苦みが美味しいイタリア野菜、スカローラ(scarola)が今日の主役。
スカローラとはチコリの仲間でエンダイブの一種。チコリ独特の苦みとサクサクとした食感が美味しいイタリア野菜です。
中心部の白い部分は苦みが少ないのでサラダにも出来るけれど、イタリアではこうして炒めたり火を通して食べのも一般的。
とくに南イタリアでよく食べられる野菜です。
スカローラについて詳しくはエンダイブ/スカローラの美味しい食べ方とレシピ集のページにあります。
スカローラを使ったナポリの有名な郷土料理、ピッツァ・ディ・スカローラのレシピもありますよ!
このスカローラのイタリアでの定番の食べ方がこれ、ストゥファータ。
ストゥファータ(stufata)とは野菜や肉などを柔らかくなるまで煮たり、炒め煮した料理のこと。
特にナポリではこのスカローラのストゥファータはオリーブとケイパーとともにシンプルに炒め煮したり、ここへさらにアンチョビや干しぶとうを合わせるのも定番。とても南イタリアらしい組み合わせです。
スカローラの苦みにアンチョビのうま味、干しぶどうの甘味の絶妙なハーモニー。
なんとも美味しい一品、あっという間に出来上がり!
スカローラ/エンダイブのストゥファータの作り方・レシピ
材料 (2-3人分)
- スカローラ(エンダイブ) 1個(約600g)
- ブラックオリーブ 10-15粒ほど
- 塩漬けケイパー 大さじ1 ※塩を水で洗い流しておく
- 干しぶどう 大さじ2
- オイル漬けアンチョビ 5-6切れ
- 松の実(あれば)大さじ2
- ニンニク 2辺
- EVオリーブオイル 適量
作り方(動画版)
50秒の動画レシピです。ゆっくり静止画版レシピも下にあります。
作り方(静止画版)
1)スカローラはひと口大に切って洗い、1分ほどさっと茹でる。茹でたら湯を切り、水分をしっかり絞る。※こうして下茹でして絞ることで先に水分を抜き、仕上がりが水っぽくなるのを防ぎます。
2)フライパンにたっぷりのオリーブオイルと縦半分に切ったニンニク、アンチョビ、オリーブ、ケイパーを入れて弱火でアンチョビをほぐすようにしながら温める。
3)茹でたスカローラ、干しぶどう、松の実を加えて10分ほど炒め煮したら出来上がり!※アンチョビと塩漬けケイパーの塩分があるので塩は加えない。もしくは様子を見てから塩を加えてください。