日本でチコリと言うとチコリボートでお馴染みの薄緑色のチコリを思い浮かべる人が多いでしょうか。
しかしイタリアではひと口にチコリと言っても実に様々な種類が存在します。
今日の一皿はこのチコリを使ったフリッテッレ(frittelle)。フリッテッレとは小麦粉などの生地を揚げたもので野菜を混ぜたりするのも一般的。またはリンゴなどのフリーツを入れて揚げる甘いバージョンもあります。
今回使ったのはバラの花のような見た目のチコリの一種でイタリアではチコリーノと呼ばれる品種。
イタリアの様々なチコリについてはチコリの種類とおいしい食べ方のページで詳しく説明しています。
このフリッテッレ以外にもリパッサータ、フリッタータなどのイタリアでの定番の食べ方からアレンジ料理まで、いろんなレシピもありますよ!
その他にもタラッサコと呼ばれる西洋タンポポや、カタローニャなどの苦みのあるチコリ系の野菜で作っても美味しいし、それ以外でもアスパラガスなど好きな野菜を入れていろいろアレンジできます。
また、イタリアのフリッテッレにはいろいろな生地の作り方があり、日本の天ぷらとほぼ同じような作り方もあれば、その真逆の作り方もあるんです。
今回は天ぷらとは全く異なる方法で薄力粉、ベーキングパウダーと炭酸水をグルグルと混ぜ合わせ、生地を休ませてから揚げる作り方。
このやり方だと表はさっくり、中はふんわりとしtたお菓子のような食感に仕上がります。天ぷらでは生地に粘りを出すことはご法度だけれど、イタリアではこんな作り方もあるんですよ。
このフリッテッレ、揚げたてを口にポイポイと放り込みたくなる美味しさ。
その際にはよく冷えたプロセッコや白ワインなんかがあると、気分も上がること間違いなしですよ!
チコリのフリッテッレの作り方
材料 (2-3人分)
- チコリ系の野菜 100g
- ポロ葱(or 長ネギでも) 50g
- 薄力粉 150g
- ベーキングパウダー 小さじ2杯
- 炭酸水 160㎖
- 塩
- 揚げ油
作り方
1)薄力粉、ベーキングパウダー、塩一つまみ、炭酸水を泡立て器でよく混ぜ合わせて生地を15分ほど休ませる。
2)生地を休ませている間に、ポロ葱は輪切りにしてフライパンで少量のオリーブオイルとしんなりするまで炒める。
3)チコリーノは水でよく洗い、1㎝程度に小さく切る。※カタローニャやタラッサコ(西洋タンポポ)は一度塩ゆでしてからオリーブオイルで軽く炒めて下さい。
4)休ませた生地と野菜を混ぜ合わせる。
5)スプーンで生地を少しずつとり、180℃に熱した油で揚げる。仕上げに塩をまぶして出来上がり。揚げたて熱々を召し上がれ!