“じゃがいもと玉葱”、どこの家庭にも大抵あるもの。
でも意外とこの二つが料理の主役になることは少ないですよね。
今日の “イタリアンな一皿” は、脇役になりがちなこの二つの野菜が主役のミネストラ(野菜の煮物)。
玉ねぎから出る甘味がたっぷりのソースに、パンを浸して食べるとそれだけでワインが進んでしまう一品です。
こういう野菜だけの肉を使わない料理というのは、イタリアではクチーナ・ポーヴェラ(cucina povera/質素な料理)と昔は言われていたそう。
でもシンプルな野菜料理というのはやっぱり美味しいし、優しい味わいがありますよね。
保存野菜で出来る、“マンマの料理” な、この一皿。
あと一品欲しい時にもおすすめですよ。
材料 (4人分)
- じゃがいも 3-4個
- 玉ねぎ 2個
- トマトピューレ 150ml (or 完熟トマトやトマト缶でもOK)
- 赤パプリカ 1個(or パプリカパウダー 小さじ1程度)
- 水 少々
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
1) 玉ねぎはくし形に切る。フライパンにたっぷりのオリーブオイルを入れて玉ねぎを数分炒める。
2) トマトピューレと大き目に切ったパプリカを加える。(写真は乾燥スイートパプリカを使用)
3) 水コップ半量程度と塩を軽く加えて3-4分ほど煮る。
4) 皮をむいて厚めにスライスしたジャガイモを加える。ジャガイモの高さほどまで水を加えて蓋をして20-30分ほど、ジャガイモが柔らかくなるまで煮る。途中で必要ならば水をたす。出来上がり時にソースが残るように水を調整して下さい。