今日のランチはピンクアスパラガスを使ったスープ。スープと言ってもファッロ(farro)という古代小麦を使うので “食べるスープ” 。
このファッロ、他の小麦に比べてグルテンの含有量が低く、食物繊維やビタミンB群を豊富に含むヘルシーフードなんです。
現在主流の小麦は、ほとんどが品種改良されたものに対してこのファッロは、古代小麦の名前からも想像出来るように品種改良されていないまさしく “古代のままの小麦”。農薬や化学肥料を使わなくても育つ強い小麦なのでビオ素材としても知られます。素朴な味とムチっとした食感が美味しい麦です。
ちなみに、イタリア語で小麦粉のことをファリーナ(farina)といいますが、これはこのファッロ(farro)から来ているんですよ。
ファッロの前置きが長くなったけれど、このスープの主役はピンクアスパラガス(ピンクアスパラガスについて詳しくはこちら)。
ピンクアスパラガスは先日、このピンクアスパラガスの生産地として知られるイタリアのメッザーゴ(Mezzago)という街へ行ったときに手に入れたもの。
そこで食べたスープを再現したというわけ。
スープのベースとなるブロード(ブイヨン)は今回は野菜のブロードを作ったけれどもちろん肉のブロードでも美味しいです。あっさりと軽めにしたければ野菜、しっかりとした深みが欲しければ肉のブロード、と好みによって使い分ければOK。
ピンクアスパラガスはなかなか手に入らないアスパラだと思うのでホワイトアスパラガスで作ってもOK。
ヘルシーで美味しいこのアスパラとファッロのスープ。
デトックスしたいな、という気分の時にピッタリかもしれない。
でも、ヘルシーとか美容とか、そういうことを除いてもとっても素朴でほっとする美味しさのスープですよ。
材料 (2-3人分)
- ピンクorホワイトアスパラガス 400g
- ファッロ 150g
- ブイヨン 1.5ℓ (ブイヨンの作り方はこちら)
- 人参 1本
- 玉ねぎ ¹⁄3個
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
- アスパラガスは下の固い部分を切り落とし先端から5㎝ほどから皮をピーラーで剥き1㎝ほどに切る。先端と茎の部分を分けておく。玉ねぎ、人参はみじん切りにする。ファッロは水で軽く洗い水を切っておく。
- ブイヨンに玉ねぎと人参、アスパラの茎の部分を入れて10分ほど煮る。
- ファッロと塩、オリーブオイル少々を加えて更に30-40分ほど煮る。※ファッロのタイプによって調理時間は少々異なります。
- アスパラガスの先端部分を加えて更に5分ほど煮たら出来上がり。お好みで仕上げにさらにオリーブオイルをたらしても。