イタリアの代表的な野菜の一つが、このチーマ・ディ・ラーパ。
このとっても美味しいイタリア野菜を使ったプーリア州の郷土料理が、このチーマディラーパとアンチョビで作るオレキエッテです。
ここでは、
- チーマディラーパを パスタと共に茹でる 基本の作り方 と、
- チーマディラーパを 生から炒め煮する作り方 と、
2通りのレシピを紹介します。
チーマディラーパとは?
チーマ・ディ・ラーパとは、イタリアのカブの菜の花のこと。イタリアでは冬から春にかけて出回るとてもポピュラーな野菜です。日本の菜の花よりも少し酸味と苦みがあり、イタリアではいろいろな料理に使われるんですよ。
オレキエッテとは?
オレキエッテ(オレッキエッテ)とは ”小さな耳” という意味の、デュラム小麦から作られるプーリア州のパスタ。確かに小さな耳にみえなくもないですよね。
プーリアのみならず、イタリアではとてもよく知られたパスタの一つです。
チーマディラーパの一大生産地は、プーリア州。
この野菜が手に入ったら、まずはこんなプーリアのご当地パスタというのはいかがでしょうか?
チーマ・ディ・ラーパとアンチョビのオレッキエッテの作り方(基本のレシピ)
まずは、イタリアでのスタンダードな作り方を紹介します。チーマディラーパを茹でてから、さっと炒めるだけなのでとても簡単ですよ!
材料 (2人分)
- オレキエッテ(生) 250g (乾パスタなら180g)
- チーマディラーパ 正味250-300g
- アンチョビ 20g
- ニンニク 2片
- 唐辛子 少々
- EVオリーブオイル 適量
- 塩 適量
作り方
1)チーマディラーパは固い茎を取り除き、2-3㎝程度に切って水洗いする。
2)フライパンにたっぷりのオリーブオイル、アンチョビ、スライスしたニンニク、唐辛子を入れる。
弱火でアンチョビを崩しながら温め、ニンニクの香りが出てら、ニンニクを取り除く。
※ニンニクはみじん切りにしてそのまま残してもいいです。その場合は、にんにく1片で。イタリアではこうして香りだけつけて、実際はニンニクを食べない人も多いんですよ。
3)沸騰した湯に塩を加え、まずはパスタから茹でる。パスタの湯で時間残り3分ほどになったらチーマディラーパを加えてパスタと一緒に茹でる。
4)パスタとチーマが茹で上がったら、湯を切りフライパンに移す。
ゆで汁少々も加えてフライパンをあおりながらよく混ぜたら出来上がり!
仕上げに、リコッタサラータやペコリーノをすりおろしても美味しいですよ!
チーマ・ディ・ラーパとアンチョビのオレッキエッテの作り方(炒め煮するレシピ)
チーマディラーパの色が深緑に変わるまで、しっかりと煮るのがポイント!
アクセントにドライトマト、風味付けにパプリカパウダーを少々加えます。
材料 (2人分)
- オレッキエッテ(生) 250g (乾パスタなら180g)
- チーマ・ディ・ラーパ 正味250-300g
- アンチョビ 20g
- ドライトマト 30g
- パプリカパウダー(あれば) 小さじ1
- ニンニク 1片
- リコッタ・サラータ 少々(仕上げ用にお好みで)
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
(下準備)
- チーマ・ディ・ラーパは洗って1㎝弱に切る。
- ニンニクはみじん切りに、ドライトマトも1㎝程度に切る。
1)フライパンにオリーブオイル、アンチョビ、ドライトマト、ニンニクを入れてしんなりするまで炒める。※アンチョビから塩分が出るので塩は加えない。
2)パプリカパウダーを加えてフライパンに蓋をして20分ほどチーマ・ディ・ラーパが深緑色になるまで煮る。
3)沸騰した湯に塩を加えてパスタを茹でる。茹で上がったら湯を切ってフライパンに移し、チーマ・ディ・ラーパと和えて出来上がり。