ピンクアスパラガスとはあまり聞きなれないアスパラだろうけれど、こちらイタリアでもかなり珍しい品種。
今日の一皿はこのピンクアスパラを使ったとっても美味しいリゾット。
ピンクアスパラガスはホワイトアスパラガスにとても近い味なので、ホワイトアスパラで作ってももちろん美味しくます。
このリゾット以外にもアスパラを使ったいろいろなレシピがありますよ!
ピンク、白、紫、緑とカラフルなアスパラのレシピを好きなアスパラを使ってアレンジするのもお勧め。
そしていつものようにリゾットにはブイヨンを使うのだけれどこのピンクアスパラのリゾットには肉のブイヨンがお勧め。
野菜のブイヨンの優しい味でも美味しいかもしれないけれど、アスパラガスとお米だけのシンプルな材料なので、野菜のブイヨンでは少し深みが足りないかな、と思います。
このピンクアスパラの産地の収穫祭で食べたリゾットも肉のブイヨンの味がしたのでここは素直に再現してみました。
ブイヨンは市販のものを使ってもいいし、時間があれば手作りしてみるのもいいですよ。
本格的な肉のブイヨン、手軽に出来る野菜のブイヨンの作り方はこちら。
大量に作って保存も出来るので一度手作りに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。意外と簡単に出来ますよ!
手作りならではの自然で優しい味のブイヨンを使えば、料理の味がグンと底上げされますね。
そしてリゾットにかけるチーズはイタリア料理ではお馴染みのパルミジャーノ・レッジャーノよりもグラーナ・パダーノというパルミジャーノよりもまろやかな味のチーズが合います。理由は簡単、その方が繊細なアスパラガスの味とバランスがとれるから。
とは言っても手に入らなければパルミジャーノでも、もちろんOK。
この時期だけのお楽しみのアスパラガス。
茹でるだけでも十分においしいけれど、たまにはこうしてリゾットでイタリアンに、というのはいかがでしょうか?
ピンクアスパラガスのリゾット 作り方・レシピ
材料 (2人分)
- アスパラガス(ピンクorホワイトがいいです)350g
- リゾット用のお米(カルナローリ米など) 200g
- ブイヨン 800㎖
- 白ワイン 100㎖
- 玉ねぎ ¼個
- バター 50g
- EVオリーブオイル
- 塩
- 黒胡椒
- (お好みで)グラーナ・パダーノ 適量
作り方
1) アスパラガスは下の固い部分を切り落とし先端から5㎝ほどから皮ををピーラーで剥き1㎝ほどに切る。先端と茎の部分を分けておく。玉ねぎはみじん切りにする。
2) フライパンにバター30gを溶かしアスパラガスの茎の部分と塩、胡椒を入れ、弱火で5分ほど炒める。それからアスパラガスの先端部分を加え更に2分ほど炒める。
3) 別の鍋にバター10gとオリーブオイルを入れて弱火で玉ねぎを透明になるまで炒める。
4) 鍋にお米(お米は研がない)を加えて火加減を強め、お米を軽く炒める。※こうすることでお米の表面に油の膜を作り、アルデンテに仕上げやすくします。
5) 白ワインを加えて強火にし、でアルコールを飛ばしながら香りづけをする。
6) ソテーしたアスパラガスとブイヨンの1⁄3の量、塩を加える。弱火で焦げ付かないように時々かき混ぜながら煮る。お米が水分を吸ったら残りのブイヨンを2回に分けて加えて煮る。
アルデンテに煮えたら最後にバター10gを加えて溶かしながら混ぜて出来上がり。グラーナ・パダーノをお好みでふりかけて召し上がれ!