ニョッキのゆで汁少々も加えて、フライパンを大きくあおってゴルゴンゾーラを溶かしながら混ぜる。カリカリスペックを仕上げに散らせて出来上がり!
ブラックペッパーをガリっとかけても美味しいですよ!