カントゥッチ(トスカーナのビスコッティ)

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

イタリアでの大定番ドルチェでもあるカントゥッチ。

カントゥッチとは? どうやって作るの?

次から詳しく解説していきますね!

カントゥッチとは?

カントゥッチ(カントゥッチーニ)とはイタリアのトスカーナ地方の伝統菓子で、アーモンドなどのナッツを入れて焼いたクッキーのこと。

日本ではビスコッティという名で聞いたことがある方も多いかもしれませんね。

ただ、ビスコッティとはイタリア語でビスケット、クッキーの総称なのでイタリアでビスコッティと言っても必ずしもこのカントゥッチを指すわけではないんです。

カントゥッチを美味しく作るコツは?

さて、このカントゥッチ、カチカチに固いものを想像されるかもしれないけど、このレシピはカリッとした食感の後は口の中でホロッと崩れるタイプ。

この食感をだすのにイタリアの伝統的なレシピでは膨らし粉としてベーキングパウダーではなく食用のアンモニア粉を使います。アンモニア粉を使うことで保存期間も長くなるという利点もあるんです。

ただし日本では食用アンモニア粉なるものは簡単には手に入らないと思うので、その場合はもちろんベーキングパウダーでも大丈夫。

難しそうに思われるこのカントゥッチ、作り方はとっても簡単で材料を次々と混ぜて焼くだけで出来てしまう。あのカリッとした食感を出すのにオーブンで二度焼くのがこのカントゥッチの一番の特徴。

アーモンドの代わりにピスタチオや他のナッツを入れても美味しいですよ。

カントゥッチの定番の食べ方は?

さてこのカントゥッチ、もちろんそのまま食べても美味しんですが、エスプレッソや甘いリキュールワインのヴィン・サントに浸けて食べるのがイタリア流。

甘いヴィン・サントが染みたカントゥッチ、これもまた美味しいんですよ!

Cantucci/カントゥッチビスコッティ
ヴィン・サント(vin santo)に浸して食べるとこれがまた美味しい!

カントゥッチの作り方

材料 約15個分

  • 薄力粉 150g
  • 卵 1個
  • 砂糖 70g
  • アーモンド 70g
  • レモンの皮のすりおろし 1個分
  • オレンジの皮のすりおろし 少々
  • EVオリーブオイル  10ml
  • ベーキングパウダー 小さじ½(あれば食用アンモニア粉 3g)

※工程写真はこの倍量で作っています。

作り方

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

1)アーモンドをオーブンで180℃で15分ほどローストする。※フライパンで炒っても手軽でいいですよ。

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

2)ボウルに卵、オリーブオイル、砂糖、レモンとオレンジの皮のすりおろしを入れてフォークでよく混ぜる。

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

3)薄力粉とベーキングパウダーを合わせてボウルに少しずつ振るい入れる。フォークでサクサクと混ぜながらある程度まとまるようになったら手で軽く捏ねるように混ぜる。

※この時に捏ねすぎると食感が悪くなるので生地をまとめる程度で十分です。

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

4)ローストしたアーモンドを加えてスケッパーや手で軽く混ぜる。

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

5)オーブンシートをひいた天板の上で幅5㎝、高さ1㎝ほどの棒状になるように手で成型する。180℃に予熱したオーブンで25分ほど焼く。

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

6)一度オーブンから出し、粗熱が取れてから包丁で1㎝ほどの厚みになるように切る。

切るときはグッと包丁で押し切るようにカットしてください。また生地が熱いうちだと崩れやすいので粗熱をしっかりとってからカットして下さい。

CANTUCCI TOSCANI イタリアのカントゥッチ(ビスコッティ)

7)横に倒して並べ再度オーブンへ入れる。まず7-10分程度片面を焼き、裏返してさらに7-10分程度こんがりと焼いたら出来上がり。

※焼き加減はよく焼くほどカリッと感が増しますが、少し柔らかめに仕上げたい場合はこの2度焼きの時間を短めにして下さい。

【本場イタリアのレシピ】カントゥッチ/ビスコッティ の作り方

とっても簡単なのにカリッと香ばしく焼けるカントゥッチ(ビスコッティ)のイタリア式レシピ。

タイプ: お菓子

料理: イタリア料理

準備時間: PT10M

調理時間: PT40M

所要時間: PT50M

レシピー材料: