トピナンブールとは日本でキクイモと呼ばれる芋。ほんのりとごぼうやカルチョーフィ(アーティチョーク)の香りがして、シャキシャキとした食感が美味しい野菜です。
イタリアでは秋から冬場にかけて見かける芋で、生でサラダにしたり、加熱して食べたりといろいろな食べ方をしているんですよ。
本日の一皿はこのトピナンブールのリゾット。
作り方はとても簡単でみじん切りにしたトピナンブールを軽く野菜のブイヨンで煮てからお米を加えて煮るだけ。
使うブイヨンは優しい味のトピナンブールを活かすために肉のブイヨンよりも野菜のブイヨンがおすすめ。
市販のブイヨンキューブなどを使ってもいいけれど、野菜のブイヨンはとても簡単に作れるので手作りしてみるのもいいですよ。
本格的な肉のブイヨン、手軽に出来る野菜のブイヨンの作り方はこちら。
大量に作って保存も出来るので一度手作りに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。意外と簡単に出来ますよ!
手作りならではの自然で優しい味のブイヨンを使えば、料理の味がグンと底上げされますね。
そして優しい味のリゾットに少し深みとコクを出すために加えるのが、グラーナパダーノという硬質タイプのチーズ。
見た目はパルミジャーノととてもよく似ているけれど、パルミジャーノと比べて味も香りも穏やかで優しいチーズです。
イタリアではこういう繊細な味の料理にはパルミジャーノよりもグラーナパダーノを使うことが多いけれど、無ければもちろんパルミジャーノや他の硬質タイプのチーズで代用してOK。
日本でも手に入る菊芋を使ったこの一皿。
いつものキクイモ料理とちょっと雰囲気を変えて、こんなリゾットというのはいかがでしょうか。
材料 (2人分)
- トピナンブール(菊芋) 3個ほど(約200g)
- リゾット用のお米 200g
- 野菜のブイヨン 1ℓ
- ニンニク 1片
- グラーナパダーノ(もしくはその他の硬質チーズ)50g
- イタリアンパセリ 少々
- EVオリーブオイル 適量
- 塩
作り方
(下準備)
- トピナンブールは皮を剥いてみじん切りにする。
- イタリアンパセリはみじん切りにする。
- ニンニクは皮を剥いてみじん切りにする。
1)鍋にトピナンブール、ニンニク、オリーブオイルを入れて弱火で軽く炒める。
3)お米を加えて強火にし、数分軽く炒める。※お米は洗わずにそのまま加えて下さい。
4)ブイヨンの3分の1ほどを加え、弱火で時々かき混ぜながら煮る。イタリアンパセリも加える。
5)お米がブイヨンを吸ったら、残りのブイヨンを4回ほどに分けて加え、塩で味を調える。お米がアルデンテまで煮えたら火を止め、グラーナパダーノをすりおろして加えてひと混ぜしたら出来上がり。仕上げに少しオリーブオイルを垂らしても美味しいです。
- ニンニクの香りを穏やかにしたかったら、皮を剥いて丸ごと加え、後で取り除いてもよいです。
- お米は少し芯があるかな、というところで火を止め、チーズを加えて下さい。アルデンテに仕上げるのが美味しいリゾットのコツです。あまり火を通し過ぎるとお粥のようになってしまいます。