今日の一皿は南イタリア、アブルッツォ州の郷土料理。
バッカラ(baccalà)とは塩漬けにして長期保存できるようにした鱈のことでイタリア料理では非常によく登場する食材の一つです。
焼いたバッカラにローストしたパプリカとたっぷりのオリーブオイル、イタリアンパセリ、ニンニクでマリネしたこの一品、シンプルだけれどとても美味しいんですよ。
このバッカラ、しっかりと塩漬けされているのでそのままでは食べられません。調理する前に3日ほど水に浸けて、一日に何度か水を入れ替えながら、塩抜きをする必要があります。
そしてもう一つの重要な存在がパプリカ。この焼きパプリカの香りがたまらなくバッカラと合うんですよ。
焼きパプリカの作り方は日本の焼きなすと非常によく似ていて、表面が真っ黒になるまでこんがり焼いてから焦げた皮を剥いていくだけ。
鱈という日本でもお馴染みの魚。
イタリアではこんな風にして食べてるんですよ。
バッカラ(塩漬け鱈)と焼きパプリカのマリネの作り方
材料 (2-3人分)
- バッカラ 350g
- 赤パプリカ 2個
- ニンニク 2片
- イタリアンパセリ 少々
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
(下準備)
- バッカラの塩抜きをする。バッカラの表面の塩を落として適当な大きさに切り、水に浸ける。1日に3度は水を入れ替えて2-3日(バッカラの大きさによって日数は異なる)塩抜きをする。
- イタリアンパセリはみじん切りにする。
- ニンニクは各片を半分に切っておく。
1)パプリカをグリルパン(もしくはフライパン)で表面が真っ黒になるまで全面をよく焼く。黒こげに焼けたら新聞紙で包み5-10分ほどおく。
2)火傷に注意しながらパプリカの皮を剥いて細く割く。割けたらパセリとニンニク、たっぷりのオリーブオイルでマリネしておく。
3)水で戻したバッカラは水分を拭きとり、フライパンで両面をこんがりと焼く。
4)バッカラに火が通ったら骨と皮を取り除いてひと口大に割く。
5)マリネしたパプリカと混ぜ合わせ、塩で味を調える。
イタリアのパプリカについて詳しくはパプリカの美味しい食べ方とレシピ集のページに書いています。
パプリカを使ったイタリアでの定番から絶品レシピまで、いろんな食べ方を載せてます!