太陽の降り注ぐ夏も去り、秋になるとこういう一品が食べたくなる。
今日の一皿はサルシッチャとサフランのリゾット。
サルシッチャとはイタリアのソーセージのことでそのまま焼いたり、煮込んだり、またはこうしてリゾットに使ったりもするんです。
このサフランとサルシッチャのリゾットは北イタリアのロンバルディア州にあるモンザという街の郷土料理であるリゾット・アッラ・モンゼーゼ(risotto alla monzese)からインスピレーションを受けて作ったもの。
本当のリゾット・アッラ・モンゼーゼにはサルシッチャ・ルガーネガ(salsiccia luganega)というチーズ(グラーナ・パダーノ)、ワイン、ブロードなどが入っているロンバルディア州のサルシッチャを使うのだけれど、今回はこれが手元に無かったので普通のサルシッチャで代用。
それでもサフランの香りとサルシッチャというのはやはり相性抜群。
グッと冷え込んだ初秋の週末。
こんなリゾットと赤ワインでゆったりランチを楽しんだ我が家でした。
サルシッチャとサフランのリゾットの作り方
材料 (4人分)
- カルナローリ米 350g
- サルシッチャ 300g
- サフランパウダー 一つまみ
- 玉ねぎ 小1個
- バター 50g
- 白ワイン 30ml
- ブイヨン 1.5l (私達は野菜のブイヨンを使いましたが肉のブイヨンでも美味しいです)
- グラーナ・パダーノ 少々(or パルミジャーノ)
- 塩 少々
作り方
1)みじん切りにした玉ねぎをバターと弱火で玉ねぎに透明感が出るまで炒める。
2)皮をむいて細かくちぎったサルシッチャを加え、軽く炒める。
3)白ワインを加えて強火でアルコールを飛ばす。
4)お米を加えて軽く炒める。こうしてお米を炒めることでお米が崩れたり、べたりとくっつくのを防ぎます。※リゾットの場合、お米は基本的に洗わずに加えます。その理由は表面のでんぷん質を残してクリーミーに仕上げるため。リゾットの理想的な仕上がりはクリーミーでありながらお米の粒同士が団子状にならずにきちんと離れている状態です。
5)ブイヨンの⅓ほどを加え、中火で軽く混ぜながら煮る。サフランパウダーも加え、残りのブイヨンを2-3回に分けて加えながら煮る。途中で焦げ付かないように軽く混ぜる。
6)軽くブイヨンの水分が残り、お米がアルデンテになった状態でバターを加えて木べらで混ぜる。火を止めてグラーナ・パダーノを削り下ろしてひと混ぜしたら出来上がり!
顆粒コンソメ(ブイヨン)は手軽ですが、どうしても本格的な味は出せません。ちゃんとしたリゾットを作るならブイヨンも手づくりするのがおすすめ。本格的な肉のブイヨン、簡単に出来る野菜のブイヨンの作り方はブイヨン(ブロード)の作り方と保存方法のページにあります。野菜のブイヨンって実はとっても手軽に出来ちゃうんですよ!
大量に作って保存も出来るのでこれを機に一度手作りに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。