チコリ(チコリーノ、カタローニャ)のフリット

日本でチコリと言うとチコリボートでお馴染みの薄緑色のチコリを思い浮かべる人が多いと思う。
しかしイタリアではひと口にチコリと言っても実に様々な種類が存在する。
今日の一皿はこのチコリを使ったフリット。
使ったのはバラの花のような見た目のチコリの一種でイタリアではチコリーノと呼ばれる品種。

その他にもタラッサコと呼ばれる西洋タンポポや、カタローニャなどの苦みのあるチコリ系の野菜で作っても美味しい。
それ以外でもアスパラガスなど好きな野菜を入れていろいろアレンジできる。

また、イタリアのフリット(揚げ物)にはいろいろな生地の作り方があり、日本の天ぷらとほぼ同じような作り方もあれば、その真逆の作り方もある。
今回は天ぷらとは全く異なる作り方。
薄力粉、ベーキングパウダーと炭酸水をグルグルと混ぜ合わせ、生地を休ませてから揚げる。
このやり方だと表はさっくり、中はふんわり、しっとりとしたお菓子のような食感のフリットが出来上がる。
天ぷらでは生地に粘りを出すことはご法度だけれど、イタリアではこんな作り方もあるのだ。
このフリット、揚げたてを口にポイポイと放り込みたくなる美味しさ。
その際にはよく冷えたプロセッコや白ワインなんかがあると、気分も上がること間違いなしだろう。
ingredients (2-3人分)
- チコリ系の野菜 100g
- ポロ葱(or 長ネギでも) 50g
- 薄力粉 150g
- ベーキングパウダー 小さじ2杯
- 炭酸水 160㎖
- 塩
- 揚げ油
how to cook




