ランパショーニとは? 見た目は小さな玉ねぎのようなこのランパショーニは南イタリアのプーリア州とバジリカータ州に多く自生するハネムスカリ(muscari comosum)の球根のこと。ただし市場に出回るものは自生ではなく栽培されたものも多く、一般的な大きさは3~4㎝程度。 プーリア州ではお馴染みの野菜だけれど北イタリアではその知名度は低く、スーパーでもごくたまに見かける程度。 夏の終わりから秋にかけて収穫されることが多い。 日本では “ムスカリの球根は毒性があり、食用はできない” と言われていますが、このイタリアのランパショーニは食用できます。 味の特徴は強烈な苦み。その苦みをとるために皮を剥いてぬめりをよく洗い流し、水につけておく必要があります。その強烈な苦みゆえ、好きか嫌いかはっきりと分かれる食材だと思います。 食感はユリ根のような感じでほくほくしている。代表的な食べ方は水につけて苦みをとったものを柔らかくなるまで茹でてオリーブオイル等であえて食べる、もしくはその茹でたランパショーニを酢漬けにして保存食にしたりもします。 …
ランパショーニ
