チーマ・ディ・ラーパとアンチョビのオレッキエッテ

冬の代表的なイタリア野菜の一つ、チーマ・ディ・ラーパ。
チーマ・ディ・ラーパとはカブの菜の花のことでイタリアでは秋から春にかけて出回るとてもポピュラーな野菜。日本の菜の花よりも少し酸味と苦みがありイタリアではいろいろな料理に使われる。

そしてチーマ・ディ・ラーパの代表的な料理と言えばこの南イタリア、プーリア州の郷土料理、チーマ・ディ・ラーパのオレッキエッテ。
オレッキエッテとは ”小さな耳” という意味のパスタ。確かに耳の形に見えなくもない。

この料理、チーマ・ディ・ラーパの次に欠かせないのがアンチョビ。アンチョビとチーマ・ディ・ラーパの香りというのはとても相性がいい。この二つの材料だけでもとっても美味しいけれど手元にあれば、これにドライトマトも加えることでさらに美味しさが増す。
そして隠し味に少しだけ加えるパプリカパウダー。
ちょっと意外に思うかもしれないけれど乾燥パプリカは南イタリアではよく使われる材料で風味をぐんと増してくれる。
このパスタ、作り方はとても簡単だけれど一つポイントをあげるとすれば、チーマ・ディ・ラーパを色が深緑色に変わるまでしっかりと煮ること。
そして仕上げにリコッタ・サラータという塩味と酸味の効いたチーズを削り下ろして食べるのがイタリアでの定番だ。
イタリアでのチーマ・ディ・ラーパの一大生産地はプーリア州。
この野菜が手に入ったらまずはこんなプーリアのご当地パスタというのはいかがでしょうか?
ingredients (2人分)
- オレッキエッテ(生) 250g (乾パスタなら180g)
- チーマ・ディ・ラーパ 400g
- アンチョビ 30g
- ドライトマト 30g
- パプリカパウダー(あれば) 小さじ1
- ニンニク 1片
- リコッタ・サラータ 少々(仕上げ用にお好みで)
- EVオリーブオイル
- 塩
how to cook
(下準備)
- チーマ・ディ・ラーパは洗って1㎝弱に切る。
- ニンニクはみじん切りに、ドライトマトも1㎝程度に切る。


